「2018年5月」の記事一覧

重症心身障害児への音楽療法~コミュニケーションのための即興も取り入れよう~  

重症心身障がい児とは、重度の肢体不自由と重度の知的障がいとが重複した状態にある子どものことをいいます。 そのような状態の子どもたちに対しても、音楽療法は有効なノンバーバルコミュニケーションの手段として活用できます。 重症・・・

リズミカルに!ハイドン『ソナタ第35番ハ長調第1楽章』の弾き方と難易度  

ハイドンの『ソナタ第35番ハ長調第1楽章』は、弾いていると不思議と気分が上がってくる楽しい雰囲気の作品です。 これは私個人の感想ですが、例えばつらいことがあったときにこの曲を弾くと、何というか、心のモヤモヤが良い意味でど・・・

6月の歌を使った音楽療法~高齢者うけする夏の歌で心のジメジメ対策を  

6月と言えば梅雨の時期だという地域も多いはず。 そこで真っ先に音楽療法のテーマにしたくなるのが『雨』です。 でも、梅雨の時期に雨の歌を歌うとなんだか気分もジメジメしそう。 そこで今回は、初夏を思い起こさせてくれる夏の歌を・・・

一度は弾いてみたい!モーツァルトのトルコ行進曲。難易度と弾き方を解説。  

「誰でも知っているクラシックを挙げてください。」 といわれたら、皆さんはどんな曲をあげますか? 私たちの生きている今よりはるか昔から、人々の間で親しまれ、奏で続けられてきたクラシックの名曲たち。 昔は主に王族、貴族のあい・・・

爆音の交響曲!ショスタコーヴィチの名曲、第7番「レニングラード」おすすめ名盤と解説。トランペット奏者、自分の音が聞こえなくなる?  

「今日は静かだ…」 ガレキだらけの荒涼とした街中を、いつもと違う静かな朝に不安を抱きながら人々がコンサートホールへと集まって来ました。半分の期待と半分の恐怖を抱きつつ… 1942年8月9日、人々はもう一年近く、連日の激し・・・

老人ホームでのセッション~音楽療法士が看護師にお願いする役割とは?  

音楽療法士が老人ホームでセッションを行う場合、他の職種の方と連携を図らなければならないことが多々あります。 看護師さんも、頼りにしたい職種の1つです。 では、音楽療法士がセッションに関して、看護師さんにお願いしておくとい・・・

メロディーを作り出す天才!モーツァルト「ピアノソナタ」難易度順~当時の装飾音符について  

モーツァルトのピアノソナタを弾いたことがありますか?ソナチネアルバムやソナタアルバムに数曲入っているので弾いたことがある方も多いかもしれませんね。 モーツァルトのピアノソナタで最も有名なのはトルコ行進曲つき(K.331)・・・

一音入魂!ショパン:ワルツ第3番(華麗なる円舞曲)の難易度と弾き方(Op.34-2イ短調)  

ショパンの『ワルツ第3番(華麗なる円舞曲)』、ワルツ集の前半に収められている珠玉の名曲です。この曲はショパンのワルツ集の中では比較的スローテンポで、静かで厳かな雰囲気の作品です。 そしてこの曲は弾けば弾くほど、独特な味わ・・・

リアリティオリエンテーションとは?認知症に効果的?音楽療法に活かせるの?  

リアリティオリエンテーションとは、見当識障害の症状のある方に対して行われるリハビリの一種です。 見当識訓練とも呼ばれています。 このリアリティオリエンテーションとは、いったいどのような訓練なのでしょうか? 音楽療法のセッ・・・

シューマンのトロイメライ。難易度と弾き方を解説。子供の頃の夢をみる。(子供の情景Op.15第7曲)  

子供のころ。 高校生って、大人だと思っていました。 子供のころ。 大人は何でも知っていると思っていました。 子供のころ。 もしかしたら今よりもっと単純に毎日を楽しんでいたかもしれませんし、けれど、今だったら笑い飛ばしてし・・・



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