子供になにか習い事をさせよう、と思った時に、ピアノと思っている親御さんも多いはず。
初めからピアノ教室へと行く場合はさておき、グループレッスンなどから入る場合、「楽器どれ買う?問題」にぶち当たります。

ピアノをやらせたいけど、住居事情でグランドピアノやアップライトピアノはちょっとというご家庭は非常に多いものです。
そんな私も、楽器どれ買う?問題で電子オルガンを選択した一人。当時のアパートは壁も薄くピアノなんてもってのほか!だったのです・・・。

でも実際何が違うのやらさっぱりですよね。一体何がどう違うのでしょうか。

■ 目次

電子オルガンとは・・・

みなさん、オルガンと聞いたらなんとなく想像がつくんじゃないでしょうか。
大きなパイプがいくつもついて、教会やコンサートホールにある楽器です。実際に聴かれたことがある方もいらっしゃると思いますが、あの響きと重厚感は鳥肌ものです。

電子オルガンというのはパイプはなく、電子的に音を出している鍵盤楽器です。もちろん楽器の中にもパイプは入っていません・・・。コンセント繋いだらすぐに音が出ます。
鍵盤が何段もあって、オルガンの音だけでなく、オーケストラや民族楽器など、いろいろな音を出すことができる楽器もたくさんあります。

ちなみに、小学校や幼稚園に昔あったオルガンは、電気オルガン。足で一生懸命ペダルを踏んで空気を送って、モーターを回して音を出します。先生はすごいですね・・・想像したら疲れちゃいますね。

エレクトーンは電子オルガン!

ヤマハ エレクトーン STAGEA mini ELB-01
実はエレクトーンは電子オルガンの一つです。
エレクトーンというのはヤマハの登録商標なんです。ヤマハが出している電子オルガンのことをエレクトーンと言います。

ヤマハ以外にも、河合楽器や、ローランドなど、独自の名前で電子オルガンを売り出している会社があります。
初めて聴く人はびっくりされる方が多いのですが、ほぼ一人オーケストラです!!ピコピコの電子音はもちろん、バイオリンやフルートの音、そしてリズムも出るので、聞いていて本当に楽しいです。ちなみに最新のエレクトーンにはこっそり人が入っているのか!?と思うようなかけ声などが入っています。演奏が楽しくなりそうです!

そして両手に足と演奏が難しそうに見えますが・・・それは練習あるのみ!です。私の場合は初めから家にエレクトーンしかなかったので、ピアノよりエレクトーンで弾くほうが楽でした。
機械が大好きな男の子には打ってつけのおもちゃ・・いや楽器ですね!笑

電子ピアノは何が違う??


電子ピアノはコンセントのついたピアノという感じですね。ピアノと同じようにペダルの数があり、鍵盤数はそれぞれ機種によっても違いますが、同じものも多いです。

電子ピアノの最大の特徴は、音量の調節ができる、というところではないでしょうか。

今はマンション暮らしの人も多いですし、ご近所の方とトラブルにならないように、ということで電子ピアノを買う人は多いようです。大人になってまた弾きたくてとりあえず値段が安い電子ピアノを買う、という方もいらっしゃいますね。学校やお仕事のあと、夜遅くでもヘッドホンを付けて練習すれば迷惑をかけずに済みますよね!

また、値段が安いから、子供が音楽教室を続けるかどうかわからないし、とりあえず電子ピアノを買う、という選択も・・・ちょっと悲しくなりますが・・・笑

機種にもよりますが、様々な音がでたり、リズムがついていたり、メトロノームが鳴ったり、練習するのに便利な機能がついている楽器もあります!気分転換に音を変えて弾いてみても楽しいかもしれません。

肝心の弾き心地は、ピアノとは違うけど、超絶技巧でも弾かない限りはいいかなという感じです。電子オルガンの滑らかな鍵盤とは違うピアノのような重さがあるので、ピアノの曲を練習するには電子オルガンではなく電子ピアノが向いています。

でも、子供さんが本格的にピアノの道に進むなら迷わずアップライトピアノやグランドピアノを買ってあげてくださいね。鍵盤はやはり全然違います。

まとめ

・電子オルガンは電子的に音を出している鍵盤楽器。コンセントをつないですぐに音がでる。
・エレクトーンはヤマハの電子オルガンのこと。
・電子ピアノは音量の調節ができるピアノ。

簡潔に書きましたが、違いはわかっていただけたでしょうか。
これから音楽を始めたい人、コンサートに行ってみようと思っている人、、是非違いを感じながら楽しんでみてくださいね。


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