ついに「ブルグミュラー」25の練習曲に入ったあなたへ!一曲目の「すなおな心(正直)」は難しいのかな?どうやって弾けば良い?そんな疑問に答えます。

いつかはこの曲を弾いてみたい!ブルグミュラーまでいってみたい!という方も、今練習しているけど、どうも上手く弾けない…という方も、ぜひこの記事を読んで参考にしてみてくださいね!

ブルグミュラー 25の練習曲より「すなおな心」



ブルグミュラーは、ドイツ出身の有名な作曲家で、ピアノの練習者用の作品を多く残しています。この「ブルグミュラー25の練習曲」はその中でもとても有名な練習曲集で、初心者にとって登竜門といっても過言ではないですね。みなさんも、この中に必ず一度は聴いたことのある曲があるはずです。

ピアノを習っている人や、そうでない人も、この曲って、小学校の音楽の時間にピアノで遊ぶ時に弾いたりしているイメージ、ないですか?(笑)

この「すなおな心」は、そんな、子ども達にも有名なブルグミュラー25の練習曲の一曲目になります。はっきりいってそんなに目立つ曲ではありませんが、みんな「ブルグミュラーに入った!」「これからがんばるぞ!」と喜び、意気込んでいる時に練習する曲ですね。

これを書いている筆者も、20年近くも前のことですが、その時のうれしさはよく覚えています。また、この曲の先にはどんな曲があるんだろうと、新品の楽譜をぺらぺらめくりながら想像したりしました。もちろん、当時はパッと見ただけでどんな曲か、どんなふうに弾く曲かなんて分からないんですけどね(笑)

またそれが、好奇心とワクワク感につながっていた気もします。

話がそれましたが、そんな重要な一曲目、曲名は「すなおな心」ということですが、みなさんはどんなイメージを持ちますか?

子どもだったら、親に言われたことをすなおに聞く、というようなイメージかな?自分なりの「すなおな心」はどんなものか、考えてみるのもおもしろいですね。ちなみに、この曲は、楽譜によっては「正直」と訳されている場合もあります。

「すなおな心」の難易度は?

「すなおな心」は、それまでバイエルなどをやってきた人にとっては、たしかに難しく聞こえ、楽譜も複雑そうに見えるかもしれませんが、ブルグミュラー25の練習曲の中では、圧倒的に弾きやすい曲になっています。

やはり、作曲者のブルグミュラーも、学習者用の練習曲をたくさん作っているとあって、初心者の気持ちをしっかり分かって作っています。はじめから難しすぎないように、よく考えて作られているので、安心してくださいね!

弾き方のコツ

(動画0:02〜)

はじめのこの部分はこんな感じの譜面になります。まず、しっかり指遣いがふってあるので、まずは正しくその指で弾けるように、練習しましょう。

というのも、指遣いというのは、一番楽に、一番きれいにその部分を弾けるようにつけられているものなんですね。
そして今までも習ってきた人も多いかもしれませんが、まずは楽譜の指示通りに弾くというのが鉄則です。

特にブルグミュラーさんは学習者の立場に立って練習曲を作っているので、それに従わない手はないですからね!指遣い・スラー・ピアノやフォルテなどの強弱記号はどれもひとつひとつ確認して、すぐにはその通り弾けなくても大丈夫なので、まずは「素直に」弾いてみるのがおすすめ!

また、この曲はハ長調、つまり楽譜のはじめにシャープやフラットが何もついていないことがわかります。初心者にとってとってもありがたいところですね!

速さはテンポ126〜138程度と記載してある楽譜が多いようです。発表会や、音楽室などで、友だちが弾いているのを聴いたことがあるという人は、おそらくそのイメージよりは少し速いのが完成形になります。

とはいえ、最初は正しくきれいに弾くことが先決なので、動画のようなすらすらと弾いているものは、あくまで最終的なゴールとして考えておくと良いと思います。

それから、この曲のいちばん大事なところは、スラーできれいに音をつなげるということです。出だしだと、「ソ・ミ・レ・ド」と切っていてはいけないですね。すなおーな感じが出るよう、なめらかに、すんなりと音をつなげていきましょう。

この部分では左手は「ドミソ」の和音を弾いたまま動かないので、まず和音の手の形を覚えたら、何も考えなくても音を出せるようにしておいて、その音をのばしている間は右手の動きに集中できるようにすると良いですね!

(動画0:30〜)

ここでは、両手が反対の動きをします。左右の音のタイミングがずれないように、かつ両方ともなめらかにスラーで弾けるとベストですね!反対の動きをしているということを、意識できたらより良いです!

(動画0:37〜)

真ん中のあたりではこのように少し難しい音が出てきます。ハ長調(シャープやフラットが何もつかない)なのにこんなふうにフラットやシャープが出てくるところは、少し「何かある」ところが多いんですよ。

ここでは、今まですんなりいっていた素直な音楽に、少し疑いを持つとでも思っておきましょうか。実際に弾いてみる・聴いてみるとこの感じが分かってもらえると思います。

また、ここでは、右手の音が二声になっています。二声というのは、簡単に言うとメロディー、旋律が二つあるということです。ここでは一小節だけなので、さらっとこういうものもあるのかーと思ってもらえれば良いですが、上の「ソーファー」は一番上のメロディーとして、「ミレド、ミレド」は内声(中にあるメロディ)として、意識的に弾き分けられるととっても良いですね!

(動画0:59〜)

さあ、そしてここではさっきまでのことが解決します。この曲で一番の盛り上がりを見せましょう。「疑念が晴れた」という感じでしょうかね(笑)

(動画1:03〜)

終わりに向かいます。ここでも少し暗い音が入ってきますが、最後は本当におだやかに、明るい音で終わります。二回、念押しで左手のフレーズがありますね。「素直だよ。本当に、本当に。」といった感じでしょうか。

「すなおな心」が弾けると?

「すなおな心」は、ブルグミュラーの中では易しいですが、しっかりと発表会映えしてくれます。この曲は知っている人も多いのも良いですよね!

また、この曲は本格的なピアノ曲への入り口の、最初の曲といえますね。そして分かりやすいのできっとブルグミュラー楽しい!って思ってもらえるはず…!

このあとブルグミュラーをやっていく人は、これから24曲もあり、技術的には難しくなっていきますが、どれもこの曲のようにタイトルとぴったり合った曲の感じが面白いですよ!これからの曲も楽しみにして、練習していくと良いですね!

まとめ

ドイツ出身のブルグミュラーの一番有名な「25の練習曲」の中の一曲目が「すなおな心」です。この曲集の中では圧倒的にレベルは低めではありますが、きれいに弾けると発表会映えもする、みんなが知ってる曲です。

とっても弾きやすいように作られているので、右手のスラーをなめらかに弾き、とにかく文字通り素直に楽譜の指遣いや表示に従って弾いていくのがポイント!これが弾けると、これからブルグミュラーを進めていくのが楽しみになりますよ!


「素直な心」の無料楽譜
  • IMSLP(楽譜リンク
    本記事はこの楽譜を用いて作成しました。1903年にペータース社から出版された楽譜です。「25の練習曲」全曲が収録されており、第1番「すなおな心」は4ページになります。

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