ピアノを習っている人なら誰もが憧れるショパンの曲!
わたしもピアノを習い始めていろいろな曲を聴いていくうちに「いつかショパンの曲を弾いてみたいなぁ~」と思うようになりました。

そんな人におすすめな曲はショパンのエチュード!
難しい曲が多いといわれているショパンですがまず何からやろうと悩んでいる人はエチュード(練習曲)から導入してみましょう。

ショパンのエチュードはop.10とop.25の2つから成り立っていて、それぞれに12ずつの小曲がはいっています!
《黒鍵》はop.10の中の5番目の曲にあたります!
エチュードの中でも比較的弾きやすいといわれている曲なので、初めてのエチュードにはとってもおすすめの一曲ですよ。

参考までに、、、教則本でツェルニー30後半以降の方でしたら挑戦できるくらいの難易度になっています!


参考映像はこちら


ショパンエチュードは他の練習曲とは一味ちがう?!

「ピアノの詩人」といわれているショパン。
ピアノのための曲を200曲以上残していることもあって、ピアノの良さを最大限に生かして作られている曲ばかりですね。

その中でも「エチュード」というのは、ピアノの技術をより磨くことを目的として書かれているものなんです。

でもみなさん!
「エチュード=練習曲」といっているものの、ツェルニーなどの練習曲と違いませんか!?
表現力や音楽的にうたう部分もあって「練習曲」とはいっているものの、一つ一つの曲が美しいものばかり。

わたしも、ピアノの教室に習いに行く時は、ほかの練習曲は一回で丸をもらえていたものの、ショパンのエチュードは仕上がりに2か月ほどの期間を要していました!
長い!大変!難しい!
の三拍子ですよ(笑)
でも、その分やりがいがあってすごく勉強になりました!

エチュードといっても、一つの立派な曲として考えるのが良いイメージかもしれませんよ。

黒鍵という名の通り!


写真を見てください!
溜息を出したくなるような調号ですよね、、、
「黒鍵という名の通りだからしょうがないか」と割り切って譜読みをがんばりましょう!

フラット6個でF(ファ)の音以外はすべてフラットがついています。
変ト長調です。(あまり聞き慣れないですよね。)

さて、まずは譜読みをしていくわけですが、大切なのは譜読みをしっかり丁寧におこなってミスをなくす、ということです。
そして何より指番号を楽譜通りにやることが早く譜読みが終わる近道になるでしょう。

決め手は右手?それとも左手?


楽譜を見てみるとまず思うことは「あぁ、、、右手が難しそうだ。」と思うのではないでしょうか。
その通りです。
しっかりと練習しなければならないのは間違いなく右。
なのですが!
実はこの曲でキーを握るのは左手なんです。
というのも、この曲のリズムを刻むのは左手!

左手が崩れてしまうと曲全体が崩れていってしまうので注意です!
逆に、少しくらい右手がもつれてしまっても左手がきちんと弾けていれば大丈夫です。
左手はスタッカートになったり、スラーがかかったりしています。


これらの違いを決して見逃してはなりません。

スタッカートの部分は、軽やかに軽快に、スラーの部分は美しく流れるように。
この左手の違いを出すだけでグッと曲にメリハリがついてきますよ!

テンポをあげるには、、、?

まずは必ずゆっくりなテンポでやりましょう!
♩=116くらいが仕上がりのテンポになりますが、いきなりこんな速いテンポでやるのは難しいですね。

はじめは♩をひとつとしてとるのではなく、♪をひとつとしてとるのがおすすめ!
メトロノームとお友達になるようにずっとメトロノームをつけていてくださいね。
最初は♪=65くらいからはじめてみて下さい。
あ、もちろん片手ずつからですよ。


左手はそんなに苦戦しないと思うのでおもに右手です!
♪=65から徐々にテンポをあげていきましょう。
だいたい5くらいずつあげていくのがいいですよ。
♪=130くらいまでテンポがあがってきたら、今度は♩=65でやってみてください!
もし苦しく感じたら、♪をひとつとしてとる方法に戻っても構いませんよ。


地道な練習になりますが、これができるようになればゴールは目の前です!
頑張ってください!

まとめ

いろいろとお話してきましたが、このエチュードで大切なことはおもに二つ。

①左手のスタッカートやスラーを見落とさずにしっかりリズムを刻むこと
②右手はひたすらメトロノームできちんと弾けるようにすること


とっても華やかで舞台映えもする曲です!
指の練習にもなるので練習してぜひレパートリーの一つにしてくださいね!


「黒鍵のエチュードOp.10-5」の無料楽譜
  • IMSLP(楽譜リンク
    本記事はこの楽譜を用いて作成しました。1879年にブライトコプフ・ウント・ヘルテル社から出版された楽譜です。Op.10全12曲が収録されており、Op.10-5は17ページからです。
  • Mutopia Project(楽譜リンク
    最近整形されたきれいな楽譜です。Op.10-5のみ収録されています。


 ピアノ曲の記事一覧