ちょっと敷居が高い・・・と思われがちなクラシックのコンサート。
初めての人にとっては未知の世界ですよね。
でも音楽はみんな楽しめるエンターテインメント!!
ルールさえ守れば映画やスポーツ観戦に行くのと同じように楽しめます!!

■ 目次

どんな服装で行ったらいいの?

まず引っかかるのがここ。クラシックのコンサートって正装で行かなくちゃいけないんじゃない?(汗)って思われてる方も多いと思いますが、ぜーんぜんそんなことない!!ジーパンで来てるおっちゃんもいれば、ワンピースのおねーさんもいます。

ただ、ほんの少しだけルールがあります。

あまりにジャラジャラしたアクセサリー、動くたびにカチャカチャ音が出てしまうような飾りのついた服などはNGです。純粋に音を楽しむために行く場所なので、演奏中に音楽以外の音を発していると白い目で無言の圧力をかけられます。
もちろん、お着物やスーツでビシっとキメて来られる方もいらっしゃいます。普段と違うオシャレに身を包んで音楽を楽しむのもオツですね。
私は仕事帰りにワンピースなどで行くことが多いです。

行く前にすべき事

全く知らない曲を90~120分聴くのはけっこう大変な事。交響曲などは1曲が30分ほどある曲も少なくないです。なので、1曲だけでもいいので当日までに数回聴いておきましょう。いわゆる予習。動画サイトでもCDでもいいです。こんな曲なのか~となんとなーく分かっていれば、生で聴くコンサートはよりいっそう感動できます。

当日配られるプログラムに曲の解説が載っていることも多々あります。誰がどんな時代に作った曲なのか、何を思って作られたのか、そして当日の演奏者やオーケストラについてのことなど・・・。時間が許せば開演より少し早めに行き、始まるまでに少しプログラムにも目を通しておきたいものです。

また、オペラ等は長いと3時間以上のとっても長丁場になる場合もあります。曲の予習と合わせて、どんなストーリーなのか事前にウィキペディアなどで物語を知っておきましょう。


やっちゃいけないこと

先ほども書いた通り、音を楽しむ場なので基本的に音の出るものはNG。
携帯はオフに(バイブレーション機能も静かなホール内では振動音がめっちゃくちゃ響き渡ります!)、アラームのついた時計、あとよく見受けられるのが咳を鎮めるためにバッグの中から取り出してキャンディーを取り出すカサカサ音!!

ご本人からしたら咳が気になってそれどころじゃないんでしょうけど、回りの人たちには咳より袋のカサカサゴソゴソが気になるので、どうしてもキャンディーが必要になりそうであればあらかじめサッと取り出せるように準備しておきましょう。
(ホール内は飲食厳禁ですがキャンディー程度ならOK)

ちなみに必ず休憩時間(たいてい10分~20分)が設けられてるので、大きいホールだとホワイエがありコーヒーやシャンパン、軽食などを休憩時間中に購入して楽しむことが出来ます。

そして難しいのが拍手のタイミング。クラシックには1曲の中に第1楽章第2楽章など小説で言えば何章みたいな区切りがあります。基本的に楽章間では拍手はしないので、どうしても曲の終わりがわからなければ回りに合わせましょう。感動したからと言って楽章間でワーっと拍手しちゃいけません。

眠くなったらどうしよう?

静かな音楽は夢へ誘う子守歌にしか聴こえなくなることがよくあります。
気持ちよくってうとうと・・・そう、しょっちゅうクラシックコンサート行く私のような人間でもそんな事はよくあるんです!席でウトウトしてしまうくらい素敵な音楽なんですから仕方ない!
というわけで、眠ってしまうのは悪いことでもなんでもないんです。

良くないのは眠ってしまって膝の上に置いていたパンフレットがザザーっと床に落ちちゃったり、イビキでご迷惑をかけたり。
席に付いたらパンフレットは一通り目を通して、カバンの中にしまっておきましょう。
(曲の途中でプログラムをペラペラめくったりするのも慎んだほうがいいですね)
誰かと一緒に行くならイビキかいてたら起こしてもらいましょう。

まとめ

色々タブーばかり書いちゃいましたが、

1. 服装はカジュアルでも余所行きでもOK
2. 事前に曲を何度か聴いておく
3. 音の出るものは極力ひかえる
4. 眠くなってもウトウトくらいなら大丈夫!!(落とすと音の出そうなものはカバンの中へ)

以上4つだけ心に留めておいていただけたら何にも怖くありません!!
クラシックも音楽のエンターテインメント。
小学生くらいの子供を連れた親子もよく見かけますし、デートで来られてる方々はとっても素敵だなぁと羨ましくなっちゃいます。ひとりでじっくり音楽に浸るのも素敵。
ぜひぜひクラシックの世界を楽しんでくださいね。


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