陸上競技金メダリストのウサイン・ボルトがニュース番組で日本の選手に言った言葉が印象的でした。
スピードを保てばいいのに、さらにスピードを上げようとしている。
大事なことは、トップスピードに乗ったらフォームを保ち、スピードを維持することだ。
多くの選手は、トップスピードから、さらに速くなろうとする。
それでは、速度にテクニックが追いつかず、逆に遅くなってしまう。
トップスピードに乗ったら、それ以上は速くならない。
だからといって「その記録を超えよう」と焦ってはいけない。
速く走ることばかり考えて、逆に遅くなる選手はたくさんいる。
速く走ろうなんて考えるな。「自分の走りをすることだけ」を考えたほうがいい。(ライブドアニュースより) ウサイン・ボルトが桐生祥秀に贈った言葉「速く走ろうなんて考えるな」
序章1. さまよえるトランペット吹き
「先生!どうやったら高い音が出せるようになりますか!?」
間違いなく!!トランペットを吹き始めて日が浅い人も何十年吹いてる人も、必ずこの疑問の答えが知りたいはずです。知りたいだけじゃない、高い音が出せるようになれるなら、何でもします!!という人が99.999・・%だと思います。
そのために様々な教本を読んだり、先生にレッスンを受けたり、小さくて浅いマウスピースを何本も買ってはお蔵入りにしたり、悩んで悩んで、迷える子羊のようにインターネットで検索して、そしてこの記事にたどり着いた。そしたらなんかボルトの事が書いてある、なんだこりゃ?と思った。ズバリそうですね??
そしてここまでに様々な人が様々に方法を述べています。アパチュアを狭くとか、息のスピードを速くとか、リップスラーを練習しようとか、高い音が出せないからって自虐的になるなとか、「気合だ気合だ気合だー!!」等々。しかしどうでしょう?実際にそれで高い音が出せる様になったでしょうか?多くの人はそれでもなかなか出せないでいると思います。
それでは、それが全てウソばっかりかというとそうでは決してありません。どれも正しくて高い音を正しい音で出すために必要なことです。
トランペットが(吹いている人の側が)高い音を出しているときに起きている現象は単に唇が速く振動しているだけでも、マウスピースの押し当てる強さが適切なだけでもなく、息のスピードが速いだけでもありません。楽器側と人間側のそれぞれの要因が重なって初めて音になる、と私は考えます。
人はどうしても、一つの絶対正しい答えを聞いて安心したがるもの。しかし、単に一つか二つの項目の練習だけでは高い音は正しい音では出ないのです。残念ながら特効薬はないのです。
高い音はどうやれば出せるようになるのか?ただ一つの答えだけ探し求めてもダメです。色々な角度から研究して、やってみて、自分に足りない何かを見つけて、意識して克服するしかないのです。しかもそれを見つけられるのは・・・ズバリあなた自身しかいないのです。
序章2. 謎の高音域を求めて・・・
これまで数多くのトランペット奏者達によって、いかに高音を克服するかで色々な試みがされてきました。私自身も「全音域を自由に出せるなら悪魔に魂を売ってもいいぜ!」と、ありとあらゆる試みをしては失敗してきました。そこで今回は実際にどうすれば高音域を出せるようになるのか、私自身の「恥ずかしい経験談」も含めて検証し紹介していきたいと思います。
答えは一つではありませんが、必ず答えはあり、正しく練習すれば誰でも高い音は出せます!
(当記事はあくまで私個人の奏法の考え方ですので、間違えている点等がありましたら温かいご教授と、そして温かいシェアをいただければ幸いです)
■ 目次
ハイトーンの出し方【理論編】まずはこれを知れ!原理を知れば迷いは消える!!
(*今回の記事は結構長いので“早くハイトーンが出したい!早く人間になりたい!”という人と妖怪人間はハイトーンの出し方【実践編】いってみよう!やってみよう!へどうぞ。ただし、暗黒面に堕ちないようお気をつけください・・・)しっかり息を入れんかい!!
高校の頃吹奏楽部に所属しトランペットを吹いていた私は、そこそこ吹けるようになり調子にのっていました。「ハイベーなんて簡単だね、低い音もブリブリやっちゃうよ?」と豪語して憚らない。今思えばハズカシい黒歴史です;;しかしどうしてもハイベー(2オクターブ上のB♭)から上の音を出すことが出来なかったのです。ある日学校にトランペットの講師の方がいらっしゃって指導をしていただいた時に「先生!どうやったらもっと上の高い音が出せるようになりますか!?」と質問した所「もっと息を上手く使えば出ます」と教わりました。
当時世間知らずのクソ○キだった私は息の量とスピードをたくさん入れなさいと解釈し「そうやっても出ないから苦労してるのに、先生も大した事ないな」などと、とんでもない勘違いをしておりました。タイムマシンに乗っていって魔貫光殺砲をお見舞いしたいです。
実際、吹奏楽部などで多くの先生や先輩達に高い音の出し方を聞くと、たいていは、もっと息を入れなさいとか姿勢をよくして、とかイメージを持って、狙ってとか言われたと思います。でもどうでしたか?思いっきり息を吹き込んで高い音が出ましたか?仮に勢いで出たとして、それで音楽的な表現が出来るでしょうか?
また息をたくさん入れるということについて、こんな事を教えられた人もいると思います。ガラス窓等にティッシュを当てて、それが落ちないように息を吹きかける。こうやって楽器に息を吹き込みましょう。しかしこれは楽器によって違います。
アパチュアってなあに?
注意してほしいのは、それはクラリネットやサックスの息の使い方です。トランペットではそれは逆効果になってしまいます。木管楽器は竹のような葦で出来ている「リード」を震わせるためにある程度の息の量が必要です。トランペットは唇がリードです。竹(葦)と人間の唇はどちらが硬いか?また息の通り口はどちらが狭いか。トランペットは唇から息の通る穴は非常に小さいのです。この穴の部分が振動して音が出る仕組みです。これはもうご存知と思いますが「アパチュア」といいます。この小さい通り道にティッシュが落ちないくらいの息を入れたら・・・そのアパチュアは広がってしまい音にならなくなります。
このアパチュアが崩れない程度の息の量を入れる。そして息のスピードと量に負けないくらいに唇を同じ形に保つ力(筋肉)がトランペットには必要です。この息と唇(とその周り)二つのせめぎ合いとコントロール。これが全部の音域を出す大切な要素の一つです。
注意・もし疲れてきて、唇とその周りの形がキープできなくなったらその時、あるいはその前に休憩にしましょう。それ以上無理に吹くのはただ唇を壊しているだけの作業になります!!
息はどれくらい入れればいいの?
トランペットはイメージとして、どうしても音が高くなるほど息をたくさん入れようとしてしまいます。心理的にどうしてもそうなりがちですが、これは実は逆効果です。先の説明のようにアパチュアが崩れることに加え、さらに振動しなくてはいけない唇に力が入ってしまいます。たとえば硬い草で草笛を吹こうとしても振動しないですね。また草笛でなくても口笛でも口に強く力を入れて硬くしたら音は鳴らない。唇そのものに力を入れて高い音をだすだけではないのです。そして唇のみの振動でも高い音は出せません。楽器と共鳴させないと良い高い音にはならないのです。唇の振動と楽器の共鳴をバランスよくマッチさせる必要があります。
また、「唇の真ん中、アパチュアの周りの振動する部分だけ 力を抜いて、柔らかくして振動させ、その周りは硬く保つ」といわれることがありますが、それは不可能と思います。唇の数ミリのポイントだけ力を抜いたり、動かしたり、肉質を変えたりはできません。なぜなら唇は口輪筋という一つの肉の輪だからです。後で説明しますが私自身が唇を手術した事があるからそう断言できます。
息の量は高い音になるほど基本的には細く、速く、そして少ない息の量(弱いではなく)になります。マウスピースをのぞいてみると、中のスロートという穴は3mmに満たない細い穴です。ここに息を入れることを考えれば、繊細な細い息が必要だとわかると思います。
高校のときに講師の先生が私に言った「息を上手く使う」とはこのことだったのです。なれないうちは無理やり大きな音で高い音を練習しないことです。大きな音=高い音がだしやすい、ではありません。無駄な力が入ってしまう癖をつけないように、これは必ず守りましょう。
では、細くて速い息の流れはどうやって作るのでしょう。
アーウーイーウーイー・・・・シラブルっていったい?
これは有名なトランペットの教本の一つで、音域を広げるためのトレーニングといわれています。やや上級者向けで、最初から最後まで全てリップスラーのみという気合の入った教本です。どの教則本でも必ず作者の説明をよく読んで用法、用量を守って正しくお使いください。
おおよその内容は
「リップスラーとは唇でスラーをするのではなく舌の動きが重要。舌の形に注意して、下の音はaの発音の形に。中音域はu、で高音はiの形にする」
と書かれています。つまり高い音ほど舌を上げて口の中の容積を狭くし、空気圧を上げ細くて速い息を出す。ホースで水を出すときに口をつぶして、水を遠くへ飛ばすときのように。これは多くの人が言うところで、クラウド・ゴードンの教則本でも強く強調されています。この舌のコントロールを「シラブル」といいます。
金管演奏の原理・クラウド ゴードン (著)
しかし、それとは反対に舌の動きは必要ないと唱える人もいます。もちろん世界的な金管楽器奏者です。たとえばシカゴ交響楽団のチューバ奏者アーノルド・ジェイコブスなど。実際どちらが正しいのでしょうか?地球上である限り物理現象は皆同じはずです。そこで私はとことん検証してみました。
イウイウ言ってもやっぱり出来ねぇ!
よし!iの発音の時の舌にすれば高い音が出せるな、早速明日からこのやり方でハイトーンがバリバリ出せるようになる!息を無理に押し込まず、舌で空気圧をコントロールすれば・・・もう怖いものなしだ!と意気揚々と楽器を吹いてみれば・・・やっぱり出来ません(;;)そう簡単にできたらどんなに幸せでしょう。やっぱりこれもウソなのか?
実はここで注意しなければならないことは「aui」の発音の舌の動かす量です。実際に舌が動くのは、ほんのわずか1~2mmくらいです。ア、ウ、イの舌のポジションだよ、といわれると人間はどうしてもオーバーアクションにやりがちです。アでは思いっきり口の中を広げ、イでは必要以上に狭めてしまいます。これでは均等な音でのリップスラーはできません。
この舌を動かすのはほんのわずかであり、厳密に言うと舌の表面だけを少し動かしている。だから舌を使うのでは無い、という点が先ほどの舌の動きは必要ないと主張する人たちの根拠だと私は思います。人間は、体の一部を意識して動かそうとすると、ほぼ必ずオーバーアクションになってしまう生き物です。慣れない事では尚更。時にはそれを使った練習も必要ですが。
このコリンという教則本の狙いは、どんな音域であっても、均等な音とポジションと舌の動きが正しいかをチェック(練習)しながら音域を広げていくという事ですそしてもちろん、このシラブルだけでは高音域は出せません。
3大要素!息とアパチュアとシラブルそして楽器とのマッチング
ここまで3つの要素について説明しました。このいずれも高音域には必要不可欠なものです。しかしまだあせってはいけません。この3つが「人間側で用意すること」です。これだけではまだ正しい高音域はモノには出来ないのです。つぎはこれら3つのことを使って「楽器を共鳴させる」ことが必要なのです。楽器とマッチさせるのです。これは自分の楽器との対話です。こればかりは毎日の練習で楽器と対話(練習)して身につけるしかありません。楽器は相棒なのです。ただし強い音ではなくPPくらいの音量で練習しましょう。常に怒鳴り声で対話してはいけません。
息とシラブル(舌)がバランスよくできていれば、アパチュアという空気の通り道は自然にできます。アパチュアは無理に自分で小さな穴を作ろうとすると余計な力が入ります。自然に任せましょう。
そして現実的な事。マウスピースをどれくらい押し付けていいのか?これもある高い音を出すのに必要なだけ圧力をかける必要があります。もし必要以上に強く押し付けないと高い音が出ないなら、ここまで説明した何かが足りないか、疲れている時です。
そして唇の振動とは、楽器との共鳴でもあります。なので、唇のみでブーッと音を出すバズィングとマウスピースのみで音を出すこと(これもバズィングといいます)は分けて考えて練習する必要があります。マウスピースとバズィングの練習の事は別の機会に紹介しましょう。ご期待下さい。
低い音を制するものは高い音も制する。ペダルトーン
次に高い音が出たとしても、無理やり出した汚い音では使い物にはなりません。余裕をもった安定した音にすることが大切です。聴くほうも安心して聴けるし、吹くほうも安心して吹けるはずです。これは結局は高い音でも低い音でも、同じように、同じ音色で、同じポジションで吹くことが必要になることに行き着くことになります。全音域ですぐに対応できる柔軟性を持った振動体、つまり唇が必要ということで、これを作る練習を紹介します。最低音のファ♯よりさらに下の低い音を口でコントロールしながら出す練習です。ただしこれは注意してやらないと逆効果になります。
四の五の言うよりはまず動画を見て、マネしてみましょう。
唇の形は決して崩さないで、ここでは息をたっぷり入れます。低い音ほど多くの息が必要です。ピストンは1オクターブ上と同じで、トロンボーンのような音が出ればいい感じです。
必ず唇の形を崩さないように。低い音を当てるために突き出したりしては却って悪い結果になります。もし出来なかったら今は無利にやらず、他にも方法はあるのでまたいつか挑戦する気持ちで,気長にいきましょう!
面倒くさい努力はヤダ!!禁断の人体改造計画!唇と歯を変えると上手くなれるのか!?実際にやってみた。
えらばれし者。
多くの人が心では薄々気付いているけど、突っ込んでいいのか迷うことが、息を入れただけでは音が出ない楽器なんだから、生まれつきの「唇の振動のしやすさ」が結局一番必要なんじゃないの?という点ではないでしょうか?また、歯並びも大きく関係するでしょう?結局トランペットって「えらばれし者」しか吹けない楽器でしょう?と思う人もいると思います。木管楽器の人はよくわかると思いますが、どんなに息を入れたって、結局リードが悪かったら駄目です。例えばバンドレンの10枚入りのリードを3000円で買っても、本当に使えるのはその中の一枚か二枚くらいです。オーボエやファゴットはもっと大変で一本で数千円です。試奏してえらばないと、とても買う勇気はありません。天然のものだから当たりはずれがあるのです。
ならば、人間の唇という天然のリードも、残酷だけど、生まれつきの当たりはずれがあるのではないか?歯並びなんかは特にそうではないか?それに気付いたあなたは物事を冷静に客観的に見られる人です!!これまで説明してきた方法は全て唇を良いリードの状態にする方法でもあるのです。これらをすぐに直感的に出来る人を「天才」といいます。
だったら、唇や歯の形が(リードの質がよければ)トランペット向きであればハイトーンだけでなく、演奏上の全ての悩みが解決できるのでは?お待たせしました!!まさにこの点を私が体を張って、悪魔に魂を売り、暗黒面に堕ち、ダース・シディアスに師事し、人体改造を行ない、コーホーコーホー息を切らしながら検証してみました。
人体改造計画!①歯の形
(*注意。ここからは私が個人の責任で実験したことです。場合によっては身体に深刻なダメージを受ける場合がありますので、よい子もわるい子も絶対真似をしないでください。効果は全くありません。また責任は負えません)大学生の頃に「上の真ん中の前歯に隙間があれば息の通りが良くなり高い音が出しやすくなる。プロの奏者で自分でヤスリなどで自分の前歯を削っている」という噂がありました。確かに理にはかなっていますが歯の神経まで削ったら大変な事になります。
しかし!当時世間知らずのクソガ○だった私はやってしまいました!歯の形の人体改造を!!
ホームセンターで買った極薄やすりで上の前歯の間を、少しずつ削って広げていきました。幸い神経までは到達しませんでしたが、およそ0.7mmほど隙間ができました。で、どうなったかというと・・・・
人体改造計画!②歯がダメなら楽器改造だ!!
たしかに、上前歯の隙間から息がスースー通るようになりましたが、結局楽器を吹くときは上唇でぴったり塞がれるので、全く意味がありませんでした。全く変わりはありません。でも分かっていたんです!こうなることは(TT)ついつい馬鹿なことに手を染めてしまったのです。次は楽器に責任転嫁をし始めました。V.Bachの180MLを使っていたのですが、ある日思いついたように「そうだ、支柱、外そう」と気まぐれに京都に行くノリでチューニング管の二つあるうちの一本の支柱を楽器屋さんに頼んでバーナーで炙って外しました。楽器屋さんからは「楽器の響きのバランスが崩れる。どうなるか分からないけどいいの?」と聞かれました。
どうせ今でもロクに吹けないのだから、思い切って挑戦しようとためらいなく摘出してもらいました。当時世間知らずのク○ガkだった私はヤケになっていたのでしょう、摘出されて、なんか楽器だけでなく自分の性別も変わった気がしましたわよ。で、どうなったかというと・・・・
人体改造計画!③整形手術をするか??そして天罰へ!
これももちろん、何の変わりもありませんでした…ただちょっとだけチューニング管が動きやすくなっただけ。さらなヤケになり、楽器を凍らせてみたり、煮沸してみたり、考えつくことを手当たり次第やってみました。そして最後に行き着いたのは、自分の唇そのものを整形手術で柔らかい肉質に変えられないか、という考えまで起きるようになりました。流石にそれはすぐに行動する勇気はなく、夜な夜なカミソリを唇に当ててみては色々考え込んでいました。こういう管楽器を専門に診る整形外科医っているのか?手術費用は?今思えば少々病んでいたかもしれません。
長い間そんな事を考えていたある日、ついに天罰が下ったのです!
人体改造計画!④すべてリセット。
ある日の夕方自転車で自宅に帰ろうとノンビリ走っていたら、猛スピードで右折してきた軽トラックに跳ねられ地面に顔面から叩きつけられました。その時、視界はスローモーションになり、顔をぶつけないように地面に手をつきましたが、地球上である限り物理現象は皆同じなので、手の健闘も虚しく、そのまま顔から地面に激突。ヤスリがけをした上の前歯2本は折れ、上下の唇はザックリ裂けてしまいました。狙ったかのようにトランペットに必要な部位が損傷してしまったのです。
その時は不思議と残念な気持ちがなく、むしろ今までのダメな奏法を全部リセットして一から検討できるチャンスと脳天気な事を考えていました。しかも思わぬ形で歯のオーダーメイドができるし、結果的に唇の整形手術もする事になったのです。
人体改造計画!最終章!唇を整形手術した結果
さて、歯はインプラントで問題はありませんでした。問題の唇の整形手術をするとどうなるのか?スバリ「振動しやすい唇」にはなりません!残念ながら(?)外科医さんの腕が良いのか、唇は事故前と全く変わりなく綺麗に治りました。元々唇は口輪筋という筋肉と一緒に、一つの肉の輪のようになっているので、ある部分だけ肉質を変えたりはできず、繋げてしまえば振動などには何ら影響は無いとの事でした。
結局は裂けた唇の縫合手術のみで、全く傷跡一つなく治ったのです。そして今は一から奏法を見直し、日々練習している所なのです。
なので、いないとは思いますが私の様に、歯を削ったり唇に外科手術をすれば唇が振動しやすくなり、トランペットが上手くなると思っている人は絶対やめて下さい。何も変わらないし、唇の手術は結構痛いです( ;´Д`)何度も整形手術をしたマイケル・ジャクソンは凄いです!ご両親から貰った自分の体で勝負しましょう!
以上私の悪魔の人体実験でした^^絶対真似しないで下さい。何も変わりませんから。
・ただし、歯並びに関しては、吹くのに支障があるならば(唇に当たって血が出るなど)歯科医と相談して、矯正できるならば、する事をオススメします。
ハイトーンの出し方【実践編】いってみよう!やってみよう!
ここまで読んで頂いて、やはり結局は自分自身で問題点を見つけ克服しなければならないことはお分かり頂けたと思います。ではどうすればいいのか?!
お待たせしました。能書きはここまでにして、ここから具体的なハイトーンの出し方、練習の仕方をご紹介します。たくさんの理論を知るよりも、実際に自分が音を出せるようになる事が第一優先です。そう!私達の目的は演奏理論家になることではなくトランペット奏者になる事です。
基本的な練習方法①とりあえず出す!!
① まず、どんな方法でもいいです。唇の形、アンブッシュアが崩れても、マウスピースを押し付けてもどんな風になってもいいので、出したいハイトーンを絞り出してみましょう。どんな手を使ってもいいです、とにかく出してみる。出しちゃえ!絞り出せ!か細い音でもいいです。とりあえずハイB♭で説明します。② 頑張ってハイB♭がでたら、ここで観察です。今、楽器はハイB♭が響いています。その状態の感触をしっかり覚えましょう。そして身体側の息の流れと量は?唇の振動は?楽器とのマッチングの具合は?マウスピースの圧力は?そして自分の肺の使い方は?身体の状態は?それぞれの、この感覚をまず覚えて下さい。
③ そして、次にそのハイB♭の手応えはそのままで、今度は正しい唇等のセッティングで出す事を目指します。音色はどうであれ、とりあえずハイB♭の感覚はさっきつかんだと思いますので、音はそのままでセッティングを正しい状態に少しづつ近づけていきます。
④ 最終的には先程の、息とアパチュアとシラブルそして楽器とのマッチング。これらのバランスがよければもう音は大分良くなっている筈です。一つ一つ正しくセットされているかチェックを常に怠らずに。常に自分の状態を観察です。
⑤ そして大切な事がもう一つ、この練習は1日一回位にします。あくまでも唇のセッティングを崩して無理やり音を出す作業をしていますので、何度もやるとそれが癖になってしまい、取り返しがつかなくなります。疲れてダメージを受けたら休息です。サイヤ人のように^ ^
{出したい高い音を頑張って出す→その音の感触を覚えて正しいセットに→休息}
野球に例えるならば、150kmを投げられるピッチャーがフォームを改善して、一時的にスピードが落ちても150kmを投げる感覚は覚えているので、自然に改善されたフォームでボールは150kmに戻って、よりよくなる。
基本的な練習方法②リップスラーから攻める!!
もう一つの練習方法として、よくいわれるリップスラーを使った練習について。まず誤解して欲しくないのは、リップスラーは唇の力でトリルをして、ハイトーンに必要な筋力をつけるのではありません。少しは使いますが先程のシラブルを使って、無理なくリップスラーをする事が大切です。極端にいうと練習というよりは、正しいセットとポジションで無駄な力を使わず音が出せているか?の確認作業のようなものです。
自分が確実に、楽に出せる音域でリップスラーの練習をします。楽譜の一つの流れで無理なく
ここで無理に自分の限界を超えて高い音を出そうとしてはいけません。その高い音に意識がいってしまい、その前後の音がおろそかになり、さらに全体まで不安になります。何度も確実な音域で練習していれば楽に、自然と、一つ上の音にいきます。
まさに冒頭のウサイン・ボルトが言った言葉が実はトランペットの音域を広げる練習にとても共通しているのです!!
{唇だけに頼らない。舌で音を変える(シラブル、a、u、i)舌の動きはわずか。小さな音で。限界は超えない。吹き終わったとき、物足りないと思うくらいがちょうどいい。}
基本的な練習方法③高音域はたくさんやるものではない。
高音域は出せる様になるまで、考えながらアプローチするしかありません。そもそも出しにくい、キツイ、出せない音を練習するので、ロングトーンのようにたくさん数をこなせば慣れる、というものでもないのです。この点はロングトーンの練習とは少し違い、練習量よりも「コツを掴む」事が大切なのかもしれません。逆に限界を超えた高音域ばかり無理に練習するとどうなるか?無意識にだんだん唇のセットが崩れてきます。そして自分では気づかずにそれが普通になってしまいます。限界を超えているので冷静に考えられなくなっているからです。そしてかつての私のように、練習すればするほど吹けなくなり、悪魔に魂を売り、暗黒面に堕ち、ダース・シディアスに・・・
また、高い音を練習した後は中音域か低音域で音出しをして唇をほぐす感じで、リラックスさせましょう。なかなか出来なくても少しずつ、焦らずに取り組んでいくことが大切です。
諦めないこと。それが私のモットー。
サー・ゲオルグ・ショルティ
{高音域へのアプローチは一日数回→そのあとは中音域か低音域でリラックス}
そして高音域は一度感覚をつかめれば、あとはずっと維持することができます。
一度覚えれば体は忘れない。
自転車に乗ることを考えて下さい。子供の頃、自転車に乗れる様になるため沢山練習したと思います。お父さんやお母さんが練習に付き合ってくれて、ある日コツをつかんで、それ以降はスイスイ運転できる様になったと思います。始めから乗れた人もいるでしょう。しかし何年間も自転車に乗っていなくても、ブランクがあるから乗れなくなった、なんてことはほとんど無いと思います。これもトランペットの音域と同じ事がいえます。一度高い音域のコツがつかめれば、後は自然に体が覚えているものです。私自身、先程の様に事故で前歯も唇も大手術してまるで違う形になって、8年くらい全く楽器を吹いていなくても、音域は事故以前とあまり変わりません。まだ音はヘロヘロですが( ;´Д`)
というわけで皆さん。自転車に乗るときは車に気をつけましょう!!そして車を運転するときは、限界を超えてスピードを上げないように安全運転でいきましょう。
今年の4月で吹奏楽3年目の中2です。
1時間半くらい、学校で決められているメニュー
(下のドから1オクターブ上のドまでのロングトーン、
スケール、リップスラー)をしていますが、個人的にあまり長くメニューをこなしていると音がキツくっていきます。
1,ふきかたが悪いのでしょうか?
2,休憩中に行う事等ありますか?(唇に)
はじめまして!
今中学2年ですと、現3年生の先輩達も引退して定期演奏会あるいは卒業式の演奏に向けて練習している所でしょうか。四月から新しい一年生も入部してくるので後輩の指導など先輩として忙しくなりますね。頑張って下さい^ ^
本当なら実際に吹いている所を見ないと、文章だけでのアドバイスは難しいのですが(どのプロのトランペット奏者でもそう言うと思います)、可能な限りお答えしますね^ ^
1,
吹き方については実際に見ないとお答えできませんが、注意する点は、約2年間やってきた吹き方、アンブッシュアを変えることは急に吹けなくなる危険もあるので、必ず個人レッスンなどトランペットの講師の先生などに見てもらいましょう。
もし悪い吹き方の癖がある場合、それを直すのは時間かかります。逆にそれがキッカケで2〜3ヶ月で急に上達する人もいます。なので、もし吹き方を変えようと思うなら本当に「慎重に」。本番が近いなら唇や吹き方のことは忘れましょう。
2,
休憩中に唇にすることは、とくにありません^ ^何もせずいつも通り自然に回復させるしかないと思います。トランペットを吹く時の筋肉は、生活の中ではまず使わない筋肉ですから…
「フラッピング」という、唇全体をプルプルプルー!とやって唇や頰をリラックスさせる方法もありますが効果は人それぞれみたいですね。
手でマッサージしても特に回復が早くなることもないようです…ベホマも仙豆もありません…
ただし、ひとつだけ、これは私の場合ですが口笛は絶対吹かない方がいいと思います。ものすごく口が疲れて吹けなくなります…
●一時間半の練習メニューをこなしていると音がキツくなるという事ですが、おそらく「吹き過ぎて疲れている」のだと思います。
でも安心して下さい。どんな上手な世界的トランペット奏者でも長い時間吹くと、誰でも音がキツくなります^ ^
ちなみに何分吹いて何分インターバル(休憩)していますか?トランペットはピアノや木管楽器と違って長い間吹き続けるのは難しい楽器といえます。
その練習メニューや個人差もありますが、「大体3分から5分吹いたら同じ時間くらいのインターバル」を取ることが望ましいと思います。
吹奏楽やオーケストラ、ジャズ、難易度の高いソロ曲でも、トランペットが3分以上ぶっ続けで吹く曲はまずありません。
○基礎練習は3分から5分、長くても10分おきに休憩しましょう。5分吹いたら5分休むくらいの気持ちで。
例えば学校から与えられている最初のミッション、ロングトーンが終わったら、かかった時間と同じくらいの時間休憩。次のスケールも同じくらい。ロングトーンよりは少し吹く時間が長くなると思いますが、これも同じくらいの時間休憩です。
リップスラーは出ない音は無理に出さないように。リップスラーはとくに限界以上に吹かないように注意です。キツイと思ったら吹かないか出しやす低い音だけ吹きましょう。リップスラーの後はとくによく休みましょう。
音色がキツくなる=唇も疲れてキツくなる。この状態は吹き過ぎな状態と思われますので、これはもう「休む」しかありません。疲れた状態で吹き続けるのは逆に「吹けなくなる練習」をしている事になります。
休憩して唇を回復させることは、練習するのと同じくらい大切なことです。常にリラックスした、フレッシュな音で練習することが大切なことです。
○疲れたり音がキツくなってきたらサボ…休憩をとりましょう!
あとウォームアップも持久力には結構大切です。
こちらも参考になれば幸いです^ ^ ↓
https://shirokuroneko.com/archives/1977.html
https://shirokuroneko.com/archives/2054.html
ありがとうございます!!!
もうひとつお聞きしたいのですが、
2月に吹奏楽部で小さな発表会があり、金管五重奏(トランペット、ホルン、トロンボーン、ユーフォニアム、チューバ)をします。
そのときにやる曲(君の瞳に恋してる)を5人であわせているのですが、途中で唇が疲れてきます。
こういったセクションなどの時は出来るだけ頑張っているのですが、今日は下のドも出なくなってしまいました···。
あわせているときには途中でふくのをやめてもいいのでしょうか?トランペットのことから少し脱線してしまいました···
重ねて質問ありがとうございます^ ^
金管五重奏は最もスタミナを消費するジャンルだと思います、吹奏楽やオーケストラだと、人数が多いから多少ごまかせますがブラスアンサンブルは大変ですね。
この「君の瞳に恋してる」五重奏版は、トランペット一本だけのようですが、ずっと旋律を吹きっぱなしでしょうか?だとすると少し大変ですね。
・こういった長い旋律を演奏する場合、ずっと100%の力で吹いていたら必ず途中でバテます。長距離走と同じで、常に全力で走ったら最後まで走れないはずです。
なので、最後まで吹き切れるくらいのペース配分を自分で考える必要があります。例えばいつもの40%くらいの音量と力で最後まで吹き切ってみる。
あるいは、この曲だとメロディーは3つ。
AABC
Aのメロディーは二回繰り返しますが、40%くらいの音量で。Bは旋律というよりダンスの部分という感じです。ここを他のパートに頑張ってもらってスタミナを温存し、Cは盛り上がる所なので頑張る。でも100%じゃなく50%くらい。そうしないと最後でバテるかもしれません。
トランペットは旋律があると、ついつい全力で吹いてしまいがちですが、ここはおさえて、練習の時は「最後まで疲れずに吹ける音量と力」で練習する事が大切です。
疲れずに最後まで吹けるようになったら、そこで少し音量を上げてみる。
あと1ヶ月くらいあるようなので練習方法を工夫してみましょう。
○30〜40%の、途中で疲れない音量と力で、最後まで吹き切る。吹き終わった時、少し吹き足りないな〜、もっと吹きたいな〜感じるくらいがちょうどいい。
○毎日一回か二回くらい、この通す練習をして、少しずつ音量を上げていく。
トランペットの、長い曲を吹き切るスタミナはこうやって少しずつ練習します。出来るだけ頑張らなくても大丈夫です^ ^
また、他の楽器はこのトランペットの音量に合わせてあげることもアンサンブルの大切なポイントです。
もう一つ大切な事。
もしどうしても途中でバテてしまうようならば、旋律以外の伴奏の所は他の楽器に任せて(楽譜的に可能であれば)、少し小さい音で吹くかサボ…吹いているフリをするだけでも聴いている方は案外気づかないものです。
音が落ちても(音が出なくなっても)楽器を下ろさず堂々としている事が大切です。「音が出ないよー(ノД`)」を態度で出しちゃうと聴いてる方も不安になってしまいます。フロントマンは常に堂々としてお客さんを楽しませなくてはいけないのです^ ^
練習も大切ですが、この曲はダンスの曲なので、音が出なくなったらもう踊っちゃうッ!!くらいの気持ちで楽しくいきましょう^ ^
参考になれば幸いです^ ^
ありがとうございました!!!
こんにちは。トランペット歴4年の高校三年生です。どういう訳か、最近急激にトランペットが吹けなくなってしまい、何か手掛かりになることがネットに載っていないか…と探していたところ、このサイトにたどり着きました。
2週間前までは本当に調子が良く、練習で疲れていてもhigh B♭まで出ていたのですが、1週間前突然チューニングB♭の上のFから音がカスカスし始め、このような状態が何日も続いてしまっています。きついと言った感じは全くなく、何故こんななのかさっぱりと言った感じです。
原因に心当たりが全くないのです。毎日練習しているし、むしろ最近は音も綺麗になったなーと自分で思っていたし、前まであまり当たらなかった音も当たるようになっていたところです。
もしかして、そもそもの吹き方がわるかったのかな?なんて思っています。私はとにかくスタミナがなくて、合奏なんかだと最後の方は音が汚なくなるし、長い音は保てなくなってしまいます。
なにかアドバイス等あったら教えてください!
はじめまして、コメントありがとうございます。
もちろん実際に見てみないと確実なことはいえませんが、とても分かりやすく症状を説明して下さっていますので文面だけですが良いアドバイスになれば幸いです^ ^他のサイト等でも言えることですが、当てはまるとは限らないので、これもあくまでも参加の1つとして読んでいただければと思います。
ラッパー歴四年目ですとドンドン吹けるようになって毎日の練習が楽しくなる時ですが、ちょうど今回のような最初の壁にぶち当たる時期でもあります。でも安心して下さい!この症状は誰もが一度だけでなく何度も経験する事で、風邪をひくのと同じでいつか治ります。
考えられる原因はいくつかありますが、症状や説明して下さった事から推測してまず大きな原因はズバリ「練習のしすぎ、吹きすぎ」です。「ラッパ吹きあるある話」の1つといえるでしょう。
環境としては毎日練習できる環境で、とてもいいとこですが、無理な練習は逆効果になります。唇に疲労を感じてもさらに無理に吹き続けることは逆に「吹けなくなるため練習」に陥ることもありますので注意が必要です。そう!トランペットとはやり方を間違えると、頑張れば頑張るほど逆に下手になっていくという地獄の楽器なのです!
高校生ということで、きっと吹奏楽部で吹かれていると思いますが部活ですとパート、個人練で1時間或いは何時間か練習してさらにその後合奏なんてこともあり、唇が疲れていても楽譜にhighB♭があればつい無理して(自分では無理していないつもりでも)などの高音域を吹く、ということを続けていると疲労が蓄積して、ある日突然唇が「もう無理〜」と根を上げてしまいます。それが音となって現れるのです。
意外と唇の疲れは自分では気付きにくく、音が出るから大丈夫だろうと勢いで無理に吹いてしまいがちになりますが、唇は自分の気づかない所で疲労している、ということに注意することも大切な事だと思います。
とは言っても、もちろん本番や大切な合奏の時では頑張って高い音を出さなければならない時もあります。「疲れた状態でも最後のパワーを振り絞って高い音を出してやるぜ!オリャー」はそんな時に発動させましょう。
対処としては1日〜2日くらい練習をサボ・・・休んで唇を休養させてあげましょう。思い切って練習を休むという事も上達に必要な事です。場合によっては休んだことでさらにレベルアップする事もあります。
これからは練習の時、唇の疲労を意識して練習に取り組むことをオススメします。唇にもゲームでいうHPというステータスがあると考えてみてください。もし疲労を感じたら、むしろ感じる前に、強すぎない柔らかい音で練習する事が大切です。スポーツでいうペース配分みたいなものでしょうか。
これは曲を吹く上でのスタミナの問題を考える時にも必要になります。吹奏楽の曲だと例えば「アルヴァマー序曲」等に、後半に音が高くて長い旋律が続く地獄の様な所がありますが、どこかでうまく音量のバランスを他のパートに任せて力を抜いて吹くなどの工夫が必要になります。
最初から最後までフルパワーで吹こうとせず、どこで力を抜くか曲全体を把握して、ここは頑張ろう、ここは力を抜こう、マウスピースから口を放そうなどなど、自分の持っているHPの消費量をうまく配分し、疲労という障害物をかわして、まずは一曲吹き切れるよう工夫する事がスタミナアップの最初の一歩です。
これはプロの奏者でもやる事でスタミナの問題とはトランペットだけでなく金管楽器の永遠の課題とも言えますね。このスタミナのことについては、いつかヒンデミットの「トランペットソナタ」という曲を使って私なりの考え方を記事にして投稿する予定ですので少々お待ち下さい^ ^
これからトランペットを続けていく上で、今回の症状は何度も何度も遭遇します。これは間違いなく自分自身のトラブルの対処法を知り、さらに成長するいい機会です。焦らずじっくり、唇を壊さないように頑張ってください。
部活でトランペットを演奏している中学3年生女子です。
高音(チューニングB♭の上のE以上)を出そうとすると力んでしまって音が出なくなります。どうすれば豊かな高音が出るようになりますか?
あと音色が「硬くて細い」と言われます。どんな解決方法がありますか?
これらのことが原因なのか、吹いていると唇が疲れてきて音がかすれてきます。どうすれば疲れた状態から元の唇に直せるのでしょうか?
あと5日ほどでコンクールなので、それまでに直したいです!よろしくお願いします!
はじめまして。いよいよコンクール本番ですね。
ご質問の内容を読んでいろいろアドバイス出来ることはありそうです。でも…
ここでアドバイスを書いてしまうと本場直前なの混乱してしまうと思います。
あと5日…今の時点でアドバイス出来ることは、とにかく吹き方とかは変えないでください。まずはコンクールでは、今までの練習通りの音を本番で失敗しないように演奏することを目指しましょう。
間近で吹き方等いろいろ変えてしまうと、さらに吹けなくなってしまいコンクールの本番そのものが失敗してしまう可能性の方が大きいです。
焦る気持ちはよくわかりますが本番直前ではあれこれ考えすぎず、演奏を成功させることに集中しましょう。
コンクールが終わったらより良く吹けるように、出来ることから改善していきましょう!
こんにちは!
私はアラサーの完全暗黒面側の人間ですどうも初めまして!
今までこういう記事を腐る程読んできてコメントなんかしたこともなかったのですが、とても面白い記事で思わずあはは!と声を出して笑ってしまったほど面白かったのでついコメントしてしまいました笑
もう会ってお話したいくらいです。笑
何故腐るほど読んできたか…もうお分かりかと思いますが、私もめちゃくちゃ悩んでいます。
良い機会かと思ったので藁にもすがる思いでここに書き記して行きます。
初めは高校の時にアンブシュアを治せと言われてから私の地獄が始まりました。
全国でも名のあるような学校で毎日朝から晩まで練習しました。
なんと最初は下のドレミの音が限界でした。。
トランペットですよ…?
高音がカッコイイ楽器でドレミしか出なかったのです。
朝から晩まで鏡を見て泣いて2年目になり、やっとチューニングB♭が出るようになりました。
朝から晩まで練習して、アンブシュアもチューニングB♭…
もちろん色んな人に相談しました。プロの方のレッスンにも行ったし、最初は「練習が足りない!」と叱咤していた先輩方も、私の努力の量を見て「え…なんでなんだろう…」って心配する程になって行きました。
自分で言うのもなんですが、音楽のセンス?というものは備わっていると思います。音楽では5しか取ったことないし、歌も得意でボーカルを担当していたこともありました。
なのでトランペットも音は良いと言われます。リズム感もあります、フレーズを綺麗に歌えます。
しかし、音が出ないから意味無いんです!笑
チューニングB♭から上の音がもうキツイのです!
高校3年間で音色は綺麗になりましたが、最高音が上のFの音です。hiではありません。普通にトランペットを吹いていたら出せるような音。
しかし、当たるか当たらないか分からないレベル。伸ばすこともできません。
もう一通りやりました。
勿論整形手術も考えたこともありますし、
なんなら私も高校3年の時にやっと使える音が出てきた時に、交通事故に会い、唇を縫いました。
絶望でした。
今まで作ってきたアンブシュアがぐちゃぐちゃです。
高校卒業する時、もうこんな屈辱味わうような楽器一生やるもんか!!と、3年間冗談じゃなく毎日泣き続けた毎日にピリオドを打ちました。
打ったつもりでした。。。
その4.5年後、
先輩に
「やっぱり音楽やろう、トランペット一緒に吹こう」と、
先輩の所属していた楽団に誘われ、トラで出ることになり、
あの時の悪夢が毎日…もう何十年経った今も夢に出るくらい辛い毎日を思い出しながらやっていました。
けどやっぱり、、音楽って楽しいんですよねこれが…
もうヤク中と完全に一緒なんじゃないかって思ってます。笑
今もチューニングB♭より上はきついし、Dの音もやっとの思いで当たるくらいです。(これは普通の人で言う、多分hi B♭くらいの感覚かと思います)
しかし音がいいと言われ、下吹きとして使われています。なので3rdしか吹けません。
わたしもそれならそれで割り切ろうと下は俺が制してやる!!って思って自分のやれることを出来るだけ頑張ってやっていたのですが、
やっぱり3rdでもDより高い音なんか普通に出てくるし、そんな1つの譜面を全部完璧に吹けない自分が凄く嫌です。
そしてやっぱり3rdの端っこから1stの人達のことを眺める日々をやめたいです。
私も1度でいいからあの位置に行ってみたいです…(今泣きながら書いてます。笑)
もう一生やるもんかと本気で決めて、トランペットも封印しました。
が、今また誘われて一緒にやろうと、なんだかんだで離れられていない自分がいます。
何十年も経ってまだ諦められないのかよとお恥ずかしいですが、やっぱり平均レベルくらいは行きたいです。
努力はホントに誰にも負けないくらいやりました。
下手なんだから上手い人の2倍、3倍、いや、10倍やらなきゃ!と、頑張りました。
その結果、高校生活で4回入院しました。笑
ストイックに自分の筋肉とアパチュアとかシラブルとか練習方法とか、もう腐るほど調べまくりました。マウスピースだってもちろん、いくら課金したか分からないくらいです。笑
なんなら今だってこうやって調べまくって試行錯誤しております。
もう何十年も悩んでいます。
そして私が出した結果が
分厚いゴムをピンと引っ張って指で弾き出す音は
太くて安定してるけど、
細いゴムは高い音が出ます。
こんな風に、わたしは唇がそこまで厚くはないですが、薄い方ではないので厚みがある音はしますが、高音は、というか中音から上が出ません。しかしチューバの低い音とかめっちゃ綺麗に出ます。笑
もうお分かりですよね………!
嫌だ!!笑
トランペットがいいよおお!!笑
めちゃくちゃ努力した分、どうしても諦め切れないのです。
多分この世に私以上に研究してる人いないんじゃないかと思うくらい色々やってます。笑
整形手術をする人が居るとは思いませんがと仰っていますが、今は本気で考えていました…笑
今は出来る音でロングトーン、タンギング、リップスラーをしています。
といっても、楽に吹ける音が低音しかないから、リップスラーの幅も決まってるし、合奏した時に使えないんじゃ、意味ねーじゃん。とかやさぐれながらやってます。笑
本当に毎日苦しくて何十年経った今でも悪夢を見るくらいです…
しかし一応強豪校出身なので耳はいいほうかなと思いますし、合奏も音が出ないことを除けばちゃんと出来ます。(意味無い)笑
違う楽器をやってみようかなと諦めたことも何度もありました。なんならピアノも弾けますし、和楽器や中国楽器、引けます。あ、リコーダーとか凄い得意です。笑
学校の授業で見本にさせられて前に立たされたくらい得意です。(じゃあお前クラリネットとか行けよ)
でもやっぱりトランペットが一番カッコイイんですよね…
もう完全に恋愛と一緒なんじゃないかと思ってます…笑
彼が忘れられないのです…笑
せめて普通レベル、初心者よりは良いレベルくらいにはなりたい…人間になりたい…です…。
こんな人もいるんだと少しでも誰かの励みになったり、参考になったりすればいいな、そして私が人間になれたらいいなと思いコメントさせて頂きました。
長々と失礼致しました。
暗黒面に堕ちし同志よ・・・はじめまして^^こんにちは。
トランペットとは身を入れて練習をすればするほど、努力すればするほど逆に下手になってゆくというコンチクショウな楽器ですね(TT)ソルフェージュが完璧でも絶対音感があってもジェダイマスターであっても、トランペットとなると音がでないものは出ないのです・・・
ご自身では音域は不本意ながら出せる幅は狭くとも、音そのものは良い音で出せるとのこと、これはとても良いことだと思います。高い音もムラのない音色で演奏するには(高い音を出すだけでなく)中低音域を綺麗な豊かな音で演奏できることが絶対必用になります。つまりその中音域の音色とテンションを保ちながら音域を広げていけば完璧です!文章だけでは判断が難しく、的はずれな回答でしたら申し訳ないのですが「スタンプ(James Stamp)」の教則本は練習されてことはありますか?コメントから、もしかしたら少しは解決に繋がるかなとおもいまして。
インターネットなどでは様々な情報が溢れていてどれも正しいことを言っていると思うのですが、どうしても書かれていることを実践しようとすると読み手の主観が入ってしまい本当の意図はなかなか伝わりにくいもののようです。つまり書かれていることを必要以上にやりすぎてしまう、
例えばもっと力を抜いて吹きましょう、と書かれていると必要以上に抜きすぎたりアパチュアを狭くというと唇を潰すくらい締め付けたりシラブルというと極端に下を動かしてしまったり・・・人それぞれ受け取り方と状態が違うのできちんとした指導者に習ったほうがいい、というのはこのことがあるからなのだと思います。
ちょうど近々「トランペットを綺麗な楽な音色で演奏するには」というテーマで現在執筆中でして記事を投稿する予定です。ちょうど今回コメント頂いた内容に参考になることもあるかもしれません。また他にもトランペットの練習法とオーケストラ曲を通じてちょっとしたトランペットのコツも書いています。よろしかったら読んでいただければ、ご参考になれば幸いです。
それにしてもトランペット吹きにとって高音域とは永遠の課題ですね。
お返事ありがとうございます。境遇が似てたのでつい…!
私は完全にシス卿に心を売って世の中の唇に恵まれているジェダイたちを憎んでいます。笑
音は綺麗なのは低音、中低音だけです。
せめて、普通に上のDやFの音が
楽に出たら…って思いますが…
上のAなんかかすりもしないし、
hi B♭なんか出たこともないです。
中学生かよって感じですよね…
アラサーですよ…もう8歳から吹いてるんですよ…?
入院しながら血をリアルに吐きながら、そして事故って顔がぐちゃぐちゃになり唇を縫っても頑張りましたし、研究もしたし、整形手術もするつもりでいたし、本当に努力して…
今もなお悩み続けています。。
多分唇が本当に絶望的に向いてないんだと思います。。。
音域を上げる練習は何がいいんですかね…??
といっても、普通の平均レベルの音域じゃないので、できる教本がどこにもないんですよね。。笑
とりあえず今はジェームズスタンプの出来るものを毎日続けています。
音がパスパスしたり、バチバチ?することが多々あります。
唇が邪魔してる感があります…
ひとつ、凄く変な話なのですが、唇を歯の表面、?と言いますか、前歯の表面に入れると歯が出てマヌケな顔になると思うのですが、
それをしてマウスピースを当てて吹くとhi Fとかまで出ます。笑
めちゃくちゃ高い音が一瞬で出ます。笑
使える音とかではないですので、遊び程度ですが
ダブルアンブシュアどころの話じゃないです笑
もう私の唇謎過ぎて、プロの人に見せても、プロの人はもとからきっと恵まれている人達でしょうし、あまりいい意見が聞けなくて…笑
本当に悩んでてなにか本当に絶望的に向いてない人でも音域がぐーんと上がる方法や、これやってたら人類誰しも上手くなる!みたいなのはないんでしょうかね…笑
とにかく限界があるのでせめて平均レベルの使える音くらいは綺麗に吹きたいです…(TT)
何度もすみません。
次回の記事も楽しみにしております!
再びのコメントありがとうございます!
文面だけでアドバイスするのは非常に難しいところなのですが、音域を「上げる」という考えよりも幅を広げるという考えで取り組んでみるといかがでしょう。1オクターブ高くなったというより、音色(周波数)が変わった感じといいましょうか…
下から上に上がろうとすると高い音に対して「頑張って登らなきゃ!」と感じて余計に力が入ってしまい逆効果になることもあります。
高い音は力技でなくどちらかというと人間の裏声のように、なんかスイッチが入って切り替わって高い音になる、という感触だと思います。
スタンプは最初は音がカスカスしても気にせず、ベンディング(ソ、ファ♯、ソ)を。これは音のかすれの改善と高い音になった時に余裕ある音で吹ける効果があります。
それとペダルトーンから音が上がっていく練習(ソラーソレミーレドー、ミソドミソド…)を1つのパターンでいいので練習すると音域が広げられる効果があるでしょう。
以上の2つを用法用量を正しく守ってお使いください。(過度の練習、服用は副作用をもたらす危険があります)
私も同じくできなくてついつい頑張りすぎて色々壊しちゃた(!)経験がありますのでよくわかります。でもコツをつかみさせすれば今まで苦しんだ経験が無駄にならず大いに活かされる時が来るでしょう。目覚めよ!みたいな感じで^ ^
初めまして、今月の19日にアンコンがあるのですがみんなで合わせていても音がなかなか当たりません。ソロコンの曲はそこまで外れることはないのですが、
曲は
アンコン:アブデラザール組曲
ソロコン:fantaisie en mi
です。
最近、高い音を出したいときに限って出ませんどうしたらいいでしょうか
また、口がばてない方法と正しいアンブシェアについて教えてください。
コメントありがとうございます^ ^
ソロコンはバラ(Barat)の曲ですね、懐かしいですね。この曲もよく演奏される曲で最初の試練みたいな曲ですね。パーセルの曲もブラアンの定番ですね。もし一番トランペットでしたら、他の楽器の音量に負けないように吹こうとするとすぐにバテてしまうのが難しいところですね。
さて、バテない方法とアンブッシュアというこですが…本番が今週の土曜日なんですね!!
残念ながら今ここでアドバイスできることは、以前コメントいただいた他の方にもアドバイスしたのですが、本番直前であれこれ変えると本番そのものが台無しになってしまうので、それよりも本番まで風邪などひかないよう体調に気をつけて、万全の態勢で本番に臨んでほしいです^ ^これは一番大切な事です。
もし定期的にトランペットレッスンを受けている先生がいるようであれば、実際にコンディションを見ているその方に相談するのが一番いいですね。
頑張ってください!
ご丁寧にアドバイスありがとうございます!確かに、ココ最近調子が良いからと練習しすぎていました…。1.2日練習をお休みして様子を見てみようと思います。
返信を読んでとても心が軽くなりました。
本当にありがとうございました!
はじめまして!私は中学生からトランペットを始め、ただいま5年目となっている高校2年生です。
私は高音が苦手です(とはいえ、皆からすれば高音とも言えないのでしょうが…………)。チューニングB♭より上がどうにも力んでいる感じがし、辛うじてFが出るかな?くらいです。色々調べたりなんだりして練習しているのですが、悪化している気しかしません。今年の1月はhiB♭が当たるくらい調子が良く、これを維持すれば……と思っていたのですが、だんだんと出なくなっていき、先に述べたような状態です。
正直辛いです。私の代はトランペットが私しかいないので来年は必然的に私が1stとなります。しかしこんな状態ではとても務まりません。
何より私自身ももっと上手くなりたいし、吹きこなしたいです。
・喉に力が入っている気がする
・全身を使って吹いていない(まず全身を使って吹くって何??という感じ)
・スケールをしていると、チューニングB♭上のFくらいでスカッと音が
消えてしまう
・アンブシュアが安定していない
・音がペラペラ
・チューニングB♭より上は力む
などなどです。じゃあ高音よりまず先に中低音安定させろよとは思いますが、支部大会も近いですし高音は出さなければなりません。
どうすればいいのでしょう?大会後が不安です……
文章ごちゃごちゃしててすみません
はじめまして!コメントありがとうございます!
ご質問の文を読ませていただいて感じたのですが、ご自分の弱点などを客観的に分析し、明確に文章でご説明できている点、大変素晴らしいと思いました。あとはそれらの問題にいかに立ち向かうか、です。問題に気づくことが出来るのが一番大切な事。大丈夫!必ず上達できるし、文章も全然ごちゃごちゃしていませんよ^ ^
そして、ご質問の内容ですが、特に高音域のことですね。これはトランペット吹きのほぼ100%の人、100人中500人が悩むことです(ん、数が合わない?)。間違いなく!みんな高音域が苦手です。オレは高音が得意だゼ!という人はかなり希少種でしょう。
「高い音が出せない」ということにプレッシャーを感じてしまうのもまたラッパ吹き達の宿命ですね。トランペットを吹く人は皆、超マジメで、繊細で素晴らしい人達ばかりですから^_^
まして学年でトランペットパートは1人だけ、来年はトップを吹くとなるとプレッシャーも大きいでしょう。しかもコンクールの支部本番も近いですからますます心が不安になりますね。
でも、まずは落ち着いて、今やらなければならない目の前の事を一つ一つこなしていく事が大切です。足掻けば足掻くほど吹けなくなってゆく…それがトランペットの恐ろしさです…
今私から言えることは、まずは今奏法を変えたり先の事を心配するよりも、近い本番、コンクール支部大会の本番を体調を崩したりせず、この夏休み、一生懸命練習してきた通りに乗り切る事です。これは一番大切な事です。
私も経験のある事なのですが、やはり本番間近になってくると自分の欠点が不安になってきて(やはり高音域のことで)色々考えて奏法を急に変えて吹きたくなるもの、しかしほぼ失敗します。
なので残念ながら特効薬のようなものは無く、ここでアドバイスをするとかえって悪い結果になってしまいそうなのです…
今は奏法を変えず、深刻に悩み過ぎず、暑い季節ですからエアコンの当たりすぎ、アイスの食べ過ぎで風邪などひかないように気をつけて、万全の態勢で本番に臨んで欲しい、というのが私から今アドバイスできることです。
…さて、ここから先は大会後、本番が終わってから試してみて欲しい事です。
アンブッシュアについては実際に見ないとアドバイスはできませんが、その他の点で、詳しく説明してくださっているのでもしかしたらという点で…もちろん文章だけからの判断ですので間違ったアドバイスかもしれませんが参加になれば幸いです。
喉に力が入っているように実感している事、
チューニングB♭を境に音が薄く力が入ったような、余裕のない音がする。またスケールで音が途中で消える、つまり唇の振動が止まる。
これらのことから考えると…
チューニングB♭を境に違う吹き方をしてしまっているのかもしれません。
スラーでの半音階の練習はしていますでしょうか?この練習のポイントは、中音域の余裕のある音のまま、高い音へ「音域を広げていく」ことです。
高い音へ登って行くのではなく、です。指の動きなんてぶっちゃけどうでもよくて、下のドの音や出しやすい中音域を吹く時の口周りの力加減(もちろん少しは力が入ります)と、余裕のある音色のまま、
「高い音に行く時に力を入れず(多少入りますが)スラーで、中低音を吹くテンションで上下に満遍なく練習すること」
をオススメします。もちろん1日2日で出来るものではないので、毎日の練習に取り入れてみてはどうでしょう?教本は半音階にスラーが付いていれば何でもOK!ウォームアップの時に練習するのがいいと思います。その時はリラックスして、力を入れすぎず吹くことが大切です。また、いきなり広い音域で練習しようとせずに、少しずつ音域を広げていきましょう。
唇と息のスピードはそのまま、もちろん多少は力が入ったりしますが、意識は指だけ動かしてスラーで上下するのです。
音域によって舌を調節して口の中の容積を狭めたり広げたりするシラブルも「余裕のある高音域」のヒントですが、動かす量は人それぞれ。私はほんのわずかに動かせば十分と思います。
よく言われることで、「高い音を出したいなら中音域や低い音をシッカリ練習を」というのはここにポイントがあると思います。シッカリした中低音の響きのまま、高音を出さなければペラペラした(倍音が少ない)、力の入った音になるのは必然のことでしょう。
もう一点、いい事に気付きましたね!よく言われる「全身を使って吹かんかい!」という言葉。とてもわかりにくいですね。他にも頭のてっぺんから高い音を出せ、とか…頭に口があるのか…
どんな事を言ってもトランペットは、両手で楽器を持って息を入れて唇を振動させ音を出します。これ以外の部位で音を出すなんてありえませんね。おヘソでラッパを吹けたら面白いですが^ ^…いやまて、本当に吹いてみたいな…( ゚д゚)
ちょっと難しい話になるかもしれませんが、これはあながち間違いでもなくて、おそらく今まで吹いてきて感じたことがあるかもしれませんが、非常に調子よく吹けている時、盛り上がっているとき、楽器全体が100%響いて、楽器が自分の体の一部になったような感じがした事はありませんでしょうか。いや逆に自分が楽器の一部になったような、さらに他のパートの人達とも一体となったような。
楽譜から解放されて、バテずにずっと吹いていられるような…そんな感じです。
いい状態で楽器が最大限に鳴っているとき、本当に身体全体で吹いてるなという感じがします。そんなテンションというかノリというか…
おそらくその意味は、ただ楽譜通りに指を動かして音を出してるだけでなく、もう一歩踏み出して、音楽と一体となって楽器を最大限に鳴らせる状態になれ、ということなんだと私は思います。なんかヘヴィメタみたいな感じです…もちろんそうなるには、その曲、音楽をシッカリ練習する必要がありますね。全身で吹く、というのは練習を越えたさらに一歩先の事だと私は思っています。
長い文になって、私の文章の方がごちゃごちゃしてしまいましたがご参考になれば幸いです。
でもこのアドバイスは今はあまり考えないで、くれぐれも間近の本番の練習を最優先にして下さいね!自信を持って支部大会に臨んでください。健闘を祈っています。
お返事ありがとうございます!!
見るのが遅れてしまい、申し訳ない気持ちです……。
スラーで半音階は一応やっていたのですが、上の音にばかり気を取られていた気はします。「音域を広げる」ということをメインにしていきます。
さて、支部大会の結果ですが、ダメ金で全国出場を逃しました。しばらく支部すら行っていなかった学校なので充分すごいとは思うのですが、やはり悔しいです。涙を流している先輩もいました。来年も、少なくとも支部を目指したいです。
しかし最近先輩が引退し、楽器を変えることになりました。そして1stをやっていた先輩の楽器を使うようになってから、どうも調子が悪いです。
実は大会3日前くらいからすごく調子が良くて、悩んでいたFなどもらくらく綺麗に出ていたのです(本番は緊張して少し固くなりましたが……)。これなら、と少し自信を持っていたのですが、楽器を変えてから何か吹きづらい。
まずマウスピースの当て方がしっくり来ません。以前はそんな感覚はなかったように思えます。基礎練などしていても、息が詰まっているような感覚があり、楽に音を出せているとは言えません。綺麗かというとそうでもない。
そして音域が狭まりました。チューニングB♭の時点で、もう既に力んでいる気がするのです。Dあたりが精一杯で、Fなどとても使い物になりません。そのDですら、リップスラーなどスラーで上がる時に外したりします。
加えて、アンブシュアが安定しません。これは前からもそうではあったのですが以前に増して安定していない感じがします。
上目の音を吹いていると、下唇が段々出てきて唇の内側で吹いています……。また、アパチュアがすごく広い気がします。視認したわけではないですが、吹いている最中になんとなく「広い気がする」と感じます。
すみません、誤送信してしまいました。
続きです。
最近高音ばかりやっているから悪いのかな、とも思います。身の丈にあった音より上ばかり目指しているからアンブシュアも崩れたりするのかな……と。
しかし先輩が引退し、私は1stになってしまいました。配られる曲は何故か狙いすましたかのように音が高い曲ばかり。オクターブを下げて吹こうかなと思っても跳躍が激しかったりして微妙に下げられませんし、合奏で下げて吹くのも……と思って挑戦はしています。
先日はオーメンズオブラブを吹きましたが、曲の前半でもうヘロヘロ。後半のかっこいいメロディも吹くことが出来ませんでした。
近々金管楽器だけでの演奏イベントもあり、そこではA列車で行こうもやります。高い。
これでは吹くことが出来ず仲間に恥をかかせてしまいますし、まず吹けないことが悔しくて恥ずかしくてたまりません。他校と合同で春の猟犬を吹くイベントもあります。私の学校のトランペットトップは猟犬も橙1stを吹いてきましたが、音が出ない以上私は2ndや3rdに移らざるを得ません。
悔しいです。支部大会にも出た学校なのにトランペットのトップがこんなに下手だと思われたくありません。一刻も早く上手くなりたい……ですが、焦ってもだいたい悪い方向にしかいかないのですよね。
とりあえず私の直近の悩みは、
・チューニングB♭より上がキツイ
・アパチュアが開き、アンブシュアが安定しない。
・あと、音色が悪い(息の音がする。柔らかで豊かな音でなく硬い。力みでどうにか音を出しているため、フォームも悪い。脱力できていない)
・息が詰まる。喉も詰まっている気がする。
といったところです。
また長々とすみません、読んで頂けると嬉しいです……。
コメントありがとうございます^_^支部大会のことも教えて下さり嬉しいです。ダメ金だったとしても、それだけの頑張りと実力が演奏という形で現れた結果だという事は紛れも無い事実です。素晴らしい!
また、不安に惑わされる事なくキチンと本番を優先して、支部大会に臨んだ事もよかったです!前回チラッとアドバイスしてしまったので、迷わせてしまったかな?と心配しておりました。本番も有意義に演奏できたようで何よりです。これは一番大切な事ですね!
さて大切な大会も終わったので、今は自分の奏法を見つめ直す良い機会ですね。前回よりも詳しく症状や、それに対する自分の気持ちも率直に説明して下さっている中で、もちろん実際に吹いている所を見ないと的確なアドバイスは難しいのですが、何点か思い当たる点があります。ちょっと長くなりますが、私のアドバイスでよければ、参考になれば幸いです。
まず、気になった点がありまして、楽器を変えたら以前より吹きにくくなったということ。もしかしてマウスピースもそれまでとは違うものに変えましたか?
これもよくある事で、楽器を変える事で今までと抵抗感など、多少吹いた感触が変わります。そこで以前のような音色にしようと体が自然に気張ってしまい思うように吹けなくなることがあります。私もこれは経験があります。
楽器本体を変えるのはまだしも、特にマウスピースをこれまでと違うものにするときは注意が必要です。口当たりはもちろん、音色、奏法そのものも大きく変わる場合があります。
もしその楽器があまり吹きにくいようなら今まで良く吹けていた楽器に戻す事をオススメします。先輩がそれを上手く吹けたとしても他の皆が吹けるとは限らない事もありますので。マウスピースも、よほどの理由がなければ是非これまでのものを使った方がいいと思います。
元楽器店で働いていた者の意見として、ぶっちゃけ言いますとトランペットという楽器はピストンが動いて、ベルにヒビが入っていなければ音は出ます。管に少しくらい穴が空いていても大丈夫なのです!それでも中には鳴りが悪い楽器というのもあります。経験を積めばそういった楽器に持ち替えても吹きこなす事も出来るようになりますが、音域が狭くなるなど、機能的な面でマイナス要因が生じるのならやめたほうが良いかもしれません。
次にスラーでの半音階の練習は是非続けてほしいです。もし、より進んだ練習をしたいなら・・・
部活でクラークの「テクニカルスタディース」という教本は使った事はありますか?
クラーク : 技術的練習曲 (トランペット教則本) カール・フィッシャー出版 https://www.amazon.co.jp/dp/B003YC5XZ8/ref=cm_sw_r_cp_api_i_Tb7DDb074QYTQ
これはトランペット奏者なら必ずといっていいほど使う教本です。もしご存知なければ是非これを練習して欲しいです。最初の半音階と次の練習曲だけでも大いに役に立つでしょう!ちなみに注意書きが英語で書いてあるので必ず読んで理解して練習しましょう。英語の自主勉強と思って翻訳を^ ^
そして1番の問題、音そのものの出し方ですね!
・まず問題点はリップスラーで引っかかってしまう事。
・高い音を吹いていると疲れてきてだんだん唇の中側が出できてしまい、そこで音を出してしまっているような感じ(これは粘膜奏法と呼ばれています)。
・アパチュアが広がってしまう。結果安定しない、汚い音になる。
その他の事から考えて、ズバリ「口周りの力の使い方が上手くできていないから!」と思いました。前回最初にご相談いただいた事も含めて、恐らくそれであると思います。これまで多くの小中高の吹奏楽部の生徒さん達も見てきましたが、この症状がほとんどです。
もちろん文面からだけの判断でして、実際もしかしたら違うかもしれませんが、これも私自身経験した症状なのでそう判断しました。ではどうすれば正しい口の力の使い方をすればいいか?力を入れ過ぎれば逆効果だし・・・
ちょっと試してみてほしいのですが、
マウスピースのみで正しい音程で音階を吹けますか?
そしてそれをグリッサンドで吹けるか?
もう一つ、問題となっているチューニングB♭より上の音を正しい音程で、マウスピースのみで吹けるかどうか?
音楽室のピアノでもいいし、スマホなどが許されるなら、キーボードのアプリなどを使ってもいいので、いっしょに吹いてみてしっかりと、まっすぐに、音が揺れないように同じ正しい音程で吹けるかどうかを試してみて欲しいのです。
このマウスピースのみで吹いたとき、特に高い音の時、楽器をつけて吹くよりも口周りの力を絶妙にコントロールする必要があると思います。
この時の口周りの力!これが現実であり、答えです。
どんな事を言っても、高い音をトランペットらしい張りのある、それでいて豊かな音を出すには最低限これくらいの力が必要ですよ!というポイントがあります。
ある程度唇をシッカリと張り詰めさせないとアパチュアは息の量に負けて広がります。すると音にまとまりがなくなります。もちろん必要な唇の振動が得られないので、チューニングB♭くらいまでなら楽に出せても、それより上の音が難しくなります。すると焦って息を余計に吹き込んでしまう。さらにアパチュアが広がる。なんか頑張って色んな所に力が入ってしまう・・・ますます息を入れすぎて、喉も苦しくて、最後は口周りが耐えられなくなって唇の中が出できてしまう!
高次倍音を響かせるにはそれなりの速い振動が必要なのです。それにはギターの弦などのように振動体をピンと張らなくてはいけない、テンションを上げなくてはなりません。それにはやはり口周りの力をいかに効率良く使うか?にかかっています。
気をつけて欲しい重要な事は、強い力を入れればいい、という事では決してありません。その音を出すために必要な最低限の力が必要なのだ、ということです。それにはマウスピースのみで正しくその音を出してみて、その力の入れ具合を観察することが大切なのです。
トランペットは息をたくさん吸って吹き込めば高いが出しやすくなるというものでは決してないのです。
もしかすると、マウスピースのみで練習するのは悪いクセがつくからやめた方がいいと言われているかもしれませんし、実際マウスピースのみで吹くのは意味が無いという人もいます。しかし音のでる仕組みを一つずつ紐解いて行けば必ずどこかで足りない点が見つかるはずです。トランペットの音が出る原理は、プロアマ老若男女問わず世界中の誰が吹いても同じです。
意外とマウスピースのみで音を出し、確認してみるという事は、音が出る仕組みを観察する上で非常に便利です。
シッカリと息を入れた時に、唇の力が弱ければ締まりのないヴフェェェェ〜!という音になると思います。例えば初心者の人の音を聞いた時、何がその人に必要だと思いますか?自分と比べて息の量が物凄く少ない訳でもないし、決して唇の形や歯並びが極端に違うわけでもないのに自分と初心者の音を比較して何が違うのか?を考えてみると何となく現実的な答えが見えてくると思います。
以前にこの事についてもう少し詳しく書いたことがありまして、もしこちらも読んで参考になれば幸いです。
https://shirokuroneko.com/archives/11674.html
長々と書いてしまいましたが、まず、
①マウスピースで自分がシッカリと出したい音(高い音)を、ピアノやキーボードアプリなどをつかって正しい音程で吹いてみる。その音を出すために必要な最低限の力を確認するためです。
②マウスピースでグリッサンドを吹いてみる。リップスラーが引っかかったりしないように、また半音階をスムーズに吹くためです。
これをやってみて下さい。もしかしたら解決の糸口が見えるかもしれません。他にも色んな方向からのアプローチはありますが、まずはこれをオススメします。ただ、あくまでも確認作業と思って、疲れるまで吹き過ぎないように注意です。
あまり深刻にならず、一つ一つ解決して行きましょう!また何かありましたら遠慮なくご質問下さい^ ^
あと「A列車でいこう」は音の跳躍も難しいですが、ゆっくりテンポからひたすら練習して、暗譜するくらい練習するしかないですね^ ^踊りながら吹けるくらいに。
スタミナが必要な曲はペース配分に気をつけて頑張って下さい!
お久しぶりです。
あの後1stになって、お返事の通りに練習していたら高い音がスルッと出てくるようになりました。ありがとうございます。
しかし最近マウスピースの押し付けすぎなのか、前歯に唇がくい込んで痛いです。それで吹けなくなってしまいます。無理やり高い音を出そうとしている証拠なのでしょうか?多少の押し付けは必要だと思うのですが、歯にくい込んで痛くなるのは押し付けすぎなのか唇を巻いてしまっているのか…………。
今度ハイベーが出るソロがあるので不安になり、相談させていただきました。何度もすみません。
言葉が足りなかったので追加します。
吹き始め(基礎練とか)の間はそこまで問題ないです。Gまでだったらほぼ確実に出て、ハイベーはちょっと怪しいかな?という感じです。吹き始めて1時間くらい経つとだんだん唇が痛くなってきます。直近にイベントがあるので曲合わせなどを他のパートとしなければならず、休むこともしづらいですし、何よりこんなスタミナの無さで定期演奏会は大丈夫なのか……?と思ってしまいます。
とりあえず、
・吹き始めはそこまでじゃない
・吹いて1時間すると唇が痛くなる(歯に当たって痛い)
・そうなるとFあたりもキツく、変な音の出し方になってしまう
こんなところです。お願いします。
本当に何度もすみません、しかし今日の部活で違和感を感じたので、昨日のことも踏まえて報告させていただきます。
今日は時間が経つにつれ音が出なくなっていきました。押し付けなどは過度にし過ぎないようにしました。しかし、吹いているうちに何か違和感があるというか、基礎で出ていた音を曲で出そうとすると、マウスピースを当てた感じが違うというか……。とにかく、基礎の時と曲の時とで、口の感じなどが違う気がします。そして試してみたのですが、リップスラーを基礎練の最初、曲練の途中でやってみたのですが、曲練の途中でやったリップスラーはFまで上がれませんでした(基礎練の時は出来てます)。
これは段々吹き方がズレているということなのでしょうか?1か月前ほどはいくら吹いてもGくらいまでは安定していたのですが……
曲に出てくる
ハイベーなどを練習しすぎなのでしょうか?
誤送信すみません。
お久しぶりのコメントありがとうございます^ ^その後も練習頑張って取り組んでいるようですね!私も嬉しいです!
先日と今日の違和感が現れ出した内容を拝見しまして、今回も詳しく説明して下さっているので、私の経験上でのアドバイスで良ければ参考にしていただければと思います。ただし、やはり実際に症状を見ておらずこの文面からのみの判断ですので、あくまでも参加までに聞いてくださいね^ ^
症状の内容から判断して結論から申し上げますと、ズバリ「練習しすぎ!!」でしょう!
練習のしすぎで唇がバテている状態と思います。なぜなら全く同じ状態をかつて私も経験したからそう思うのです。
まずは1日、あるいは2〜3日間思い切ってサボりまsy、楽器を吹かず唇を休息させ回復させる必要があります。唇に楽器を押しつけてきたかな?と思った時がバテ始めです。さらに吹いていれば痛くなってくるのも自然なことです。その状態で焦ってさらに無理して吹き過ぎると逆に吹けなくなり、かえって「吹けなくなるための練習」という悪循環に陥る可能性もあります。
そして、これから学校の部活で練習する時はなるべく上手くインターバルをとり唇をバテさせないように、10分吹いたら10分休むくらいの感じで取り組んでみてはいかがでしょう。とはいえ部活となると合奏やらパート練やらで中々難しいとは思いますが、疲れてきたかな?と思った時点で休む事。また対策として高い音をピアニッシモで吹けるように練習しておくといいでしょう。常にマックスパワーで吹くのはプロでも難しい事です。
トランペットという楽器はピアノや弦楽器等と比べて長時間演奏し続ける事が難しい楽器でして、1時間練習するとしても、ずっと吹き続けるのはどんな世界的天才奏者でもやはりだんだん音が出なくなってくる、そういうものなのです。なのでその点は安心して下さって大丈夫です。
トランペットの超絶ソロ曲にしても、高難易度のオーケストラ曲や吹奏楽曲にしても、トランペットがずーっと吹き続ける曲はまずありません。有名な「トランペット吹きの休日」はほぼほぼ吹きっぱなしですが、それでも3分くらいの曲です。
特に「基礎練習をしている時と曲を吹く時とで口当たりみたいなのが違った感じがする。曲の練習途中で、確認でリップスラーを吹くとジャンプ出来ず引っかかって上に上がれない」、これは私も大分悩んだことがあります。これはさらに悪化すると本番で音が全く出せなくなり初心者が演奏しているような音になってしまいます。
この状態は唇の疲労だけでなく心理的な焦りも関係しています。「練習のための練習」に陥っている状態です。どういうことかと言いますと
吹けないよー!
↓
もっと練習しなきゃ!基礎練習をしよう!
↓
曲の途中で音が外れた!基礎練の〇〇の練習が足りない!確認吹き。
↓
この〇〇を練習するにはリップスラーが必要!
↓
リップスラーには△△が必要!
↓
△△には…が必要
↓
…ガー!
以外無限ループ
このようになると曲を吹くときの吹き方と、基礎練の時の吹き方が自分では気づかない無意識のうちに吹き分けてしまい、ある日「あれ?私は今までどうやってトランペットを吹いていたんだっけ?」となります。始めのうちは曲練習の途中の確認だったものが気がつくと暇があればずっと和音やリップスラーなどの練習ばかりを休まずに無駄吹きしてしまう悪い癖がつくのです。
他にも要因がありそうですが、超絶に長文になりそうなのでとりあえず思い当たった点を書きました。とにかく唇を休まさせましょう。また何かありましたら遠慮なくご連絡下さいね^ ^
こんにちは。何度もすみません。
最近、また音域が狭まって来ました。
去年の秋はハイベーもきっちり当てられる!という感じだったのですが、最近はFもきついです。基礎練では今まで教わったことなどを反芻しながらやっているつもりですが、どうにも上が出ません。曲のワンフレーズも満足に吹けない始末です。
今私が感じている状態としては、
・喉?というか舌の付け根のところが塞がっている感じがする
・音が薄っぺらく、張り、太さがない。
・唇の十分な振動を感じられない
また、調子を一定に保てないのも悩みの種です。
先に述べた通り、秋までは良い感じをキープできていたのですが、最近段々音域が狭まっています。実は以前にも同じようなことがあり、ずっとFもきついようなことが続いていました。そこで今回の記事を読ませていただいたり、アドバイスを頂いたりして高音を改善できた!と思っていたのですが……。
何度もコメントすみません。
お願いします。
イラッシャーイ^ ^毎度コメントありがとうございます!頑張って練習に励んでいる様ですね。今回も文面からだけなので全て正しいアドバイスができるかは自信がない所ですが、私も同様の経験をした事があるのであくまでも参加として聞いて下さいね。
まずは練習していくうちにだんだん「楽に出せる音域」が狭くなっていく点ですが(楽にという点がポイント)、根本に帰って基本的な、現実的な点から見て単純に「吹きすぎてバテていないか?」という点に注意です。どんなに世界的に有名なラッパ吹きでも流石に疲労には勝てません。この点は自分でペース配分を考えて、自分はどれくらいのスタミナがあるのかを把握する必要があります。
ご自身が感じている音が薄くなる事も唇に手応え(口応え?)が感じられないのも吹きすぎによるバテの症状の様に思いました。
普段の基礎練などでどのくらいのテンション、といいますか、どれくらいの音の強さで吹いているかとか休憩をどれくらいとっているか、どんな音色で吹いているか…これらは実際に見て聞いてみないとなんとも言えない所です。
ただ1つだけ言えることは…そう「無理矢理吹かない」ことです。でも音が出ないとどうしても焦ってしまいますね。だってにんげんだもの。
基礎練では常に30〜50%くらいの力で、中音域をピアニッシモで吹く時の様な柔らかく綺麗な音で吹くことが大切です。実はトランペットは「綺麗な自然な音で吹くこと」が1番大切な事です。ぶっちゃけタネを明かしてしまうとトランペットは「本当に正しい良い音で自然に」吹けるコツを掴めばバテも高音域も全て解決してしまうのです!だって、そうでなきゃこんな音が出ない楽器なんかとっくに誰も吹かなくなってトランペットは絶滅危惧種となるでしょう。
もちろん目の前の課題曲の高音域やスタミナ問題を日々こなす事も大切ですが、こんな時は厄介な高音域は一旦置いといて…視点を変えて、もっと長い目で見て少しの間「良い音色」を重点を置いて練習に取り組んでみてはいかがでしょう?
とはいえ合奏になったりするとついつい思いっきり吹いてしまうもの、出なくても音を出さなければいけない時もあるし…そこが難しい所ですね…
音が出ない時はうまく誤魔化しましょう!…ではなくて、調子が悪い時は、例えば何が曲を合奏する際、大切でないフレーズは思いっきり吹かないで休んで、ここだけは!という所は頑張って出す!でもこれはあくまでも最終手段ですね…
さて、もう一点、調子が一定に保てないという点。これはもしかすると今回1番大切な事かもしれません。
調子が良くなったり悪くなったりすることはトランペットに限らず改善したい点です。特に仕事として、プロとしてやっている人にとって「今日は調子が悪いんでー」は命取りですね。
明日から練習する時、まさに楽器を吹こうと口に楽器をつけた時、息を吸って音をだす瞬間、「いつも同じ吹き方で音を出しているかな?」という点に注意を向けてみて下さい。
「今日は音が出るかな?」とか「もっと頑張らなきゃ」とかとか…その時の心理状態によって微妙な意識や吹く時のわずかなポジションが一定でなく吹いていると調子の良し悪しが思いっきり出ます!
常に同じ楽器を(口に)当てる位置にあるか、同じ楽器の持ち方、同じ吹き方をしているかどうか。全て同じポジションか?今一度意識して、常に同じ吹き方で吹くことをオススメします。いや、絶対そうした方がいいです!
常に決まった位置やフォームで、堂々と自信を持って吹くことにより、緊張したり心理的な不安に惑わされることなくなりますし、何か調子が悪い時、どこのコンディションが悪いかも発見できるでしょう。これはスポーツ選手でも言えることと思います。
しかしながら、ご自身で客観的に自分の状態を説明できているので、もしかしたら既にその点は気を配っているかもしれませんね。検討違いでしたら申し訳ありません。
喉の奥が詰まった感じがする点は、何とも言えない所ですね…意識して力を抜いて広げようとしても改善されず吹く上で支障となるならば、体調が悪いのか、無理に頑張ろうと心理的な焦りがあるのか…すみません、これは何とも言えない所です。体調的なものならばとりあえずは風邪に気をつけて、疲れたら美味しい物を食べてゆっくり休んで、時には楽器のことは忘れて遊びましょう^ ^
トランペットとは日々練習しながらも上達したと思ったら突然奈落の底に叩き落とされ、そしてまた這い上がって…の繰り返し。しかも考えすぎるともう吹けなくなる!!まさに修羅の道!
でも落ち着いて一つ一つ積み重ねましょう!走るよりも、ゆっくり歩けばもっと遠くまで行けます^ ^
こんにちは。はじめまして。
Tp.歴約15年のアマチュアプレイヤーです。
はじめた頃はベテランの方にみて頂いたりしましたが、基本我流です。
(学生時代にTub.とEup.で3年の経験があり、基礎練習法は特に困っておりませんでした。)
当然ながらハイトーンに憧れて練習を積んでおりましたが、先週の時点で合奏後の疲弊した状態で音楽的に使いこなせる音域はチューニングB♭上のE♭まで。
合奏前の音出し後で使いこなせる音域はGまで。無理すればHighCまで大きな音で出るような状態でした。
先週この記事を拝見させて頂き、初心を思い出しつつ試行錯誤していたらHighB♭までのコツを掴めました。
私の場合は舌の使い方に問題があったようで、息の通り道を作る時に舌の先端だけを狭めて圧力上げようとしてました。なので、上の音域は無理やり息入れて大きな音しか出ず、制御もできませんでしたが、舌全体を活用し、質量のある息の通り道を作ってやったところ、難なくHighB♭まで制御できるようになりました。
本当に自転車に乗るような感覚ですね。
一度自分なりのコツがわかれば忘れることは無さそうです。
合奏後の状態で、HighB♭何度でも無理なく吹けるようになり、強弱や音楽的な表現まで可能になりました。
上の音域は諦めかけてましたので、まるで夢を見ているようです。
実は2週間前に、はじめてメインマッピ変えました。3C(約15年間)→1ハーフCです。
マッピチェンジでは明らかに音質向上し、持久力も格段に上がりましたが、音域に変化はありませんでした。(理屈で言ったら音域は狭くなる方向ですが)
今では、やはり自分なりのコツが大事だと感じてます。
上の音を出す為に足りないものも個人差あると思いますし、それに気付けるのも修正できるのも自分なのだと。
お陰様で、これからはさらに上の音域に挑戦して行けそうです。
結びになりますが、楽しい記事で初心にかえらせて頂き、とても感謝しております。
ありがとうございました。
イラッシャイマセェェェッ^ ^はじめまして!コメントをいただきありがとうございます^ ^また、私の拙い、暗黒面全開の記事ですがお役に立ててとても嬉しいです!
ラッパー暦15年ですともうベテランですね!やはりトランペットは音を出すだけでも一苦労の楽器なだけに、諦めず続ける事が1番大切なのだな、と私も勉強になりました。
どうしてもトランペットを吹く上で高い音というのは鬼門でして、心理的にいっぱい息を吸って思いっきり息を吹き入れれば高い音が出るような気がしてしまうものですね。
またこれも人間の心理なのか、舌をコントロールして空気の圧力を上げて高い音を出しましょう、と言われると今度は人によって必要以上に舌を上げ下げしてしまったり…この辺りもうまく伝えることがとても難しい所ですね。
マウスピースを3cから1ハーフcに変えて良い変化があったとの事。実は私も全く同じくで、以前1ハーフcに変えて劇的に変化しました^ ^しかしながらその後心の迷いで色々なマウスピースを遍歴してしまいましたが…
でもやはり1ハーフcが最も吹きやすいマウスピースではないかな、と私も思います。結局最後は安心して吹けるこのマウスピースに帰ってきました。
ハッキリとした確証はまだないのですが、実はマウスピースは大きさやカップの浅さによって高い音が出やすいとか、バテにくいとかはあまり関係ないのではないかな?と最近思うようになりました。(ピッコロトランペットとかバストランペットなどの超特種管以外は)
考えてみれば、1cと10cのマウスピース(V.BACH)の大きさなんて1㍉しか変わらないですし、サイズを小さくしたって吹けない音は吹けないし、バテる時はバテるものですねm(__)mやはりおっしゃる通り、高い音ももちろん、諸々の事は自分で己を観察して見つけていくしかないものですね。
マウスピースの大きさで変わる点は、音色は本当に変わりますね!自分でも気づかず他の人に指摘されて初めて気付くくらいに!
トロンボーンのマウスピースは大きいですから、ツボが違うとは言え彼らがトランペットを吹いたら最強なのでは?と思うこともあります。チューバなんかもう神?!でもチューバ奏者がトランペットを吹くとマウスピースが小さすぎるくらいに感じて、これまた大変だそうです…
いつかもう少しこの辺を煮詰めて確証ができたら、実はマウスピースのサイズなんて高い音やバテ解消を目指す上ではそんなに関係ないんだ!ということを命をかけて記事にしてみたいと思っています。大手マウスピースメーカーからの刺客に暗殺されてしまうかもしれませんので((;゚Д゚))
私もまだまだ発展途上の身、これからもトランペットとオーケストラ等のぶっちゃけ話の記事を書いていくつもりです。是非是非読んでいただければ幸いです^ ^
こんにちは、はじめまして。
吹奏楽部所属の中3で、Tp歴3年目の者です。
今度の8月頭にコンクールがあり、私はパートの中で1人だけ1stとして吹くのですが(←Tpパートが4人しかいないので…)高音がどうしてもかすれたり音程が高くなったり、さらには出なくなってしまったり、という状態です。
コンクール曲ではチューニングB♭より上のFがとてもよく出てきて、たまにその上のGも出てきます。わりと冒頭の方からそんな感じなので、すぐに唇が疲れてしまい、中間部~ラストでチューニングB♭さえもキツくなってしまっています。当然、そういう時には上のF,Gなんて出せません。
1stは私1人だけなのに、こんな状態なので、曲を全体として聞いたときにとてもバランスが悪くなっていると思います。
さらに、これだけではなく、中間部にソロもあるんです…(最高音がチューニングB♭のすぐ上のCです)
そこで、質問したいのは、以下の2つです。
1、コンクールまでに唇を鍛えて、高音も含め、最後まで吹ききるようになることはできますか?
2、ソロで、豊かな響く音で吹くには何を意識したらいいでしょうか?
長文すみません…。よろしくお願いします。
こんにちは。
この記事を読んでくださりまた、メッセージをありがとうございますございます。
もうすぐコンクールの本番なんですね、去年より色々と大変な事がありましたが、また再開され嬉しいです。暑い中感染症対策で中々練習も大変と思いますが頑張ってください。
さて、ラッパー歴3年となるとやはり今回ご相談いただいてるような悩みに多くの人がぶつかります。というかみんなこの壁にぶつかります^^
この記事は三年ほど前に書いたのですが、やはり同じ症状の質問を何人かの先輩達よりいただいていますね。
特に本番近くなると練習も力が入り、口がバテているにもかかわらず合奏で無理に吹いてしまう(これは仕方ない所もありますが…)。
また気持ち的にも焦りが出てしまいがちです。それでなんとかしなければ!と余計に思うように吹けなくなることもあります。
どうしても文章のみからの判断で、実際に吹いている所を見ないと的確なアドバイスは難しいのですが、よろしければ参考にしていただければと思います。
まず1番大切なことは、もう本番まであと少しなのでヘタに吹き方は変えない、ということです。ここまで練習してきた通りに本番でもできるようコンディションを維持することが大切です。焦って色々変えても失敗する可能性の方が大きいです。
なので今はは練習してきた力を本番でも発揮できるよう心がけることに集中して、唇を鍛えたり吹き方を改善するのは本番が終わって時間に余裕がある時にした方が絶対いいと思います。
しかし、いただいた質問の2に関しては一点だけ、すぐにできるアドバイスがありそうです。
おそらく耳が痛くなるほど先輩や先生に言われたことかもしれませんが、「今吸っている息をもう少し深く、たくさん吸って」吹いてみてはいかがでしょう。
この記事は唇のことに視点をおいて書いたものでして、息だけで高音は出せないという事を書いたものですが、やはり息のコントロールは大切な要素です。息(燃料というか栄養というか)がなければどうにもなりませんね。豊かな音が必要なら豊かな燃料なり栄養がなければガリガリですね^^
トランペットはとにかく音も大きく息も使う楽器ですので、吹いている時はテンションが上がってしまい冷静な判断ができなくなることもあります。(それがラッパ吹きというもの…)
とりあえず息を意識して多めに吸ってからソロを吹いてみてはいかがでしょうか?これは本番前にこそ意識してもらいたい事です。周りの人に「なんか音が良くなったねー!」と言われたら成功です。
どうかコロナに負けず頑張ってください。
明日からまた部活があるので、実践してみようと思います!
ありがとうございました。