有名なロマン派、天才ピアニストのショパンの曲は誰もが憧れる存在ですね!
ピアニストの中でもショパンのファンはとても多いのです。
私は音楽大学のピアノ科を専攻していましたが同級生もショパンの曲を練習曲として選ぶ人がたくさんいました!
ショパンの曲はとてもメロディー性があり、口ずさんで歌ってしまうほど!
その中でも革命のエチュードはとても鋭い印象の曲。
この曲はショパンが愛していた母国のポーランドがロシアによる侵攻があり怒りがこみ上げ、つくられた曲とのこと。
この曲の鋭さはショパンの怒りの感情が音になって生まれた曲・・ということですね。
ピアノを習ったことのない方でも聴いたことがあると思います。
だけど・・・・革命のエチュードって難しい!!
弾きたいけど楽譜を見た瞬間になんだかやる気がなくなっていく・・・左手の音符が多すぎる・・・
でも大丈夫!コツさえつかめば自分なりの革命のエチュードが弾けます♪
ここでは、私が実際に先生から教えてもらった方法&自分の練習方法をお伝えします!
難易度
ブルグミュラーが終わり、ソナチネ、ソナタに進むとショパンのエチュードやポロネーズを演奏される方が多いのではないかと思います。
ショパンの中では子犬のワルツ<革命のエチュード<別れの曲<英雄ポロネーズというところでしょうか。
まずは慌てずに確認しよう
楽譜を開いた瞬間になんだか難しそう~・・・とならずに、まずは落ち着いて右手から音を確認していきましょう!この曲は左手の動きとは裏腹に右手がゆったりとしたメロディーになっています。
例えると、右手が歌を歌っていて、左が伴奏のようなイメージです。
あくまでもメインは右手です。右手が弾けたら今度はゆっくり左手を。
ここは時間をかけてゆっくり音を確認してください。
右手と左手が一緒の音を弾いて下っていくユニゾンになっている部分が数回でてきますね。このユニゾンがずれると少しカッコ悪いので丁寧に。
ユニゾンの弾き方
ここは指番号を正確に守ること!そうでなければ指が絡み、スムーズに音が繋がらなくなります。
この指番号とは指番号をつける専門の方いて、何回も何回も弾いて弾きまくって一番弾きやすい番号をつけてくださっています!
間違いなし!の番号なのです。
又、このユニゾンはパターン化していて曲の中で3回でてきます。
ラソファレ、ミレシソでくだっていくところですね。
このユニゾンの練習方法はまず、ゆっくり弾きながら前の音と次の音をかぶせる!・・・これだけだとよくわからないですね。
最初のラを弾いたら次のソの音が弾き終わるまでラは押さえます。
ファを弾いたらラは離してソは押さえたままです。
これを繰り返してゆっくり練習します。
そして少し速いテンポにして普通に弾くとびっくり!
なぜかスムーズに弾けるのです!
これは私が音大生の時に習った練習法です。
当時の私もなんでこんな簡単な方法を知らなかったのかと驚きました。
始めから最後まで弾こうとしない
始めの練習で最初から最後まで弾けたら良いですが弾けなくてもOK!何日かかけてゆっくり正確に音を確認した方が後々、良いです。
ピアノを習ったことがある方ならご存じかもしれませんがピアノのお稽古も練習曲がいくつかあって、一曲完成するまでに何週間かはかかりますよね。
まずは6ページ中、1ページ目から練習しよう。
1ページできたら2ページ目まで続けて弾けるようにしよう。
これが挫折を招かない長く続く練習方法かと思います。
1年かけて1曲完成する方もいれば、1週間で完成する方もいれば様々なのでご安心ください。
最初から完璧に弾けたらもうあなたはプロです!
ここがポイント!左手のタッチを意識しよう!
左手もユニゾンの練習方法と同じく被せ弾き作戦で根気よくゆっくり練習をしてください。
この曲の左手は挫折ポイントでもあるのでここは自分との戦いですね!
さて、この左手が弾けたらまずフレーズをよく聴いてください。
約2小節ほどがスラーで繋がっていると思います。
ここがポイント!
16分音符すべてをしっかり弾くのではなく、スラーがついている一番最初の音は少ししっかり弾いてその音のボリューム、空間内におさまるように他の音を弾きます。
するとなんだかしつこくない!綺麗に聴こえます!
1音目を支えるように後の音を弾くイメージですね。
メロディーを聴く配慮をする
この曲はあくまでも右手がメインのメロディーです。左手が力みすぎないように右手をサポートしてあげる気持ちで弾いてあげてください。
タタン、タターンという右手のメロディーの間に難しい左手が上手く調和されるように弾いてくださいね♪
まとめ
1.まずは丁寧に音府を読むこと。2.曲を支えているのは左手。速いフレーズは音を被せて練習してみる。
3.いきなり全部ではなく、少しずつ練習する。
4.スラーに合わせて滑らかに左手を弾く。
5.左右の弾き方のバランスを合わせる。
これはどの曲を弾くにも大切なことです。
そして、何よりも母国のポーランドのワルシャワを思ったショパンの気持ちを汲みながら弾いてください♪
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