疲労やストレスが溜まってくると、やっぱりクラシックを聴きたくなるんです。CM曲でクラシックが使われていると「あっ!ショパンだ」などと反応しちゃいます。あの某携帯会社が使う曲は何でもヒットすると言われていますが、今はクラシックのアノ曲使ってますよね。アノ曲をちょうどレッスンしている人だったら、学校でも披露してきっと鼻高々かな!?

現代では、普段からクラシックを聴く人は少なくなった感じですよね。ピアノの生徒でさえ、クラシックのCDを一枚も持っていないという人、実は・・大半なんです。楽器やさんまで行ってお金を出して買うという行為にめんどくさがってるんですよね。今は、You tubeで無料で聴ける時代ですから。良いのか悪いのか。(;´・ω・)

私の家ではクラシックはレコードで聴いていたんですが、そんな子供時代はなんとも贅沢だったんだなと今更ながら両親に感謝してます。レコードを聴くオーディオは、なくなってしまったけれど、レコードはあるので、いつかまたゆっくりとレコードでクラシックを聴く時間が持てたら良いな🎵

今回は、ピアノ発表会にもおすすめの、私が好きな子供向けのクラシック曲をご紹介します。

■ 目次

「メヌエット ト長調」バッハ

もう誰もが知っているお馴染みの曲ですが、可愛い曲で大好きです。家の電話の保留音にしている人が多かった気がします。「あっ、この曲は電話の曲だ」なんて生徒は言っていたくらい。今は携帯しか持っていない人も増えたから、聴いたことがない人も増えているのかな?

初級上くらいのレベルだったら、弾けますよ。習いたての人だったらちょっと難しいので、発表会に向けて3か月くらいかけて練習すればなんとか弾けるかな?

「メヌエット」という題名を付けている作曲家がいっぱいいるので、「今レッスンでメヌエット弾いているよ」と言われても「誰の曲?」となりそうですが、大体の人が、「メヌエット ト長調」じゃないかな?というくらいこの曲は有名ですよね。



「さらばピアノよ」ベートーヴェン


この題名何とかならないのかな~(;’∀’)と思っちゃうのは私だけではないはずです。とってもきれいな曲なのに、「なんでピアノとおさらばしなくちゃいけないの~!」と言いたいです。こんな題名なので、受験生で一旦ピアノをお休みしたりする生徒におすすめしてます。

そのまま高校生になってもおさらばしたまんまがほとんどですが。あっ、この曲を最後に弾かせるのがもしや、あだになってるのかな?いけない、いけない、やっぱりこの題名の怨念が強いんですね💦

題名は置いといて、メロディーとっても素敵なんですよ。途中で、なんだか全然違った曲に乗り移りますが、また正気に戻ってくれています。この切ないメロディーに惹かれるんですよね。中級レベルくらいだと演奏出来ますよ。



「ルーマニア民族舞曲 1.棒踊り2.飾り帯の踊り5.ルーマニア風ポルカ6.速い踊り」バルトーク

「劇的ビフォーアフター」という家を新しくリフォームする番組はきっと皆さん一度は見たことありますよね。もうその番組は終了してしまいましたが、ピアノ曲がたっくさん使われていて印象的な番組でした。

松谷卓さん作曲「匠/TAKUMI」も番組の中で一番流れていた心が洗われそうなメロディー曲なので、弾きたい人が増えたんじゃないかな?私もハマった一人で松谷卓さんの楽譜集も2冊買っちゃいましたよ。




「Chapter」という曲は、9小節という短い曲ですが、発表会に弾きたいという6年生の男の子がいてお客さんから笑いを取ったエピソードもあります。一瞬で終わるのかいと突っ込まれますよね(^^♪

ルーマニア民族舞曲は、1~6番までありますが、その中の全曲ではなく上記にあげた曲がおすすめです。舞曲は情景が思い浮かぶから楽しいですよね。ほんとにヤリなどを持ってエッホッホ🎵と踊っているのが目に浮かびます。

比較的速い曲ですが、自分が家を作った気分になりますよ。あらっ、どんだけ番組の影響が強いのかしら?テレビってすごい。この曲も中級レベル以上だと弾けますよ。



「メヌエット」ビゼー


またメヌエットという題名が出てきました。リストアップをしてみると、メヌエットという題名のものが多くて、自分でもびっくり。このビゼーのメヌエットは、お城の中でドレスを着て王子様と踊っている情景が思い浮かびます。高貴なイメージがする曲です。

中級レベルくらいで演奏出来ますよ。指使いを守らないとごっちゃごちゃになっちゃうので、指使いは簡単に弾けるための道しるべと思って、見落とさないようにね。



「ショパン風ワルツ」メリカント

ワルツというと「ズン・チャッ・チャッ」ですよね。ショパンのワルツ集は実はちょっと苦手なんです。どうも「ズン・チャッ・チャッ」に飽きちゃうんです。メロディーに寄るのかなとも思いますが、今回は中級くらいで弾けるメリカントの「ショパン風のワルツ」です。

哀愁漂う感じの半音階だらけのメロディーです。半音階に苦手意識があると、楽譜を見ただけで拒否るかもしれないけれど、半音階も指使いさえ覚えれば簡単なんですよ。基本は、1と3の指ばかりで半音がないところだけ2の指が出てくるだけ。半音階の指使いを覚えたら88鍵全部、指練習がてら弾けちゃうから楽しいです。



「スペイン舞曲」モシュコフスキー(連弾曲)


1~5番までは、ピアノソロ曲をご紹介しましたが、スペイン舞曲は連弾曲です。レベルは中級上~上級くらいでしょうか。結構難しいのですが、発表会で演奏したら、盛り上がりますよ。

プリモ側は、キラキラしている音色です。結構難しいので、自分なりに曲についてのイメージを考えて演奏するとすんなり演奏出来るんですよ。私のイメージは、わんちゃんを散歩させてるんだけど、いきなり走り出して逃げちゃって、待ってーと追いかけて原っぱで一緒に転げて遊ぶという感じかな?あなたがイメージする情景はどんなかな?



まとめ

①「メヌエット ト長調」バッハ
②「さらばピアノよ」ベートーヴェン(ベートーベン)
③「ルーマニア民族舞曲 1.棒踊り2.飾り帯の踊り5.ルーマニア風ポルカ6.速い踊り」バルトーク
④「メヌエット」ビゼー
⑤「ショパン風のワルツ」メリカント
⑥「スペイン舞曲」モシュコフスキー(連弾曲)

「この曲私も好き~」というのがリストアップされてましたか?だいたいが中級レベルくらいの人向けでしたけど、ピアノは何歳からでも始められる習い事だから、「この曲思い出があるから一曲だけでもマスターしたい」という意気込みでもがんばれますよ。



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