「文芸」の記事一覧(2 / 6ページ目)

夢野久作『少女地獄』より「何んでも無い」のあらすじ・名言・感想~あなたはあなたのままでいい  

人は生きていくうえで、たくさんの仮面を使い分けながら生活しているといわれています。 たとえば、他人にいい人と思われたい人がつけている「偽善者」の仮面。 「この人が憎い」という憎悪を覆い隠すための仮面。 人を傷つけないよう・・・

夏目漱石『それから』あらすじ・名言・感想~すべてを失った先にあるのは、新たな出発?それとも…  

あなたは、友人と同じ人を好きになったことはありますか? その人を大切に想うがゆえに、「自分なんて…」と、自ら身を引いた経験はないでしょうか。 また、今まさに身を引こうと考えてはいませんか。 お恥ずかしい話ですが、私は身を・・・

中島敦『光と風と夢』あらすじ・名言・感想~知らない自分と出会える!  

皆さんは、日々の生活のなかで悩んでいることはありませんか? 毎日の生活の中で、たくさんある選択肢にがんじがらめになっている人、あの時こうしていればと後悔している人。 私も少し前までは、その一人でした。 でも、それは当然の・・・

【ピアニストランキング】日本と世界のおすすめ若手ピアニスト5人!  

クラシックの音楽番組はNHKでは多く放送されていますが、他の民放も全くないわけではありません。 クラシックの音楽番組としては世界一長い期間放送されているとしてギネス記録を持っている「題名のない音楽会」は司会者が変わるごと・・・

ボロディン「ダッタン人の踊り」名盤解説。CMや吹奏楽でも有名!トランペットのタンギングが速すぎて・・・そんなときはこれ!  

私の知り合いのある小学校の先生は、音楽の先生ではないのですが、非常に音楽の才能がある人でした。その学校にあった音楽クラブの発表会ためにボロディン作曲の「ダッタン人の踊り」を演奏することになり、元々あった鼓笛隊用の編曲版に・・・

一人芝居・会話劇・群像劇・練習にも。読書好きな私おすすめの演劇台本  

演劇の台本は読みにくい――。 小説にあるような情景描写は、ト書きとして最低限に書かれているだけで、細かな心理描写もなく、全てはセリフの内に表現されています。 人物の動きも、音楽も、照明も、大事なものは全て現場で作っていき・・・

「俳優」と「役者」の違いとは?言葉の起源から演技の基本を考える!~意味の自在性の底にあるもの~  

何気ない言葉のやり取りに、人間味はにじみ出るものです。 「――何を伝えようか?」 ではなくて、 「――どう伝えればいいかな?」 そんな風に感じたときから、言葉は広がりを持ち始めます。 例えば、私は自分のことを「役者」と呼・・・

集合住宅で起きた怪奇殺人事件!横溝正史・金田一シリーズ「白と黒」  

今回ご紹介する作品「白と黒」は、昭和35年の東京にある「日の出団地」で起きた怪奇殺人事件を描いた作品です。田舎の名家や豪奢な邸宅が登場することが多かった横溝作品の中で「団地」って、かなり珍しいシチュエーションですよね。 ・・・

瀬戸内海で起きた胸クソ事件!金田一耕助シリーズ「蜃気楼島の情熱」  

今回ご紹介するのは、金田一耕助シリーズの短編作品「蜃気楼島の情熱」という作品です。 舞台は岡山。瀬戸内海に面した町の宿で、金田一とパトロン・久保銀造が語り合うところから物語が始まります。 久保銀造氏は、金田一が若い頃アメ・・・



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