フルートを習いだしてしばらくすると、「せっかくだから人前で演奏してみたい」と憧れることがあります。そんなときにいいきっかけとなるのが、楽器教室で定期的に開かれている「発表会」です。
発表会に出ることで、自分の音楽に磨きをかけることができるし、人に見られているいい緊張感を味わうこともできます。
そこで気になるのが「どんな服を着ていけばいいの?」という疑問です。私もはじめの発表会は、どうすればいいかよくわかりませんでした。
そこで、この記事では、私が発表会で気をつけたことや人から聞いた話をもとに、発表会にふさわしい服装についてお伝えしていきます。
■ 目次
知っていますか?実はフルートの音に影響する服装
ほとんどの場合は、「見た目」だけで選んでしまう服装。でもここは発表会です。見た目ばかりでなく、いい演奏ができなければいい服装の意味も薄れてしまいます。聞いた話によると、フルートの音は演奏者のある服装に若干の影響を受けるそうです。その影響がある服装とは、「生地の厚い服」。
ドレスなどでは問題ないと思いますが、男性のスーツや燕尾服、冬場に着がちなファーのついた服装など、音の響きを妨げることがあるみたいです。(かなり小さな影響ではありますが)。
フルートは楽器だけでなく、演奏者の体から音を響かせることで豊かな音が出る楽器です。ですので、薄めの生地の服装を選んだほうが音には影響しません。
「冬は寒いんじゃないか」と思う方もいるかもしれませんが、舞台の上は眩しいスポットライトが当たっているので、意外と暑いです。緊張もするので、寒さはさほど気にならないと思います。
それに加えて、大切なのが靴。女性だと人前に出るときに高いヒールの靴を履きがちですよね?
でも、重心が大切な楽器の演奏時には、普段より頑張って高いヒールを履きすぎて体の重心がずれると、お腹に力が入りにくくなったり呼吸が浅くなったりして、いつものような演奏ができなくなることがまれにあります。
発表会にオススメの服装
上に書いたことを踏まえると、以下のような服装が適していると思います。
・男性の場合
・厚すぎないスーツや燕尾服+ネクタイや蝶ネクタイ
・女性の場合
・ロングドレス
・結婚式の2次会に着ていくような少しおしゃれなワンピース
・シンプルな白ブラウス
・普段履いている上品な靴
色は好みです。舞台の壁の色は白やベージュであることが多いので、おしゃれをしたい場合は赤やエメラルドグリーン、オレンジ、ブルーなどが舞台に映えると思います。ラメ付きの服だと、舞台の明かりでラメがキラキラして綺麗です。
発表会の服装の入手方法
もちろんすでに持っているもので問題ありません。でも、「せっかくの発表会だからおしゃれをしたい」という場合は、レンタルやインターネットのサイトで買うことも可能です。ネットでは1万円以下でも素敵なドレスが売られています。
また、最近は便利なレンタルショップがたくさんあります。「高いドレスを買ってもどうせ一度しか着ないな」という場合はレンタルもいいかもしれません。洗濯の必要もなくて楽です。
たまにしかない発表会では自分が1番輝ける色のドレスに挑戦してみるとテンションが上がり、フルートの練習にも熱が入ると思います。
試着して、不具合がないか確認する
もし本番前に服を着られる場合は、着てから練習してみるのもよいです。思ったよりも動きにくい、靴のヒールが高すぎていつもと同じように楽器を吹けないという状況があるかもしれません。イメージがわかない場合は前の発表会の写真を見せてもらう
今まで記載したのは一般的な情報ですが、「自分の通っている教室の発表会はどうなの?」となることも少なくありません。そんなときは、先生に聞いてみましょう。可能であれば前の発表会の写真を見せてもらうことで、周りの人の服装に合わせることができます。
まとめ
フルート発表会でオススメの服装
・生地の厚い服、履きなれないヒールが高い靴は避ける。
・ロングドレスや結婚式の2次会くらいの少しおしゃれなワンピースが無難。
・本番前に服を着られる場合は、着てから演奏してみる。
・イメージがわかない場合は前の発表会の写真を見せてもらう。
私は自分の発表会のとき、もともと持っていた少しフォーマルなワンピースを着ていきました。大きな問題はなかったのですが、レンタルしたおしゃれなドレスを着ていた方もいらっしゃり、「私も年に1度の発表会くらいもう少しいい服を着ればよかった」と感じたことがあります。
発表会で大切なのはもちろんいい演奏です。でも、綺麗な服装はその演奏の気持ちを高めてくれる一つの要素になるのではないでしょうか?
ぜひ、お気に入りの発表会衣装を選んで、曲練習のモチベーションアップにも繋げてみてくださいね。