皆さんはエディット・ピアフというシャンソン歌手を知っていますか?
彼女は、フランスで最も愛されている歌手の一人であり、有名な曲だと「愛の讃歌」や「バラ色の人生」が日本人のなかではよく知られている曲なのではないかと思います♪

2007年にエディット・ピアフ~愛の讃歌~というピアフの波瀾万丈の生涯を描いた映画が、公開されました。前からひそかにピアフのことが気になっていた私はもちろんその映画を見に行きました。
激動の時代を生き抜いたピアフの姿に感動していた私の姿がありました(*^_^*)

ちょうど、その頃のある日、私はたまたまCDショップに立ち寄ったんです。
そこで偶然にも、ピアニスト、パスカル・ロジェが弾くプーランクの即興曲15番ハ短調「エディット・ピアフをたたえて(エディット・ピアフに捧ぐ)」を耳にしました。

プーランクがピアフのファンだったこともこの時初めて知り、彼女に対してこんなに美しい曲を残していたことには、とても感激したのを覚えています。
まあ、映画を見た後の相乗効果もあったかもしれませんが(笑)

個人的にも大好きな曲のひとつです。
弾きたいという人もたくさんいるかと思いますので、今回はその弾き方のコツをお伝えできればなあと思います!
参考にしてみてくださいね♪

気になる難易度は???



この曲に関していうと、全音ピアノピースには、調べたらリストにはあがっていませんでした。
私の所感では、ピアノピースでいうならば、DかEの中間あたりかなとは思います。
ショパンのワルツが、弾けたら大丈夫かなという感じです。
テクニックが必要というよりは、断然表現力が必要な曲でしょう♪

どんな表現力が必要なの???

では、この曲の場合の表現力っていったいなに?というところが、気にはなると思いますが、具体的にはショパンのワルツ同様に歌うように弾けるといいということですね。

実はショパンのワルツも歌手が歌うのをイメージして、書かれたといわれています。
この即興曲第15番もまさにクラシックとシャンソンが融合したような曲。
優雅に美しく歌えるように弾けたら最高ですね!!

3声もしくは4声、それぞれの声部のラインを意識して弾いてみよう!


この曲は、1小節目からは3声、5小節目からは4声で成り立っている曲です。
(この感覚がいまいちわからない人はバッハの「インベンション(2声)とシンフォニア(3声)」をぜひ勉強してみてください。ちゃんと弾こうと思うとバッハの方が難しいと感じるはずなので、この曲の方が幾分容易だと思う人もいるかもしれませんね)

ですので、ある程度最後まで譜読みが終わったら、次のステップとしてこれからお伝えすることを是非やってみてください。かなりおススメいたします。

① 一番下の声部(ベース)のメロディラインを取り出して弾いてみる。
(1小節目でいうなら、ヘ音記号のところから始まるミ♭、レ、ド、シ~のラインですね。)この曲を支えるベースのメロディラインの響きとして弾いてみましょう。

② 真ん中の声部(内声部)のメロディラインを取り出して弾いてみる。
★5小節目からは2声部に増えます。
(1小節目でいうなら、ト音記号のところから始まるソ、ソ、ソ、ラ♭~のラインですね。)

③ 一番上の声部(主旋律)のメロディラインを取り出して弾いてみる。
(1小節目でいうなら、ト音記号のところから始まるド、レ、ミ♭、ソ~のラインですね。)主旋律ぽい際立つキラキラした音で弾いてみてくださいね。

この作業をやることの重要性なんですが、、、
最初、ざっくり弾くと気づかれるかも知れませんが、全体の響きがなかなかお手本の演奏のようにならないんですね。
声部ごとの音量バランスがとても重要になってきます。

そうなると、縦の線(同時に鳴る音の響き)だけではなく、横のラインのメロディの線もある程度理解して、よく聴きながら練習する必要があるんですね。
感覚的に腹落ちしない方は、レッスンを受けてみるのも一つの手です。
ぜひ、取り組んでみてくださいね♪

装飾音符はきれいに、そしておしゃれに!

(動画00:18~)

この曲のシャンソンぽい持ち味を発揮しているのは、なんといっても7,8小節目にでてくるような装飾音符でしょう。
このきれいな装飾音符は、曇らないようにぜひどのタイミングもクリアーにあわてずに弾くようにしてみてくださいね。
歌うように弾けると素敵ですね!!

まとめ

1、 表現力が必要な曲♪
2、 声部のラインを意識しつつ、全体の音量バランスに気を付けてみよう!
3、 装飾音符の弾き方に気を付けてみよう!

これで、アナタも憧れていたプーランクの即興曲第15番ハ短調「エディット・ピアフをたたえて」を弾けるようになるはず!

ぜひこの記事を参考にして弾いてみてくださいね。
なお、このアドバイスは、ほんの一部です。
いろんな疑問がでてきて、追求したくなった時に、アナタの演奏は必ずレベルアップします。
心から応援していますね!


「エディット・ピアフを讃えて」の無料楽譜
  • CosandScores(楽譜リンク
    本記事はこの楽譜を用いて作成しました。ピアニストのコーサンド氏が無料公開している楽譜です。

 ピアノ曲の記事一覧