アップライトピアノはシュッとしていてカッコいいし、グランドピアノは究極に美しいフォルムだと思っています。ツヤツヤ、ピカピカなので、レッスン中にもピアノに映る自分の顔をチェックしている生徒さんがいて笑えます。私の幼い頃はピアノを鏡代わりにして、髪を結んでいたこともあったなぁ。

大好きなピアノが手垢や指紋などで汚れていたら嫌ですよね。ピアノをやめちゃった場合は、とても悲しいことにピアノは粗大ごみ扱いで荷物置き場になっているおうちを見かけます。

台所に近い場所に置いている場合は、長年の油が付着していてなんだかベトベト・・。家族みんなで住んでいた時にはよくジンギスカンや焼き肉をしていました。どうしても油が飛ぶので、その時にはピアノ全体を覆うカバーをかけていたことを思い出しました。

普段は、ピアノにはカバーをかけないほうが良いですよ。ホコリ除けとして、上の部分だけ専用のカバーをかけている人が多いですよね。天気の良い日には、ピアノも日光浴させると良いんです。上の部分をたまに開けてみてくださいね。

ピアノの上に物がたくさんあったりすると開けるのが面倒になってしまうので、なるべく物は置かない方が良いんです。写真立てやガラスの物などは共鳴もしてしまう場合もありますよ。花瓶や鉢植え、水物は絶対に置かないでくださいね。

手を洗ってから弾く癖をつける


幼いお子さんがいるおうちでは、何度言っても手を洗わず、お菓子を食べたばかりの手でピアノを弾いたりジュースをピアノの上に置いてみたり・・。頭を抱えてしまいますよね。生徒さんのお宅では、気づいたら鍵盤がくっついて上がらなくなってしまうこともありました。

ベタベタしたお菓子でも食べたのか、それとも知らないうちにジュースをこぼしたのか・・キャー!!怖い怖い”(-“”-)”基本的に出張レッスンが多いのですが、たまにその生徒さんが私のうちでレッスンをするときは、グランドピアノをお構いなしにいたるところを触っていて、帰ったあとにはまず手垢を拭かなければなりません。結構手垢って目立つんですよね。


小さい子はトイレのあとに手を洗わない場合が多いんです。言わないと洗わないんです。これっ、信じられないけれど、ほんとの話。そのままピアノを弾き始めちゃうんです。やめて~!!( ノД`)

あとは、ツバも案外気づかないうちについているのご存知ですか?KAWAI やYAMAHAなどと書いてある部分をよ~く見てみてください。ほら、ついているでしょ?

クロスやハタキでサッと拭くだけ


ピアノの上に専用のクロスを乗せておくと、ピアノを弾いた後に、サッと拭くことができますよ。戸棚や引き出しに閉まってしまうと、出す作業が面倒になってしまい結局「また今度でいいや」になってしまい、それが何か月も続いてしまう結果に。

鍵盤の部分と、蓋の部分くらいは弾き終わった後にクロスで拭く癖をつけてみてください。「河童手」の人がピアノを弾くと、鍵盤がベタベタになりがちです。緊張でいつもよりも汗が出るんだと思います。次の生徒さんがすぐ弾く場合は、嫌な思いをさせないためにも鍵盤を拭いてあげると良いですね。

プロのピアニストの人でも、クロスで鍵盤を拭いている姿を見たことがありませんか?大勢の観客の前で極度の緊張感の中、ピアノを弾くと汗で鍵盤が滑っちゃうこともあるんです。

先日、知り合いの子どもにパソコンを貸したことがありました。その子は極度の河童手。マウスもベチョベチョ。キーボードも・・。今までに見たことがない状態でした。(*_*)
そんな子がピアノを弾いたらと想像すると、拭かずにいられませんよね。

外装を拭いたクロスで鍵盤を拭くのは避けてくださいね。外装は外装用のクロス、鍵盤は鍵盤用のクロスを使い分けましょう。外装を拭くときに使うユニコンが付いたクロスで鍵盤を拭くとひび割れの原因になってしまいます。

鍵盤はキークリーナーという専用のものがあるので、それを使用してくださいね。象牙と人工象牙の鍵盤のピアノの場合は、このキークリーナーは使用できないのでご注意ください。乾拭きや硬く水を絞った柔らかいクロスでふき取りましょう。


毎日のお掃除は、ハタキで優しくサッサと拭くだけで良いですよ。茶色のピアノはあまりホコリが目立たないかもしれませんが、黒いとホコリは結構目立ちますよね。注意点は、あまち強くすると傷がついてしまうので優しくするということです。

ピアノ専用のワックスで磨く


化学ぞうきんで拭いたり、アルコールが付いている除菌シートなどでピアノを拭くのは絶対に禁止です。外装を傷つけてしまいますよ。手に直接つけるアルコール除菌スプレーをした後はしっかり乾いていない状態で鍵盤に触れると、ひび割れの原因になります。

家具屋さんやホームセンターなどで売っている洗剤類の「ピアノも大丈夫」と書かれているものでも、何が入っているかわからないので、ひび割れや塗装が剥がれてしまう可能性もあるので、KAWAIYAMAHAなどの楽器ショップで専用のクリーナーを購入してください。クロスも同時に購入するのもおすすめです。

ペダルの部分はサビが付きやすいですが、専用のコンパウンドも楽器店で売っているのでそれで磨いてみてください。一度、調律師の人にお願いしてみるのが安心かもしれません。

お子さんがマジックやペンで落書きをしてしまった場合、慌てて市販の洗剤で落とすのは鍵盤の間に液が漏れる場合もありますし、鍵盤を痛めてしまうので必ず調律師の人に相談してみてください。

掃除機でホコリを吸い取る


私の家ではグランドピアノの蓋を一年中開けっ放しにしています。犬も飼っていましたし、どうしても毛やホコリが入ってしまいます。猫や犬などペットを飼っているおうちでは毛が舞ってしまいますよね。毎日クロスやハタキでホコリを掃っていても、気づいたら綿ボコリが。

弦がたくさん敷き詰められているので、自分で掃除機をあてて取ることはなんだか怖くてしていません。調律師の人に頼んで掃除機で吸い取ってもらっています。素人判断で掃除機を使い、万が一弦を傷つけたら大変なことになるかもしれません。

まとめ


*手を洗ってから弾くようにする
*クロスやハタキで拭く
*専用のワックスで磨く
*掃除機でホコリを吸い取る

ピアノは、人間が好む温度に室温を保ってあげてください。必要なら加湿器や除湿器、観葉植物などを使ってみましょう。ピアノ専用の乾燥剤も調律師の人から購入してください。アップライトの乾燥を防ぐためには、ペットボトルに水を入れて、ピアノの下の蓋を開けてその中に入れておくと良いですよ。

私の家では極度の温度変化でびっくりなことに、外装にも鍵盤にも水滴がついているときがありました。それからは、部屋を開けっ放しにしています。冬は鍵盤が冷たすぎて、身体の芯まで冷えてしまうことも。ピアノのためにも、自分のためにも、お手入れ方法と合わせて温度や湿度も気を付けてあげてくださいね🎵


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