この曲を聴いていつも思い出すのが、昔近所にあったゲームセンターです。

私が小さいころ、日曜日には父がよくゲームセンターに連れていってくれたのですが、小さいアームでチュッパチャップスやチロルチョコなどのお菓子をすくうゲームがお気に入りでした。

そのゲーム機から流れていたのがこの、「華麗なる大円舞曲」でした。

ゲーム機から流れる音楽は、「華麗なる」と名乗るものとは程遠い少々チープな音でアレンジをされてはいましたが、この曲を聴くといまだにその当時のことが思い出されます。

クラシック音楽は難しそうとか堅苦しいとか、少々敬遠されてしまうところがありますよね。
ピアノを習っていた友達でも、クラシックが好きだという子はあまりいませんでした。

話は変わりますが、先日、結婚式を控えた友人に「お勧めのクラシック音楽教えて!」と頼まれました。
いくつか候補を挙げたのですが、「(ドビュッシーの)亜麻色の髪の乙女なんてどうかな?」と提案すると、「島谷ひとみ?懐かしいね!」と返されました。

そっちじゃない!とは思いましたが・・・。どちらの亜麻色の髪の乙女も良い曲ですよね(笑)

このように、いまだに様々なところでクラシック音楽は使われているということは、やはりクラシック音楽には普遍的な魅力があるということだと思います。

普段クラシックを聴かない人はぜひ、親しみやすい有名な曲からクラシックを聴いてみてはいかがでしょうか?
するとその中から自分で弾いてみたい曲が出てきたり、好きな作曲家ができたりと、ピアノを弾くことがますます楽しくなると思います!



難易度は?

全音ピアノピースでは難易度D(中級上)になっています。
譜読みはそんなに難しくありません。しかし、とにかく曲が長いです!
最後まで集中力が切れないようにしましょう。
また、基礎がしっかりできていないと腕が疲れてきて最終的にばててしまいます。

そういった意味では中級上というのはとても妥当だと思います。

ちなみに私はパデレフスキ版の楽譜を使用しました。
先生曰く、指番号の振り方が一番良いのだとか。
興味のある方はパデレフスキ版の楽譜で弾いてみてください。

1拍目に重心を置いて弾く♪

3拍子のリズムは1拍目に重心がくるようにして弾きます。
そのために1拍目は肩から力を落とすイメージで弾きましょう。

右手の和音は音がずれて鳴らないように、手をしっかり構えて打鍵しましょう。


9小節目右手の伴奏となる2分音符と3拍目の4分音符を最後までよく聞きます。
しかし、あくまでメロディがメインですので、メロディの邪魔をしないように弾きましょう。


21小節目からは新しいメロディの始まりです。
この場面は同じ音が8分音符で連続して出てくることが多いですね。

私の楽譜ではここの8分音符は、22小節目は「3.2.3.2.3.2」つまり、中指・人差し指と交互に弾くように。また、24・26小節目は「3.1.3.1.3.1」つまり中指・親指と交互に弾くように指示されています。

こちらに載せた楽譜や全音の楽譜ではどれも「3.2.1.3.2.1」と指示がされているのですが、弾き方によっては8分音符が3つで1つのセットのように聞こえてしまうため、3拍子のリズムを意識するためには交互に指を変えて弾いた方がよいと思います。

もちろん、弾きやすい弾きにくい等個人差はあると思いますが、私はどっちも弾いてみて、パデレフスキ版の方がよいと思いました。


また、27小節目はパデレフスキ版では右手メロディを「2.3.1.2.3.5」で弾くと指示されているのですが、ここは自分の弾きやすさを優先して「1.3.1.2.3.5」で弾くように変えました。

弾きやすくもなりましたが、先ほどお伝えしたように1拍目に重心を持ってきたかったため、力の入りやすい親指で1拍目を弾くことでそれが実現しやすくなりました。

これが正しいというわけではありませんが、ぜひ参考にしてみてください。


70小節目からまた新しい場面になるのですが、ここは2小節で1つの区切りだということをイメージしていただきたいです。

また、2小節ごとに出てくる8分音符2つと4分音符のラ♭ですが、あくまでおまけということで主張しすぎず、メロディの中に溶け込ませるように弾きます。

私の場合は指は「3.2.1」と弾いていました。


119小節目からは華やかというよりかは力強いメロディです。
右手メロディの休符をしっかり意識しましょう。

特にここはコンアニマがついています。この記号は活き活きと弾く!という意味ですので、堂々とお腹の底から歌うように弾きましょう。


136小節目からは装飾音符が連続でつきますね。
先ほどのコンアニマとは対照的に少し不安なイメージで、そして軽やかに弾きましょう。

装飾音符はあくまで装飾ですので、4分音符を引き立てるおまけという程度で弾きます。


169小節目からはドルチェの記号がついています。この記号はかわいらしく弾くという意味ですので、イメージを切り替えましょう。

また、ここはメロディのレガートが少々複雑になっていますので、注意して弾きます。


233小節目からは1拍目にスフォルツァンドがついて、ますます1拍目を強調する形で弾きます。
ここは指の力だけで弾くのではなく、腹筋を固めるようにお腹から鋭く息を吐き出すイメージで弾いてみるとよいと思います。

また、236小節目の和音は、アルペジオのように崩して弾いてみても良いと思います。


247小節目からは263小節目のフォルテッシモに向けてディミヌエンドとクレッシェンドを繰り返して徐々に盛り上がっていきます。


263小節目のフォルテッシモがこのワルツの頂点だ!という気持ちでわくわく感いっぱいに弾きましょう。


287小節目からラストにかけての8分音符はワルツの終わりを表すかのようにに弾きます。
しかし、不意打ちをするかのように最後の3小節で力強く華やかに終わります。

まとめ

1、ワルツのリズムは1拍目に重心を置いて弾く!
2、長い曲なので最後まで集中力を切らさず弾く!
3、弾きやすく場面にあった指番号を探してみる!

いかがでしたでしょうか?「華麗なる」というタイトル通り、華やかに弾いてみていただきたいと思います!ぜひ挑戦してみてくださいね。


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