雨って、ジメっとするし洗濯物が乾かないし、憂鬱な気分になるし。。
気分が乗らずダラダラと過ごし、ピアノの練習がはかどらないって人もいますよね?
そんな今日の練習曲は…ショパンの前奏曲「24の前奏曲 Op.28-15」。
雨なので、雨だれの前奏曲を弾いてみます!(ダジャレです!)
私ごとですが、私はとにかくピアノの練習嫌いで、譜面から入るのが特に苦手でした。
譜面をハイ!と渡されても、譜面からその曲を想像することが出来なかったのです。
背景がわからない曲は表現が難しく、弾いてもさっぱりとした感じになってしまい、コンクールの論評で「情感が足りない」と言われたこともあります。
ショパンの曲は特に、そういった情感的な部分を表現することが求められるので、技術面はもちろん、表現力もなければ弾きこなすのは難しいです。。
雨だれの前奏曲を知ろう!
そんな私に先生は、まず曲がどこで、どんな風に書かれたかを教えてくれました。音楽用語でいうところの「アナリーゼ」ってやつですね。
ショパンの雨だれの前奏曲は、ショパンが20歳代のころ、自身の病気の療養のため、スペインの地中海に浮かぶマジョルカ島へ恋人ジョルジュと滞在していた時に書かれた曲です。
その時のマジョルカ島は、日本でいうところの梅雨時期で、雨だれの前奏曲はショパンが降りやまない雨を、部屋の中で眺めながら書かれた曲といわれています。
ここからは、曲を聴きながらの方が分かりやすいと思います。
ショパン 雨だれの前奏曲の弾き方
さて、ここからは雨だれの前奏曲の弾き方についてです。
曲を聴くとわかりますが、曲の全体を通して、同一の音を弾く「連打」が多く使われています。
この連打が雨だれの前奏曲の特徴で、降りやまぬ雨を表しています。
連打は、同じ指で弾くのではなく2・3・4・3・2指と弾くのがベストです。
楽譜の強弱記号に気を付けながら、テンポがずれないように弾きます。
この弾き方をマスターすれば、雨粒感が立体的に表現できます。
曲の中盤(動画1:57~)からは、不協和音が続き、重苦しい雰囲気となります。
ここは暗い雲や遠くから聞こえる雷を意識して、少しおどろおどろしく、テヌート気味に弾いてもいいかもしれません。
雨粒が大きく、重くなっていることを表します。(動画3:30~)
そして最後(動画5:00~)は雨がまた弱くなり、
黒い雲から、明るい雲に変わっていく・・・
人によっては、雨があがったようなイメージを持つかもしれません。
私は、雨だれの前奏曲を弾くにあたり、実際のマジョルカ島の写真をみたり、外国の雨が降っている写真などをみて、「ショパンはこんな景色をみていたのかな?」
なんて、想像して弾いたりしていました。
雨だれの前奏曲は難しい?難易度は?
気になる雨だれの前奏曲の難易度ですが、テンポがゆっくりなので、技術的には、同じショパンのエチュード系(黒鍵のエチュード・革命のエチュード)や軍隊ポロネーズよりは簡単かと思います。
しかし、この曲の難しさは表現力にあり、その点では上記の3曲とは違う技術が求められます。
音を通して、雨の様子・雲の動き・ここは晴れ間が射して…と、
自分の中でストーリーを作りながら弾くと、繊細な情感が表現できると思います。
難易度は星5つで表現するとすれば、(私の独断ですが)
譜読み ★★★☆☆
技術力 ★★★☆☆
表現力 ★★★★★
といった感じでしょうか。
暗譜は曲自体が短いので、そんなに大変ではない印象です。
バイエルやツェルニーなどの練習曲で指の練習はできますが、ショパンの曲を弾くときは、表現面も大切になるので、まずはアナリーゼをして、ショパンの世界観に浸ってみましょう!
まさに、いま雨が降っていたとしたら、雨だれの前奏曲を聴きながら、窓から外を眺めてみてはどうでしょうか??
きっと、今まで気づけなかった雨の美しさに気が付くかもです!
まとめ
ショパンの雨だれの前奏曲は、決して難易度の高い曲ではありませんが、表現力が求められる作品です。美しく弾くためには、丁寧にアナリーゼを行い、ショパンを理解し、譜面の記号がどんな風景を表しているかを理解し、弾き方も気をつけましょう。
弱い雨はソフトで繊細なタッチ、強い雨は力強くややテヌート気味に、地面に打ち付ける雨をイメージして弾きます。
暗譜までマスターできれば、発表会やコンクールで十分に映える演奏ができると思います!
皆さまもぜひ、チャレンジしてみてくださいね♬
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