手の動きも分かりやすいので、こちらの演奏動画をご紹介します。
作曲はジブリ映画でおなじみの久石譲です。1991年に発売されたアルバム「I am」に収録されており、以前紹介したピアノソロアルバム「Encore(アンコール)」にも再録されています。
曲名の「Silencio de Parc Güell」はシレンシオ・デ・パルク・グエルと読み、日本語に訳すと「グエル公園の静寂」という意味になります。
「Parc(公園)」はカタルーニャ語で、それ以外はスペイン語の曲名になっています(「Parc」はスペイン語では「Parque」)。グエル公園はスペインのカタルーニャ州の州都バルセロナにあるため、カタルーニャ語で呼ばれることが多いようです。
グエル公園は、「自然と芸術が調和する住宅地をつくる」というコンセプトのもと、サグラダ・ファミリアなどの建築で有名なアントニ・ガウディの手により1900年から1914年にかけて建造されました。しかし買い手が付かなかったこともあり工事は中断、その後はバルセロナ市に寄付され、1984年にはユネスコ世界遺産に登録されています。
楽譜はこちらから購入できます。
どちらでも、やりやすい方で弾いてみてくださいね♪
全てのメロディーを小指で弾くわけではないのですが、和音で弾く部分はほとんど小指でメロディーを弾くことになります。
小指を鍛える方法として、ハノンの練習曲をおすすめします。ハノンの練習曲にはそれぞれの曲の最初に鍛えられる指の番号が書いてあるので、5(小指)が書いてある曲を選んで弾いてみましょう。
例えば6番は曲の始めに5と書かれているので小指を鍛えるのに向いている曲です。
練習をしてみて、薬指も鍛える必要があるなと感じたら4(薬指)が書いてある曲も練習してみてください。
「Silencio de Parc Güell」で小指を鍛えるには、一番上の音をわざとものすごく強く弾きます。この時つられて右手の他の指の音も強くなってしまわないように気をつけましょう。
ゆっくり練習して感覚がつかめてきたら、徐々に力を抜いてメロディーと和音のちょうどいい音のバランスを探して弾けるようにしましょう。
なぜなら、メトロノームに合わせたかっちりした演奏だとこの曲の面白みがなくなってしまうからです。よく言われる機械のような演奏になってしまいます。
例えば30~38小節目(動画1:11~1:30)。私は30~34小節目は割とインテンポでスラスラと弾きます。そのあとの35~36小節目は、少し前のめりになる感じで少し速く弾いて、37小節目の一番音が高い所でテヌートをつけて溜めるような感じで弾きます。
楽譜にも書かれていますが、だんだん音が高くなるところはクレッシェンド、だんだん音が低くなるところはデクレッシェンドということにも気をつけましょう。
30~38小節目がこの曲で一番「その人らしさ」がでてくる部分だと思います。
遠くの音を聴く=ホールや部屋に響いている音を聴きながら演奏すると、自分の演奏がどのように響いているかが確認できます。
本番になるとよくあるのが、こんな感じになってしまうこと。
挿絵は勉強の絵になりますが、ピアノの発表会本番前になると間違えないように、止まらないように、失敗しないように…とこんな感じに自分のことに集中してしまうことが多いでしょう。
でもピアノは自分がしっかり弾ければよいのではなく、聴いている人に伝わる演奏ができるかがポイントになります。聴いている人のことも考えて演奏できると上達しやすくなりますよ♪
ピアノ上級者になると、ホールに響いている音を聴いて音量を変えたり、弾き方を変えたりして自分の思い通りの演奏になるように調節しているようです。
普段の練習でも遠くの音を聴くように意識して弾くと、この曲に合う弾き方を見つける早道になるはずです。
②メトロノームに合わせすぎず、歌うように弾こう
③ホールや部屋に響いている音をよく聴こう
もし発表会でこの曲に挑戦する方は、是非ホールに響くメロディーの美しさを味わいながら弾いてみてください♪
作曲はジブリ映画でおなじみの久石譲です。1991年に発売されたアルバム「I am」に収録されており、以前紹介したピアノソロアルバム「Encore(アンコール)」にも再録されています。
曲名の「Silencio de Parc Güell」はシレンシオ・デ・パルク・グエルと読み、日本語に訳すと「グエル公園の静寂」という意味になります。
「Parc(公園)」はカタルーニャ語で、それ以外はスペイン語の曲名になっています(「Parc」はスペイン語では「Parque」)。グエル公園はスペインのカタルーニャ州の州都バルセロナにあるため、カタルーニャ語で呼ばれることが多いようです。
グエル公園は、「自然と芸術が調和する住宅地をつくる」というコンセプトのもと、サグラダ・ファミリアなどの建築で有名なアントニ・ガウディの手により1900年から1914年にかけて建造されました。しかし買い手が付かなかったこともあり工事は中断、その後はバルセロナ市に寄付され、1984年にはユネスコ世界遺産に登録されています。
楽譜はこちらから購入できます。
難易度は?
ブルグミュラー25番学習中の方でも弾けます。ただオクターブで弾くところがあるので、手の小さい方は和音の一番上の音のメロディーだけ弾くか、和音の一番下の音を抜いて弾いてみましょう。どちらでも、やりやすい方で弾いてみてくださいね♪
練習のポイント
①小指を鍛えよう
この曲は一番上の音がメロディーになります。右手の単音でメロディーを弾くなら問題ないのですが、曲を通して右手はメロディー+和音を担っています。全てのメロディーを小指で弾くわけではないのですが、和音で弾く部分はほとんど小指でメロディーを弾くことになります。
小指を鍛える方法として、ハノンの練習曲をおすすめします。ハノンの練習曲にはそれぞれの曲の最初に鍛えられる指の番号が書いてあるので、5(小指)が書いてある曲を選んで弾いてみましょう。
例えば6番は曲の始めに5と書かれているので小指を鍛えるのに向いている曲です。
練習をしてみて、薬指も鍛える必要があるなと感じたら4(薬指)が書いてある曲も練習してみてください。
「Silencio de Parc Güell」で小指を鍛えるには、一番上の音をわざとものすごく強く弾きます。この時つられて右手の他の指の音も強くなってしまわないように気をつけましょう。
ゆっくり練習して感覚がつかめてきたら、徐々に力を抜いてメロディーと和音のちょうどいい音のバランスを探して弾けるようにしましょう。
②メトロノームに合わせすぎない
最初のうちはメトロノームを使う練習も良いのですが、一通り弾けるようになったらメトロノームをあまり使わないことをおすすめします。なぜなら、メトロノームに合わせたかっちりした演奏だとこの曲の面白みがなくなってしまうからです。よく言われる機械のような演奏になってしまいます。
例えば30~38小節目(動画1:11~1:30)。私は30~34小節目は割とインテンポでスラスラと弾きます。そのあとの35~36小節目は、少し前のめりになる感じで少し速く弾いて、37小節目の一番音が高い所でテヌートをつけて溜めるような感じで弾きます。
楽譜にも書かれていますが、だんだん音が高くなるところはクレッシェンド、だんだん音が低くなるところはデクレッシェンドということにも気をつけましょう。
30~38小節目がこの曲で一番「その人らしさ」がでてくる部分だと思います。
③遠くの音を聴くような感じで弾こう
これは発表会本番でも使えます!遠くの音を聴く=ホールや部屋に響いている音を聴きながら演奏すると、自分の演奏がどのように響いているかが確認できます。
本番になるとよくあるのが、こんな感じになってしまうこと。
挿絵は勉強の絵になりますが、ピアノの発表会本番前になると間違えないように、止まらないように、失敗しないように…とこんな感じに自分のことに集中してしまうことが多いでしょう。
でもピアノは自分がしっかり弾ければよいのではなく、聴いている人に伝わる演奏ができるかがポイントになります。聴いている人のことも考えて演奏できると上達しやすくなりますよ♪
ピアノ上級者になると、ホールに響いている音を聴いて音量を変えたり、弾き方を変えたりして自分の思い通りの演奏になるように調節しているようです。
普段の練習でも遠くの音を聴くように意識して弾くと、この曲に合う弾き方を見つける早道になるはずです。
まとめ
①小指を鍛えよう②メトロノームに合わせすぎず、歌うように弾こう
③ホールや部屋に響いている音をよく聴こう
もし発表会でこの曲に挑戦する方は、是非ホールに響くメロディーの美しさを味わいながら弾いてみてください♪
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