フルートを始めてすぐは、音を出すのに精一杯ですよね。ですが、その時期をぬけると、「さあ、曲を吹いてみましょう」という流れになります。

曲を演奏するために必要なのが「運指」。どの指を押さえるとどの音がなるのか、ということです。そして、それを覚えるために必要なのが「運指表」です。

学生のころ、リコーダーの練習をするときに、見たというかたも多いと思います。

でも、フルートはリコーダーと違ってキーの数が多く、運指表を見ても分かりにくいことって多くないですか?

私は、2年ぶりにフルートを弾いたときに分からない指使いがあり、久しぶりに運指表を見ました。するとその運指表がすごく分かりにくかったんです。

●○の印が多くてどの指でどのキーを押さえるのか、一瞬頭の中が混乱しました。

運指表を見て自分の指の位置を確認しながら曲を演奏しようとすると、何度も演奏をストップしなければなりません。ちょっと面倒です。そのストレスが嫌で、演奏を諦めてしまう方もいるかもしれません。

でもそれはもったいないです!

せっかくフルートを始めて音が出るようになったのだから、運指の問題も克服して、一曲でも多くの曲を演奏できるようになりたいですね。

というわけで、今回は、初心者におすすめの運指表の選び方と運指の覚え方について解説します。

まずは、指を置く場所を覚える

フルートの穴の数は指の本数10本よりも多いです。なので、まずはそれぞれの指をどのキーに置くのか、完璧に覚える必要があります。

これができないとあとで修正するのが難しいですが、だいたいの方がすぐ覚えられると思います。

指のポジションがわかったら、遊びながらキーを押さえてみて、どのキーを押さえるとどの穴が塞がるのか、確認してみるのもよいです。

運指表は、指番号で示してあるものがオススメ

ネット上で「フルート、運指表」と検索すれば、運指表は山ほど出て来ますし、一般的な教則本にも載っています。

ですが、私の経験で述べたように、●○で示してある運指表だと、印の数が多かったり記述が細かかったりしすぎて、印と指の位置を一致させるのに戸惑うことがあります。

そこでオススメなのが、「指番号」で運指を示しているものです。

ピアノなどの鍵盤楽器を演奏したことある方はイメージがつくと思います。
親指が1、人差し指が2…小指が5というものです。

指番号を使った運指表を見れば、番号の通りにキーを押さえればいいので、混乱することが少ないと思います。

こちらの運指表は、キーを押さえる位置を指番号で示してあります。
https://ssl.apollonmusic.com/kantan/flute3.html


その他の見やすい運指表

ネットならではの運指表として、出したい音符にカーソルを当てると、押さえるキーに色がつくタイプのものがあります。色で区別してあると、分かりやすいです。
 
例えば、こちらのヤマハの運指表のようなものがおすすめです。
https://www.yamaha.com/ja/musical_instrument_guide/flute/play/play002.html

やはり、大きくて見やすいものがベスト

楽器を演奏するのに、ストレスは抱えたくないですよね。

曲を演奏する前の段階で戸惑うのは時間がもったいない、ということで、運指表は、大きい絵で示してある見やすいものが一番よいと思います。

自分の見やすい運指表を隣に置いておくことで、わからない指使いをすぐに調べられ、曲の練習に移ることができます。


気に入った運指表を手に入れたら、いよいよそれを覚えていきましょう。オススメの練習の仕方を紹介します。

少ない音で吹ける曲から練習する

フルートの指使いはリコーダーと似ています。

右側から指を一つずつ離していけば「ドレミファソラシド」の音階は演奏できるのですが、初心者のうちは音を出すのが難しいです。

ですので、比較的音の出しやすい「ソラシ」の三つの音を使った曲から練習し、運指を覚えたら少しずつ音域のある曲に移っていくのがよいかと思います。

私が初めて演奏した曲は「メリーさんのひつじ」や「チャルメラ」でした。簡単な曲でも一曲演奏できると嬉しいものです。

ここから成功体験を増やしていきましょう。




こちらの動画では、フルート初心者の方が無理なく運指を覚えていくためにオススメの教則本の紹介がされています。 

まとめ

フルートの運指を覚えるためには、
1. まず指を置く場所を覚える。
2. 運指表は指番号を使っているものがオススメ。
3. そのほか、音符にカーソルを合わせると、押さえるキーに色がつくタイプも見やすい。
4. とにかく、運指表は大きくて見やすいものを選ぶ。
5. 練習するときは、少ない音で弾ける曲から始める。

フルートで曲を吹くためには避けては通れない「運指を覚える」という作業。

初めのころはなかなか覚えられずにイラっとすることもあるかもしれません。

私の経験上、運指を覚えるためにはやはり「回数をこなす」しかないと感じます。練習すれば誰でもできるようになります。

その練習がはかどるためには、先に述べたような使いやすい運指表に出会うことと、自然に運指を覚えていけることが大切です。

ぜひ、自分にとって使いやすい運指表を「相棒」にして、演奏できる曲を増やしていきましょう。