ピアノをやってきた方にとって、鍵盤は何でも弾きこなせる自信がある方は多いのではないかと思います。でも、足さえ練習すれば、エレクトーンも簡単に弾けるし~♪・・と言うわけではありません。

とはいえ、鍵盤に慣れている方なら、ちょっとしたコツを覚えておくだけでエレクトーンを上手に弾きこなせるようになります!そのコツを何点か教えちゃいます!

■ 目次

エレクトーンの鍵盤について知っておこう


ピアノしか経験のない方がまずびっくりするのが鍵盤の重さです。(これは反対の場合にも言えますね!)ピアノに比べるとエレクトーンの鍵盤は遥かに軽く、物足りない感じがするのではないでしょうか。この軽さは慣れるのに少し時間がかかるかもしれませんね。

エレクトーンにはピアノと同じように鍵盤を叩く速さで音の大きさが変わる「イニシャルタッチ」と鍵盤を押し込むことで音の大きさが変わる「アフタータッチ」、そして鍵盤を揺らすことで音を揺らすことができる「ホリゾンタルタッチ」という3つの機能がプログラムされています。

この3つのタッチを弾きこなすことによって表情をつけて、曲が出来上がっていきます。

慣れないうちは値を多く入れすぎないようにしたほうが無難です。上級者向けの既成データはそれぞれの値がいつもより上がっている場合も。なんか弾きにくい・・・と思った時は、一度それぞれの音色の値を確認してみると良いですよ♪

「持続音」を練習しましょう

エレクトーンの醍醐味の一つに、様々な音色を出すことができるという点があります。

ピアノにはない「持続音」を持つ音色もたくさん入っています。例えばストリングスの音を出そうとすると、あなたが指を鍵盤から離すまで音が鳴り続けます!

持続音を弾きこなすのは、ピアノをやってきた方にとっては難しい部分にあたるのではないでしょうか。特にバラードなどのゆったりとした曲を弾く時は、より美しく、持続音の良さを生かすために音運びを丁寧にすることが大事です。

音と音が重なるくらい切れ目なく、メロディーをきちんと聞きながら歌うような気持ちで練習しましょう♪

ベースは見ずに練習して「弾く位置」を覚えて!右足も大事です!

エレクトーンを弾く時に一番苦労するのが「ベース」ではないでしょうか。

どうやったらそんなに足が動くの!?と言われることも多いのですが、慣れればできるようになります♪まずは、簡単な曲からゆっくり始めてほしいのですが、その時に、足元を見ないことを徹底してください!

間違えても気にしない♪見ずに弾くことで、どの位置に足がくると何の音になるのかだんだんわかってきますよ。慣れてきたら両足ベースにも挑戦してみてくださいね!(男の子は両足ベースをやりたくてレッスンを頑張る子が多いです笑)

ベースは左足で弾きますが、じゃあ右足は何をするのかと言うと、右足ではエクスプレッションペダルというペダルで全体の音量を調整したり、レジストを変更したり、リズムを始めたり止めたり、実はベースを弾く左足よりも忙しいかもしれません(笑)

特に音量を調整する役割はとても大事。曲に様々なニュアンスを付けるために、絶対に必要です。

難しいからやらなくていいか・・・と思っているといつまでたっても平面的な曲しか弾けないので、初めから右足のペダルを使うように意識しましょう!

また、5級以上の上級者向けの曲集では2ndエクスプレッションペダルを使用してベンドをかけることもあります。慣れないうちは難しい機能ですが、エレキギターなどのベンドを多く使用する楽器の音色を使う際は一気にかっこよさが増します♪

上級の曲を弾けるようになったらぜひチャレンジしてみてくださいね!

リズムに合わせよう!

エレクトーンでももちろんリズムに合わせずに弾く曲はたくさんありますが、どうせならリズムをかけて弾く曲をたくさん弾いてほしいです。

既成のデータはリズムが初めから組み込まれていて、それに合わせてレジストデータも勝手に動いて行ってくれるものが多いです。なので、あなたは本当に弾くだけでOKです♪

とはいえ、ピアノを弾く時とは違ってテンポを自分で揺らしたりすることができないので、テンポに遅れたりテンポより速くなったりしないように気をつけないといけません。リズムを聞きすぎると遅れてしまうので、レジストレーションメニューなどを見てテンポから遅れないように所々気をつけながら弾くと良いですよ♪

プロが作ったデータは本当にかっこよくて、初めて市販のデータを買って発表会に挑戦した生徒さんで、初めてリズムに合わせて大興奮!翌週から見違えるほど練習するようになった子がいました(笑)

様々なジャンルに挑戦!音楽の幅が広がります♪


ピアノ=クラシックのイメージがどうしても強いと思うのですが、エレクトーンではクラシックはもちろん、ジャズにロック、様々な民族音楽までレパートリーにすることができます!

こんな音が!?とびっくりするような音色もたくさん組み込まれていて、どんどん新しい可能性が広がります♪是非今まで聞いたことがないようなジャンルの曲にも挑戦してほしいなと思います!

エレクトーンならではの醍醐味を存分に味わってほしいなと思います!


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