今回は「ピアノ弾ける人、または楽器が演奏できる人あるある」という軽めのテーマで書いていきたいと思いますので、楽しんで頂けると嬉しいです♪

私は音高→音大と進んでおり、母も同じ音大出身なので、周りの人が音楽をしている人がとても多いです。親友も音高時代からの付き合いなので、周りは音楽関係の人しかいないと言っても過言ではない状態です。

このような状態なので、私が感じていることは周りの人達もだいたい同じように感じていて、しっかり説明しなくても、ありがたいことに分かってくれることがとても多いです。

その為、これが当たり前でみんなそういうものだと思っていました。しかし、楽器を演奏しない方といろいろお話しをしていると音に対する感じ方が私と全然違うことに気づきました!

この感じ方の違いは多分、ピアノを弾いているか、弾いていないかではなく、楽器を演奏するか、しないかなのではないかなぁ~と思います。

今回はピアノを弾いている人、楽器を演奏している人がどういう感覚を持っているのかということを書いてみたいと思います♪

■ 目次

音に敏感な人が多い!


音楽をやっている人は「音」に敏感だと思います。これはピアノという楽器に限ったことではないと思います!

いろんな音がドレミで聴こえるというのをよく聞くと思うのですが、アレは本当です♪もっと正確に言うと聴こえた音を瞬時にドレミに置き換えて、言い換えることができるということです!

私の場合は、コップなどを叩かれて「これ何の音?」と言われてもわかりません(笑)ちゃんと音として認識できるもの以外はただの雑音にしか聞こえません。

このような些細な音もドレミで聴こえる人が中にはいるようですよ!全ての生活音がドレミで聴こえてしまうとそれはそれで大変みたいですけどね…。

聴こえた音は再現したくなって、ドレミに変換して口ずさんでしまいます。そしてちゃんと正解しているか鍵盤で確かめたくなります。←これあるあるですよね??私だけ?(笑)

みんなが1度は聞いたことのあるベタな音で言うと
救急車→シーソーシーソー
スマホの緊急速報音→ソレソシレ―

このような日常生活の中で聞こえてくる音がいちいち気になるんですよ。

他にもJRなど電車のホームで流れる到着の時に流れるメロディーや発車の時のメロディー、スーパーなどの店内で流れる音などは気づいたら口ずさんでいます。
(かなりやばい人ですね(笑) 人に聞かれていたら恥ずかしい…。気をつけよう…。)

ドラマや映画の中で流れている音楽もすごく耳につきます。特にクラシック音楽やピアノの音が流れると、内容が頭に入って来ない程、耳と思考を音楽に全て持って行かれます。

最近のドラマだと「ミステリと言う勿れ」はクラシック音楽がたくさん使われていて、ピアノ曲も多く使われていました。1つの曲が長く使われるのではなく、ワンフレーズだけ流れて次の曲へと流れていく感じだったので、なかなか内容が入って来ませんでした…。

バラエティー番組などでは効果音がよく使われますが、あの効果音もかなり耳についてしまって、あの音で笑ってしまうことが多いです。

このように音という音に敏感になりがちな人が多いと思います!私は楽器を演奏する人のあるあるだと思っているのですが、いかがですか??

楽器を演奏する人が皆さん言っていることを1つ思い出しました!それは何かというと…

自分が演奏する楽器の音はメインで鳴っていなくても、浮かび上がるようにはっきり聴こえてくる!ということです。

ピアノコンチェルトはピアノがメインになるので、ピアノの音がしっかり聴こえるのは当たり前ですが、たまにオーケストラの中の一部の楽器としてピアノが参加することがあります。

そのような場合、ピアノはだいたい端の方に追いやられていて、ソロパートがあったり、目立ったメロディーを弾いたりというよりは、低音の伴奏パートの補助的な役割であったり、効果音の役割であったり、リズムパートの補強の役割であったりと、陰で支えるという感じの場合が多いと思います。それでもピアノの音ははっきり聴こえるんですよ。

不思議ですよね~。

他の楽器奏者の方達もみんなそうみたいで、どんなに小さな音で目立たない感じだったとしても、自分の演奏する楽器の音はすごく耳につくようです。

楽器を演奏する人たちのあるあるばかりになってしまっているので、ピアノ弾きあるあるも考えてみたいと思います。

【私が思うピアノ弾きあるある】
・爪の長さには気をつかう、白い部分がないくらい深爪
→鍵盤に爪が当たるとカツカツ鳴って嫌だから(でも楽器奏者はだいたい爪短いかも…)

・音を思い浮かべる時は指を動かしてしまう
→指を動かすから音が鳴るのかなぁ?その辺はよくわかりません(笑)

・パソコンのキーボードやレジを打つ音が強め
→昔、アルバイトをしていたときに気づいたのですが、周りの人よりもキーボードを打つ音が大きくて、うるさかったです…。怒っているのかと思ったと言われたことがありました(笑)怒ってないですよ!ちょっと打鍵が強めなだけです!!

レジ打ちの時は人差し指だけなど、1本だけ使うのではなく、指をフルに使っていました。利き手の右手だけではなく、左手も使っていました。そのため結構速く打てていたと思います!

他にはどんなあるあるがあるんだろう??私はこのくらいしか思いつきませんでしたが、皆さんもピアノ弾きあるある探してみて下さいね♪

知らない音楽でもリズムに乗れて、メロディーを予想できる


音の他にもリズムにも敏感だと思います。知らない音楽でも少し曲を聴くとリズムパターンがだいたい分かるので、すぐにリズム乗ることができます。これもピアノ弾きだけでなく、楽器を演奏している人あるあるだと思います。

楽器を演奏する時に大切なのは、一定のテンポをキープしながら演奏することだと思います。(rit.
や途中に速度の変更などの指示がない限り。)クラシックの場合はテンポを揺らすことに寛容だと思いますが、ポップスはテンポキープが絶対だと思います。

ジャンルによって多少違いはあるのかもしれませんが、基本的には一定のテンポの中に重い拍と軽い拍を作ることで拍子を作り出し、そしてそこにいろんなリズムを乗っけています。

リズムをただ平坦に演奏するのではなく、1つのリズムの中でも、重みのかかる部分と重みのかからない軽い部分など、違いをつけることで動きが生まれて来ます。変化のつけ方はこれだけではありませんが、このようなとても些細なことの積み重ねが大きな波のようになっていくのだと思います。

1つ1つの部分だけだと細かすぎてそれ程違いは分からないかもしれませんが、全体に広がって1つの曲となった時に、全く違う印象を与えます。音楽が生き生きとしているように聴こえるのです。

このような自然と体でリズムを取ってしまうような、ノリの良いものを「グルーヴ」と呼んでいるのだと私は思っています。(合っているかな?(笑))

音楽をやっている人、楽器を演奏している人はこの「リズムに乗ると楽しい!」ということを感覚的によく理解している人達だと思います。

いろんな曲を演奏したり、様々なジャンルの音楽を聴いたりすることで、いろんな音やメロディー、リズムに日常的に触れているので、知らない曲であっても敏感に感じ取ることができるのではないかなぁと思います。

このように日常的にいろんな音楽に触れていると、知らない曲であってもメロディーラインが予想できるようになってきます。次の音の流れはだいたいこんな感じか、またはこんな感じだろうなというように予想できるようになります。

米津玄師さんやKing Gnuの曲などは予想していないところに音が進んで行くことが多く、しかも最近の曲はテンポの速いものが割と多いので、予想するのも難しい部分があるのですが、そのような曲に出会うと「わ~。また不思議な曲が現れた!!」と何回も聴きなおしてしまいます。

気になったらある程度、自分の中で消化できるまで何回も何回も聴くというのも、あるあるだと思うのですが、皆さんはどうですか??

曲を耳にすると分析を始めてしまう


先程書いたメロディーラインがだいたい予想できるという話と少しかぶる内容になるのですが、曲を聴くとどのような構成でできているのかを感じながら聴いてしまいます。

私の場合、歌詞はほとんど頭に残りません。歌詞よりも構成などを重視して聴いているからなのか、歌詞は断片的にしか入ってこず、歌詞をしっかり覚えようと思わない限り、記憶には残りません。

クラシックに限らず、音楽には構成があります。1つのパートがずっと続くというのではなく、少しタイプの違うパートがいくつか組み合わさって曲ができています。

まずはその曲の構成を聴いて理解しようとします。全体の枠組みから把握するという感じですね。

曲を聴くと頭の中で勝手にこのような分析が始まってしまうので、何にも考えずに心の底から音楽を楽しむということができないんですよね。(と言っても別にすごく考え込んでいるわけではなく、私の場合は、ふわ~っとした何となくの感じですけどね。)

これも音楽やっている人あるあるだと思います!

構成が見えて来たら、メロディーに対してコードはどうなっているのかなどが気になって、そこを注目して聴くようになってきます。

ピアノのようにメロディーも伴奏も1人で出来る楽器や無伴奏の楽曲があるような楽器でない限り、たいていのものはいろんな楽器がいくつか入っていて、合奏しているものが多いと思います。

このような曲の場合、いろんな音が重なって出来ていて、メインとなるボーカルや楽器の音以外は音がしぼってある場合が多いと思います。

何度も何度も聴いていると初めは聴こえなかった音がだんだん聴こえるようになってきます。色んな楽器の音がパートごとに聴こえるようになってきて、後ろに隠れていたハズの音が浮かび上がってくるように聴こえてくる瞬間があります。同じものを聴いているハズなのに、違った聴こえ方になるので、とても面白いです♪

最初はよくわからなくても何度も繰り返していると理解出来てくるということもあるので、何事もすぐに諦めないでしばらく続けてみるということが大事なことなんだろうなと思います!

楽器の演奏はすぐに上達するというものではないので、根気強く続けることが大切です!!

日常における手の使い方について


私のピアノ教室に習いに来て下さっている、大人になってからピアノを始められた生徒さんとお話しをしていると、いろんな発見があって面白いです。

その方は利き手が右手で、左手がとても動かしにくいと言われるのです。利き手ではない方の指は利き手に比べると動かしにくいというのは、誰でもあることなのですが、その方はかなり差がありました。

詳しくお話を聞いていると日常生活のほとんどのことを右手でこなしていて、左手は右手の補助や支えとしてしか使っていないということが分かりました。

「え!?左手はほとんど使わないんですか?」と思わず言ってしまいました(笑)私も利き手は右手ですが、左手を結構使っているので、驚きました!

多分私だけではなく、ピアノを弾く人や楽器を演奏する人は利き手ではない方の手もよく使っていて、指先もよく使っているのではないかと思います。

私の場合で言うと、鉛筆や箸、ハサミや包丁は利き手の右手です。

左手ですることは色々あって、日常的なことだと歯ブラシを持つのは左手です。他にもバドミントンや卓球のラケット(卓球は右手でも違和感なくできる)、バレーボールのサーブは左手を使っています。

パッと思いついたものはこのくらいなのですが、まだあるかも。スポーツは結構、左手でやっている感じなのかな。どうしてこうなったのかはよくわかりません…。

物を取る時なども利き手の右手で取ると大人の生徒さんは言っていらっしゃいました。私はどちらの手と決まっていなくて、その物に近い方の手で取っている気がします。

私は右手で鉛筆を持ちながら、左手で消しゴムを持って消すということに違和感がありません。右手で消しゴムを持って消すこともあれば、左手で消しゴムを持って消すこともあるので、どちらの手でするかが決まっていないものが私の場合、実は多いのかもしれません。

日常生活でどのくらい右手と左手を使うのか改めて観察してみると…

・ドライヤー→途中で持ち変えていたので、両手を使っていました。
(どちらかがやりにくいという違和感は全くなし。)
・日焼け止めなどを塗る時→右の手のひらに少量出して、左手で塗っていました。右手は全体に馴染ませる時に押さえる程度しか使っていませんでした。
・アイロン→途中で持ち変えていたので、ドライヤーと同じくこれも両手を使っていました。

このようなことがわかりました。

鉛筆や箸は利き手の右手でしか持たないので、右手の方が出番は多いのですが、左手も結構使っていることがわかりました!

両利きとまではいきませんが、割と左手も使って生活しているので、ほぼ右手しか使わないと言われて驚きましたね。

ピアノを弾いていると右手と同じように左手もよく動かすので、その影響で左手もよく使っているのかなぁと思っているのですが、いかがですか?ピアノ弾きの皆さんは利き手ではない方の手もよく使いますよね??

自分だけではよくわからないことばかりなので、アンケートを取りたい気分です(笑)

自分の中では当たり前のことが、人から見ると当たり前ではないということもありますし、別の人から見てもやっぱりそれが当たり前だったということもあるでしょうから、いろんな意見を聞いてみないと分からないですね。

今回はピアノを弾ける人、楽器を演奏できる人のあるあるについて書いて来ましたが、いかがだったでしょうか?この記事が自分のことを見つめなおすきっかけになってくれると嬉しいです♪

最後までお付き合い頂きありがとうございました!

まとめ

◆ピアノ弾きや楽器を演奏する人は音とリズムに敏感
◆曲を聴く時は構成など注意深く聴いてしまう



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