この曲を弾きたいと思ったアナタは、ちょっとクラシック通な人なのかなとは個人的には思います。聴いてみたことがある方は知っているかしら??
和音や使われている音のセンスがとっても素敵なんですよねー。

ムソルグスキーの「展覧会の絵」はもともとピアノ組曲が先に完成されており、後にラベル編曲で知られる管弦楽バージョンが作られました。こちらの方はよく耳にすることも多いので、人によってはこっちが先にできていたものだと信じて疑わない人も多いとか少ないとか(+o+)

この組曲「展覧会の絵」はオープニング、間奏の役割を果たしている《プロムナード》と10曲の標題がついた小品で構成されています。
その中でも知名度もあり、人気度抜群の曲だといわれているのが、この《プロムナード》。プロムナードはムスルグスキーが展覧会の中の絵を観ながら、歩いている様子を曲に表していると言われています。
実はその展覧会というのは、ムソルグスキーの友人だった建築家、画家でもあるハルトマンの遺作展でした。この遺作展の様子を「展覧会の絵」ピアノ組曲としてムソルグスキーが追悼の意をこめて、まとめたものなのです。

そんなとてもかっこいい曲なのだけど、私も弾けるかしら?とちょっと心配しているアナタに向けて、ものぐさなピアニストの私が練習方法などをお伝えしていきますね!!!

ムスルグスキー「展覧会の絵」よりプロムナードの難易度は?



全音ピアノピースではこのプロムナードと最終楽曲のキエフの大門の二曲セットで収録されています。その二曲を合わせてDランクとされています。
「展覧会の絵」自体、プロの方が最初から最後まできっちり弾くと30分くらいかかってしまう大曲です。その中の曲でプロムナードより実は難しい曲かなという曲も含まれています。
そういう「展覧会の絵」のプロムナード以外の曲とのバランスをみてもこのランクの位置づけはなかなか妥当な線なのかなとは思いますね。

では次からは生徒さんを教えてみて皆さんここが悩みかなーというところにフォーカスしていきますね。

変拍子をどう捉えてみるのがいいと思う??

前述の全音ピアノピースの難易度ではDランクになっていましたが、プロムナードという曲で何が難しく感じるかと考えた場合、まず一つ目は変拍子になっている点なのかなとは思いました。この部分を違和感なく弾けたらストレスが少しは減るのかなと。。。
逆に体にこの拍子感覚がなじんでいる人はここは読み飛ばしてもいいかもです。

楽譜を見てみると、
1小節目は、いきなり4分の5拍子!!
2小節目は、4分の6拍子
3小節目は、4分の5拍子
4小節目は、4分の6拍子・・・・
というように


このような感じでどんどん拍子が変わっていきます(*_*;
後半は4分の6拍子で落ち着いてきますけどね。

4分の4拍子の曲が圧倒的に多い中、例えば5拍子が出てくると最初は戸惑う方もいらっしゃうとは思います。
もしかしたら、見た時点でなんだか難しそうと、楽譜を閉じてしまう人もいるかも知れません。。

私ならこう考えるかな!(^^)!

① 5拍子=3拍子+2拍子(必ず前半が3拍子で考える!)
② 6拍子=2拍子+2拍子+2拍子
※中盤12、13、17、19小節目に関しては3拍子+3拍子として考えるとベターかも。

ちょうどメロディーのフレーズが上記の拍子のくくりになってるんですね。
5拍子だからって、1,2,3,4,5と数えていくとかえってどこを弾いてるか迷子になるので3拍子と2拍子と分けて弾くの方がおススメです。

右手の和音の連続、疲れる(+_+)どうしようー

2つ目は、10小節目の右手の和音が、音が多すぎてうまく弾けない、、という点ですかね。

(動画0:28~)

この部分ですが、どうしても難しいという人は、例えば、、ですが、
1拍目の表拍と4拍目の表拍の音はすべて弾きますが、あとは主旋律のメロディーのみオクターブで弾いて、中の音は思い切って弾かない。という選択もありだと思います。
1拍目の裏拍の右手の和音、(下からミ♭、ラ♭、ド、ミ♭)は中の音のラ♭、ドは省いて弾く、といった感じです。

この音の抜き方は、私だったらこうするかなーというあくまでも一例ですので、ご自身で弾いてみて、これだったらよいと思う感じでカスタマイズしてみてください!
もちろん、楽譜に書いてある通りに弾けた方がいいかとは思いますし、どうしても聴いた感じで省かない方が好きだという方は、頑張って練習するしかないですが(笑)

ピアノの先生についている人は10小節目に限らず、このあたり相談されるといいですね。
どうしても体格や手の大きさで弾く人のためのカスタマイズは必要になってくると思いますよ!!!

まとめ

1、 変拍子の考え方を攻略してみよう♪
2、 右手の和音の弾き方を考えてみよう!

あとは、最初は右手、左手、の片手のみの練習を
ゆっくりたくさんしてから、
両手で挑まれると練習の効率があがるかと思います♪
これ、結構大事です(―_―)!!

これで、アナタもプロムナードが弾けるようになるはずです!
(ちょっとでも参考になれば、幸いです)

うまく弾けるように心から応援していますね!!!


「『展覧会の絵』プロムナード」の無料楽譜
  • IMSLP(楽譜リンク
    本記事はこの楽譜を用いて作成しました。1886年にベッセル社から出版された楽譜です。プロムナード5曲を含む全16曲が収録されています。

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