ピアノの発表会で着る大人用ドレスの選び方について!
演奏会に行く場合、どんな演奏を聴けるのかとてもわくわくしますよね!私は演奏以外にも衣装を見るというのも楽しみです。様々なデザインや色のドレスを見て、自分が次に買うドレスの参考にしています。

演奏会ではなく、発表会での衣装というと小さな女の子が淡いピンクや水色のひらひら、ふわふわのドレスを着ているというイメージがありますよね。私のピアノ教室の発表会でも可愛い衣装を皆さん着られています。

ピアノの発表会に出演される生徒さんはどのピアノ教室でも幼稚園児(保育園児)~小学校の高学年までの女の子が特に多いと思います。

この年齢の子たちはサイズがはっきりしているので130などの表示されているサイズから選ぶとだいたい合っていると思います。

中学生、高校生になると学校の制服で出られることもありますし、ドレスやワンピースを選ばれることももちろんあります。特に中学生の頃は、身長や体形によって大人用のものが着られる子もいれば、子供サイズの方が合う子もいるという微妙な時期です。

サイズの問題だけでなく、デザインや色の好みもはっきりとしてくると思います。

サイズ的には子供用のものが良くても、デザインが子供っぽいものは嫌など意志がはっきりしてくるため、学校の制服を選ぶ子や学校の制服に似たような感じの服装で出演する子が増えるのだと思います。(子供用のドレスよりも大人のドレスになると値段も高くなる場合が多いので親御さんの希望もあるのかもしれません。)

この様に発表会での服装は年齢によって様々です。特に大人用のドレスの場合は、色々な長さがありデザインも様々です。

今回は私がどのようにドレスを選んでいるかなどにもふれながら、発表会で着る大人用のドレスについて書いていきたいと思います。

なぜクラシックの演奏会ではロングドレスを着るのか

クラシックのピアノの演奏会に行ったことがある方はわかると思いますが、演奏する女性は足が隠れるロングドレスを着ていますよね。男性はスーツか上着を脱いだ状態というのが多いでしょうか。

ドレスの長さは色々あるのに、なぜ足首まで隠れるロングを選ぶのでしょう?これにはクラシック音楽がどのようにして発展して来たのが関係しているのではないかと私は思います。

現在の演奏会はお金を払えば誰でもチケットが手に入り聴きに行くことができますが、初めはそうではありませんでした。

その昔、クラシック音楽は誰もが聴けるというものではなく王侯貴族たちが家などで聴くものでした。音楽を演奏する音楽家たちは王侯貴族に仕えており、王侯貴族たちが好きな音楽を奏でていました。

一般には公開しない非公開の演奏会だったということですね。

現在のようにお金を払えば誰でも聴ける演奏会が始まったのは1672年で場所はロンドンだったようです。演奏会の金額はとても高額だったようで一般庶民が聴きにいけるものではなかったようですが現在のようなスタイルは17世紀後半から徐々に広がっていきました。

元々は王侯貴族のために演奏していたので、演奏者はきちんと正装をしなくてはいけなかったはずです。王侯貴族の皆さんの前で足を出すということは決して許されることではなかったでしょうから、ロングのデザインのものを着用していたものと思われます。

そのような経緯があるため、クラシックの場合は現在もロングドレスを着ているのではないのかなと推察します。

私個人としては足が全て隠れるくらいのロングドレスでなくても、別にいいのではないかなと思っています。私の場合、発表会の時はロングドレスを着ることもありますが、ひざ下くらいまでの長さのものを着ることが多いです。

発表会時には椅子や足台の高さの変更をするために舞台に上がったり下りたりをします。動きやすい格好でないといけないので、少し短めのものを着るか、パンツを着ることもあります。

やはりパンツの方が断然動きやすいです。本当は本番もパンツで弾きたいですが、舞台の上に上がった時にやはり華やかさがなくなってしまいますので、ドレスを着ることにしています。

楽器によってドレスのデザインは変えた方が良い

楽器によってドレスのデザインは変えた方が良い
楽器によってドレスのデザインを変えた方が良いのはどうしてだと思いますか?

もう少し細かく言うと、立って演奏するか座って演奏するかでデザインを変えた方が良いのではないかと私は感じています。

椅子に座って演奏するピアノの場合はパニエがたくさん入っているふわふわのドレスは座りにくいので向きません。このようなドレスだとペダルも踏みにくくなるかもしれませんし、弾いている途中に座っている位置を変えたり、重心を左右に少し傾けたりすることが難しくなると思います。

しかし、座る必要のない声楽の場合はパニエがたくさん入っているふわふわドレスの方がすっきりしたドレスよりも存在感があって素敵かもしれません。

このように演奏するときに座るのか立つのかでスカート部分のデザインを考える必要があります。他にも楽器を演奏する時に手をどのように動かすかによって、上半身のデザインも考えた方が良いと思います。

ドレスはどこで買うのか

ドレスはどこで買うのか
ドレスは値段が高いというイメージがあると思いますが、よく探せば安く手に入れることができます。

夜のお仕事をされている方々はドレスを着られていることが多いと思います。同じ衣装ばかり着るということはきっとないでしょうから、かなり多くの衣装を持っていらっしゃるのではないかと思います。

もちろん高額な衣装もあるでしょうが、日々のことですから値段の安い衣装もあるのではないかと思います。その方達が衣装を購入されるお店にはとても安くロングドレスを売っている場合があります。

音大を出たばかりの駆け出しの演奏家やたくさん衣装が必要な方たちなどはこのようなお店で購入する場合もあります。しかし舞台用の衣装として考えられたデザインではないので、肌の露出が多めな場合が多いです。

東京にはそのようなお店が結構あるようで、私も1着目のドレスは知り合いの人に勧められてそのようなお店で購入しました。舞台で使えそうなものを探すのは大変でしたが値段はとても安かったです。(はっきりした金額は覚えていませんが、直しなども込みで10000円しなかったと思います。)

やはり高いドレスの方が縫製はしっかりしていますし、安いものは高いものよりは長く着られないかもしれません。

値段が高いドレスにはそれなりの理由があって生地が良かったり、デザインが良かったりします。しかし、高いだけが良いという訳ではありません。

安いからとすぐに購入するのではなく、色々見比べてみてデザインが気に入ったものを買うようにしましょう。安くても自分が納得して買ったドレスなら堂々と着られると思いますし、ドレスを大事にできると思います。

他にもデパートの催事場でウェディング用のドレスを安く売っていることがたまにあります。

ウェディングドレスはさすがに舞台では着られませんが、カラードレスで長すぎない、重すぎないなど演奏の妨げにならない条件にあったドレスがあれば舞台用にできるかもしれません。

このようなドレスはパニエがかなり入っていたりするのでピアノ向きではないかもしれませんが、パニエを減らしたり、取ったりと直して使えそうなものも中にはあるかもしれません。

見に行ってみると様々なデザインのドレスを見ることができて楽しいですよ!

このようにドレスは様々な場所で買うことができますが、私は最近はデパートのフォーマル売り場で買うことが多いです。

フォーマル売り場だけでなく、デパートの中にはドレスだけを扱っているお店も割とあるので、探しておくと良いと思います。必要になってからお店を探すのでは中々良いものと出会えないと思います。

お店は先に見つけておいて、買わなくてもいいのでお店の近くに行くことがあればちょっと寄ってドレスを見てみるという行動をとっておくと、良いものに出会えるかもしれません。

私は背が低く、そのままのサイズだと大きいことが多いので、直してもらう必要があります。そのため必ず実店舗で買いますが、インターネットで購入するということもできます。

ピアノの発表会、演奏会用のドレスなどのキーワード入れて検索するとたくさん出てきます。

https://www.aimer.jp/stagedress/concept/
https://www.aimer.jp/stagedress/#collection

こちらは実店舗があり、インターネットで購入することも可能です。



演奏会で着る用のドレスは上の画像のように後ろが編み上げタイプになっているものも多くあります。紐を絞めてきつくしたり、緩めてゆったりさせたりできるのでサイズが多少あっていなくても調節が可能です。

インターネットで買う場合は試着することが出来ないので、このような自分で調節できるものを選んでおくと良いかなと思います。

万が一、合わなかった時に返品ができるのかなども確認してから購入するようにしましょう。こちらの都合で返品する場合、色んな条件が書かれている場合があったりします。

https://mgos.jp/shoppingguide/?name=return
※先ほどのお店のオンラインストアでの返品の条件です。

https://www.rakuten.co.jp/aimer-dress/info2.html
※楽天市場での条件です。

ステージ用のドレスはデザインや素材によって高額になってしまうことがあります。先ほどのお店は割と価格が高いものが多いですが、安いものも探せばあります。じっくりと時間をかけて納得できるデザインと価格のドレスを探されると後悔がないと思います。

https://lamuse-dress.jp/?mode=cate&csid=0&cbid=2355396&sort=n

ロングのものはひざくらいまでの長さのものよりも値段が高い場合が多い気がします。先ほども書きましたが、発表会では足が隠れるまでの長さにしなくても問題ないと思いますので、少し短めのもので探すというのもアリだと思います。

ここまでは購入する場合について書いてきましたが、1回しか着ないものを購入するのは嫌だという方もいらっしゃるかもしれません。

そのような方にはレンタルという方法があります。

ドレスだけでなくネックレスやボレロ、靴までレンタルできるものもあり、ドレスに合うネックレスやボレロをコーディネートしてくれるものもあります。便利ですね!サイズが合わなかったり、デザインが思っていた感じと違ったりした場合、変更してくれるところもあるようです。

https://onepiece-rental.net/
※足が隠れる程のロングドレスはありません。

https://dress-cons.com/products/list.php?item_id=10
※ロング丈もあり、ドレスのデザインを選択してから検索することができます。

ドレスの選び方

ドレスの選び方
演奏会の場合は足が見えないドレスが無難なのですが、先ほどから書いているように発表会の場合は足が完全に隠れるロングドレスにしなくても良いと思います。

しかし、ひざが見えるものは短すぎですのでひざがちゃんと隠れるくらいの長さはあった方が素敵だと私は思います。ロングよりもそのくらいが歩きにくさもなくて良いかもしれません。

ここからはドレスの長さ以外のことについて書いていきます。

ドレスの色について

弾く曲にあっていると感じるドレスの色を選ぶのが良いと言わることがあると思います。確かにその通りだと思いますが、それよりも大事なのは自分の肌の色顔色にあっている色を選ぶことだと私は思っています。

自分に合っている色がどんな色なのかを見分けるのは中々難しいのですが、実際に着てみて人に見てもらって意見を言ってもらうのが1番だと思います。

最近、自分に似合う服を見つけるために、質問に答えて自分自身の骨格を知ったり、似合う色味を知ったりする本がたくさん出ていますよね。購入して読んでみましたが、私には結局よくわかりませんでした。

自分の認識が本当に正しいのかよくわからないというのと、どのタイプにも当てはまっているような気がするためです。このタイプだなと決めつけてしまって、もしそのタイプではなかったとしたら似合わないものを買ってしまうことになります。

理論としてはとても素晴らしいと思いますが、素人が質問に答えて間違った診断を下してしまう可能性があるのではないかなと思うのです。プロに見てもらいたいですが、なかなかそうもいきません。

自分から見える自分と他人から見える自分はズレがある場合があります。好きな色が似合う色だったらとても良いのですが、そうとも限りません。

この問題を解決する方法はたくさん試着をして自分に似合うものを見つけるということだと思います。そして店員さんの意見も聞き、勧められたものはちゃんと試し、自分の好みだけにとらわれないことなのではないかなと思います。これはドレスだけに限らず、普段の服にも言えることだと思います。

私の場合、ドレスを買いに行って店員さんに勧められた色が深い色ばかりでした。何でこんな地味な色ばかり…と思いましたが、自分で選んだ明るいパステルカラーのものと着比べてみると確かに店員さんの言う通りでした。

顔写りが全然違う。私が選んだのは薄い水色だったのですが、店員さんが選んでくれたのは深~いグリーンでした。結局購入したのは店員さんに勧められた方でした。

グリーンのドレスを購入することを決めた後、その店員さんはこの色も似合うよとこれまた深~いパープルのドレスを持って来てくれて試着だけしてみてと私にドレスを渡して来ました。

この色はちょっと…と思いましたが、私に似合う色を探してくれた店員さんがせっかく言ってくれているので渡されたドレスを着てみると確かに良い。グリーンのドレスとちょっと迷ってしまったぐらい良かった!

自分のことってわかっているようで全然わかっていないんだなと感じた瞬間でした。そして、人に客観的に見てもらい、意見を言ってもらうということの大切さも学んだような気がします。

ドレスを見ているだけではわからなかったことが着てみるとよくわかりますし、他の人の目で見てもらって意見を言ってもらうと新しい発見があって面白いです。

赤と言っても1色ではなく、商品によって色味が少しずつ違います。その人の顔立ちなどによって黒っぽい赤が似合う人もいれば、鮮やかな赤が似合う人もいます。

試着をしてみてから買うというのが1番良いのですが、中々難しい場合もあると思いますので、赤、青、緑などのおおまかな色だけでなく、普段からどの色味が自分に合うのかということにも注目しておくと良いかもしれません。

ドレスのデザインについて

ピアノの場合、指先や手首だけでなく腕やひじも動かします。腕やひじは上下だけでなく左右にも動かします。場合によっては手を交差させなくてはいけないこともあります。そのような様々な弾き方をしたときに演奏の妨げになるようなデザインは避けなくてはいけません。

多くの方が袖のないデザインを選ばれるのにはそのような理由があるのではないかと思います。

その楽器特有の動きというものがそれぞれにあると思うので、演奏の妨げにならないドレス選びというのが大事になってくると思います。

ドレスを着慣れていないのなら着て歩く練習をしておこう

ドレスを着慣れていないのなら着て歩く練習をしておこう
ロングドレスや足が隠れる程のロングスカートは普段は着ないと思います。普段着ないものを着て本番を迎えるのは少し心配じゃないですか?

ロングドレスやロングスカートは正直歩きにくいです。普段着慣れていないものはやはり動きづらく感じるでしょうし、歩き方などが不自然になることがあります。

ドレスを着てきれいに着飾っていても歩き方がイマイチだったり、姿勢が悪かったりするととてもカッコ悪いです。

スカートの長さがそれ程長くないものでも高さのあるヒールの靴に慣れていないと歩きにくいと思います。本番の衣装を着て、靴も履いて歩く練習をするというのも大切です。

ロングドレスやロングスカートで歩くときのコツとしてはちょこちょこ歩くのではなく、歩幅を大きくすること、そして長いスカートを前へ少し蹴るようなイメージで歩くことです。

舞台の上を猫背で歩くと自信なさそうに見えてとてもカッコ悪いです。緊張していても、自信がなくてもちゃんと胸を張って颯爽と歩いて下さいね。

伴奏の場合はどのような服装が良いのか

ソロの場合は自分の判断で選べばいいのですが、伴奏のときにはどうしたらいいのでしょうか?

他の演奏者の方と全く同じ衣装をそろえる場合もありますし、色違いにする場合もあります。他にも上が白で下が黒というように色味だけ合わせることもあります。

いろんな場合がありますが、共通することは伴奏の場合はメインとなる演奏者よりも派手にならないようにするということです。

私の場合は伴奏の時はドレスではなく、黒のロングスカートを着ます。上は白だったり黒だったり、色を指定されることがあるのでそれに沿ったものを選びます。

黒のロングスカートはとても便利です。ソロの時にも使えますし、伴奏の時にも使えます。上の色を変えるだけで印象もガラッと変えることができるので1番使えるアイテムです。



足が全て隠れてしまう程の長さのものもあれば、少し短めのものもあります。デザインも広がっているものもあれば、広がらないもの、巻きスカートになっているものもあります。生地も様々なものがあります。

黒のロングスカートは広がっていないもので足が少し見えるものを選んでおけば、フォーマルな格好をしないといけない場合にも使い回すことができます。フォーマル売り場には黒のロングの上に合わせられるカットソーやジャケットのようなものが多く売られています。(これらはかなり大人っぽいデザインが多いので高校生などには向きません。)

黒のロングスカートはデザインによっては色々と使い回すことが可能ですし、特に流行があるわけでもないので、買って損はないと思います。

今回は発表会や演奏会で着るドレスについて書いてきましたが、いかがだったでしょうか?ドレスを選ぶ際に参考にして頂けると嬉しいです。

まとめ

◆ドレスの色は自分の肌の色、顔色にあっているものにする
◆デザインは演奏の妨げにならないもの
◆ピアノの場合、座りにくくなるためボリュームのあるスカートは向かない



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