「金田一耕助シリーズ」4作品目の「黒猫亭事件」です。1作目にあたる「本陣殺人事件」の翌年(昭和22年)に発表されました。(単行本では「本陣殺人事件」に同時収録されています。)横溝正史と金田一耕助の対面から始まる、とても珍・・・
「文芸」の記事一覧(5 / 6ページ目)
金田一耕助シリーズ再ブーム到来!全巻読破の私が絶賛する「悪魔の手毬唄」
昭和30年代、推理小説ブームは安定期を迎え、同時に海外推理小説も流入し日本の推理小説は「てこ入れ」が必要とされる時期を迎えました。この作品は昭和32年に、「てこ入れ」の目玉作品として登場しました。横溝正史の小説家人生では・・・
横溝正史「三つ首塔」金田一シリーズ全巻読破の私が評価に苦労した作品!
横溝正史金田一耕助シリーズ「三つ首塔」は昭和30年に書き上げられた作品です。長く続くシリーズの中ではまだまだ初期段階にあたります。この作品は、ヒロインである「音禰(おとね)」の視線で進行します。以前取り上げた「夜歩く」と・・・
今ホットなミュージカル!初心者でも楽しめる私のオススメ5選☆
昨年度の映画界で、名だたる賞を総ナメにしたミュージカル作品「ラ・ラ・ランド」。 アカデミー賞作品賞こそ逃しましたが、監督賞、主演女優賞など6部門、ゴールデングローブ賞も7部門受賞しました。 シリアスな作品が好まれる賞レー・・・
金田一耕助シリーズ「人面瘡」は一味違う!横溝正史全巻読破の私が解説!
人面瘡(じんめんそう)とは、人間の顔をした腫瘍のことです。人の顔に見えるだけではなく、その腫瘍は人間のように言葉を発したりすると言われています。 人面瘡を題材にした作品は、横溝正史のものだけではありません。過去のもので有・・・
読むだけで演技が上手くなる!チェーホフ作「かもめ」のあらすじ
この「かもめ」という戯曲は、まさに演劇なんです! 初めて読んだ時はよく分からなかったのですが、役者として舞台に立つようになってから突然、読めるようになりました。 登場人物が(たくさん出てくるわけですが)みんなお喋りで、い・・・
大学生にオススメする洋書の選び方5つ☆苦手な英語が好きになる!
大学生になっても、英語は苦手。 困ったことに、ほとんどの大学で英語は必修科目なんですよね。 専門分野に足を踏み入れると、英語で読んだり書いたりは当たり前。 学会で英語で発表するなんてことも出てくるわけです。 苦手なままだ・・・
金田一シリーズ全巻読破の私的レビュー!映像で観る横溝正史「夜歩く」
昭和23年に発表された、横溝正史の金田一耕助シリーズ・「夜歩く」。 金田一耕助シリーズには「岡山編」と呼ばれる、岡山県を舞台に描かれた作品があります。 「本陣殺人事件」「八つ墓村」「獄門島」「悪魔の手毬唄」などが「岡山編・・・
ストーリーの苦手な私が劇作家!?裏ワザ的、演劇台本の書き方とは?
演劇の台本って、見たことありますか? 小説とは違って、真っ白いです。 余白が多いから。(びっしりとメモが書き加えられるまで) テーブルの上で光を反射します。 何が書かれているかというと、演劇の設計図です。 夢がありますよ・・・