「ブルグミュラー」25の練習曲の中の「進歩」。難しいのかな?どうやって弾けば良い?そんな方はぜひこの記事を読んで参考にしてみてください。

楽譜を見たことがある方は、なんだか音符が細かい!と思っているかもしれません。確かに今までよりも細かい音符が使われていて、なんだかやけに難しそうに見えるかもしれません。でもコツをおさえれば大丈夫。

「ブルグミュラー」25の練習曲より「進歩(前進)」



「ブルグミュラー」は、ドイツ出身の有名な作曲家で、ピアノの練習者用の作品がたくさんあります。この「ブルグミュラー25の練習曲」はその中でもとても有名な練習曲集で、ほとんどの初心者が通る道といっても過言ではないですね。

みなさんも、この中に必ず一度は聴いたことのある曲があるはずです。ピアノを習っている人や、そうでない人も、小学校の音楽の時間にピアノで遊ぶ時に弾いたりしているイメージもあったりします(笑)

この「進歩」は、そんな子ども達にも有名なブルグミュラー25の練習曲の6曲目です。

この曲集の中では、とってもキャッチーな曲というわけではないものの、「進歩(前進)」という漠然としたイメージを、ピアノでよく表している曲で、楽譜にもそれが現れています。今までは音符を追うのだけで必死だった人も、ここではそのイメージをもとに弾いてみるという良い練習になりますよ!

ちなみに、この曲は楽譜によっては「前進」と訳されている場合もあります。

難易度は?

この曲は、そこまで複雑な曲だというわけではないのですが、地味に難しい曲になります(笑)

スケール(ドレミファソラシドの音階)がきれいに、速く、簡単に弾けるよ!って人であれば、そんなに難しくないですが、まあスケールは苦手意識を持っている人が多いので、なかなか苦戦するかもしれません。

弾き方のコツ


まずは冒頭、一番難しいのがこのフレーズの指遣いに慣れることです。「ドレミファソラシド」の音階は、右手だと「ドレミ」のあとに指をくぐらせますが、左手では「ドレミファソ」まで弾いてから指をくぐらせますね。

別々であればできるという人も、これが同時になると、頭がごちゃごちゃになりがちです。私もいまだに苦手な動きです…。なので、まずはこの音階の練習をしていきましょう。ハノンのスケールなどをやってみるのもおすすめ。(結構難しいですが)


この部分(動画0:06〜)では右手が何かを喋り、左手がまたそれに応答するという、会話だと思ってスタッカートの部分を弾きましょう。スタッカートはかろやかに、重くならないように弾けると良いですね!


(動画0:15〜)ここでは両手で音階を同時に弾きますが、右手は上に上がる形、左手は下に下がる形になっています。開いていっている形(<)が、楽譜の見た目からも分かりやすいですね。

そして、これは弾くのは難しいと思いきや、指遣いが簡単です。というのも、両手の指をくぐらせるタイミングが全く一緒だからです。
両手とも、3つ音を弾いて、指をくぐらせましょう。ここではクレッシェンドすることも忘れないようにしてください。


(動画0:41〜)ここでは、まずは音や指遣い、スタッカートやスラーを正しく表記通りに弾けるようになれば十分です。

それができたら、今度は右手の、スタッカートのついている音に注目してください。それらの音だけが動いていっているのがわかりますか?

この音が、実際にはスタッカートなので短く切って弾きますが、雰囲気として、気持ちとしては、「メロディー」になって聞こえるようにしていくと良いですよ!この3小節の間、「ミ」はあくまで裏方です。

スタッカートのついている右手の音、ついていない右手の音、左手の音、で3種類の動きがあると思ってください。これを三声になっていると言ったりもします。

そして、また最初の部分に戻っていくための重要な場所なので、十分クレッシェンドして盛り上げてから、「さーてここの部分も終わり、戻りますよー」というふうに弱くしていって、スムーズに冒頭に戻っていきましょう。

弾けると?

この曲は弾けるようになると、音階がとってもなめらかに弾けるようになります。

このブルグミュラーの中でももちろんたくさんこれから使いますし、その先「ソナチネ」などをやる時にもさらにたくさん出てきます。「ドレミファソラシド」は単純なようで、難しい曲をやる時にもずーっと出てくる、かなり重要な動きなんですよ!

この曲はあまり発表会で弾かれたりするタイプではなく、どちらかというと地味なイメージですが、これが弾けると、地味にスキルが「進歩」するので、ぜひ頑張ってみてください!

まとめ

ブルグミュラー25の練習曲より「進歩」は、決して華やかではなく、地味にスケールが難しい曲になります。これを練習して弾けるようになることで、スケールを弾く基礎的な力が身に付いて、今後もどんなレベルになっても役に立ちます!

スケールの指をくぐらせるタイミングをしっかりと覚えて、両手でも混乱しないようにしていくのが、この曲最大のポイントです!


「進歩」の無料楽譜
  • IMSLP(楽譜リンク
    本記事はこの楽譜を用いて作成しました。1903年にペータース社から出版された楽譜です。「25の練習曲」全曲が収録されており、第6番「進歩」は9ページになります。

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