この曲は、10代の頃に弾いた記憶がありますが、今聴いてもとてもパワフルで惹きつけるものを持っている曲だと思います♪

日本ではとても有名なピアニストだった中村紘子さんが、どこで、と言われるとちょっと思い出せないのですが、実際に弾いていたのがなんとなく思い出に残っています。CDにも作品として残っているみたいですよ。

最近、たまたまですが、10代の頃の上原ひろみさんの出ている動画で彼女がこのシューマンの「飛翔」を弾いているのを見かけました。
今では、彼女は有名なジャズピアニストですが、やはりというかやっぱりというか、若い時からピアノの基礎をしっかり学ばれている方なんだなあと思いましたね(#^.^#)

この「飛翔」はもちろん前出のお二人のピアニストには似合いそうな曲ですが、実は自分でも弾きたくなる人が続出しそうなとてもかっこいい曲なんです。

この記事を読んでいるアナタも、もしかしてそのうちの一人なのではないでしょうか?
ちょっとこの曲について紐解いてみますねー♪

「飛翔」(幻想小曲集op.12-2 ヘ短調)の難易度は?



全音ピアノピースの難易度を見てみるとDランクに挙がってはいますが、個人的にはEくらいでもいいのではないかと思っています。
表現力と技術力を最初から最後まで安定させて弾ききろうと思うとかなりしっかりと練習しないといけないのかなとは感じますね。

左手のメロディーを奏でるコントロールがカギ!


この曲は、左手で主旋律のメロディーを弾く割合が多い曲だと思います。
例えば、1小節目からの、あのインパクトのある有名なメロディー、シ♭、ド、レー、ドシ♭、シ♭、ソ、ファ〜 のメロディーはまさに左手で弾きますよね。

(話が逸れてしまいますが、この曲のネットで挙がっている楽譜は全体を通して、右手、左手どちらの手で弾いた方がいいかの指示がしていないものが多いので、もしわからなければ、校訂版の楽譜があれば利用してみたり、レッスンを受けている先生に教えてもらったりした方が早いです。あるいは、手の動きがよく写っている動画をみて参考にするのもアリだと思います。。もともと手が大きい人であれば、あまり問題にならないことかも知れませんが、、、)

後は、17小節目から32小節目までの左手の内声部のメロディー(ラ♭、ラ、シ♭、ラ♭〜)も、全体のバランスの中で核になる音の動きになりますので、意識して弾いた方がいいですね。

(17小節目~、動画0:21~

これらの左手のメロディーは、その部分だけ取り出して、キレイに弾けるようにとにかく最初はゆっくりたくさん練習してみてください。

左手の音量バランスも気にかけてあげて!

この曲の左手に関していいますと、他の伴奏(かな?と思われる)部分も惰性で弾くのではなく、弾きながら音の動き方をできるだけ聴き分けることが大切です。なぜなら、全体の音量バランスにも関わってくるからです。
なんだかカッコよく弾けないと悩まれている人はこの部分に問題があるかもしれません。

コツとしては、左手の低音部の音をしっかり出すけど、ペダルを踏んだ時に音が濁らないようにすることです。両手で合わせた時にぜひよく聴きながら練習してみてくださいね。

右手の17小節目からの注意点。

実は昔この曲を弾いた時に、この17小節目からの右手が、とても苦手でした。

実際、レッスンを受けた時に、楽譜の通りの音符の長さで、1番上の声部のメロディー(ファーファ、ソ♭―ソ♭、ソーソ~)を際立たせて弾くように習ったものです。
それはそれで確かに合っているのですが、当時はそれに固執すぎて弾きにくかった覚えがあります。

結論からいうと上の声部のメロディーをあまり気にしない方が上手く弾けます。この曲のノリというかグルーブ感を感じると多少楽に弾けるようになります。手や指の大きさや筋肉の使い方のフォームによって人それぞれ条件が違うのかなとは思いますが。

私は、どちらかというと手が小さい方なので(オクターブが届くのがやっとなんです(*_*))ファの四分音符を楽譜通りの長さで弾くと手が間違いなく、攣(つ)ってきます。四分音符のノリを感じるぐらいに留めておいた方が良いでしょう。

これは、あくまでも私の個人的な感覚なので、思い当たる方は参考にしてみてください。

まとめ

1, 左手のメロディーのコントロールに気をつけてみよう!
2, 左手の音量バランスも気にかけて!
3, 17小節目からの右手の弾き方♪

シューマンの「飛翔」ですが、実は初めて取り組んだ当時(確か中学生くらいだったかな?)すごく苦手な曲でした(T . T)
今、改めてこの曲を弾いてみるとあの時見えてこなかったことが、見えてきます。いろんな気づきがありました。当時の私にタイムスリップして教えてあげたいくらいです(笑)

ということで、
この記事を読んでくれたアナタは、私のとっておきの情報を手に入れたはずなので、きっとシューマンの「飛翔」が少しは上手く弾けるようになるはずです。

最初はゆっくり練習して徐々にテンポを上げていけば、上達も早くなると思います。

ぜひ、頑張ってみてくださいね(*^_^*)


「飛翔」の無料楽譜
  • IMSLP(楽譜リンク
    本記事はこの楽譜を用いて作成しました。アウゲナー社から出版された楽譜です。「幻想小曲集Op.12」全8曲が収録されており、第2曲「飛翔」は6ページ目からになります。

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