花バナナ の記事一覧


みなさん、こんにちは。フルート記事担当の、花バナナです。4歳からピアノを習っていたので、知らぬ間に音楽好きな大人になっていました。


私がフルートを始めたのは、社会人2年目のとき。楽器屋さんでスタッフに声をかけられて体験レッスンに参加したのがきっかけです。

実はそのとき、電子ピアノが欲しくてお店に行ったのですが、なぜか「フルート吹ける人っていいですよね〜憧れます」なんてスタッフに伝えたら、体験レッスンをすることになりました。

その結果、思ったより楽しかったので、休日の趣味としてフルートを習うのもいいかなーと思い、レッスンに通うことにしました。


実際、楽器のレッスン料も、楽器も、安いものではありません。人によっては、「高すぎる」と感じることでしょう。私も始めはそう思いました。

でも、先生の演奏技術や楽器屋さんの楽器を作るスキルを買っていると思えば、思ったより高価なものでもないかもしれません。それに加えて私が想像したのは、数十年後の自分です。

当時は社会人になってすぐだったため、稼いだお金も時間も全て自分のことに使える状況でした。でも数年経って家族ができたら、お金も時間も自分だけのために使えないと思ったんです。

そのとき、「習うのは今だ」と確信しました。

自分のことになんでも費やせる時期に楽器の基礎を習ったり、それなりの楽器を買ったりしていれば、数十年後にやりたいと思ったときに気軽に再開できる。今やらなければ、やらなかったことを後悔するかもしれない。

そう思い、フルートのレッスンに通うことを決めました。


わたしのフルートの先生はかわいらしい雰囲気で、見るからに優しい先生でした。もちろん音大卒。くりっとした目で綺麗な音色を奏でる姿は私の憧れでした。

練習し始めのころはなかなか綺麗な音が出ず、嫌になったこともありましたが、先生はうまく私が上手にできているポイントを見極めて指導してくださいました。


発表会は年に1回ありました。

人前で演奏するのは緊張しますよね。でも、その緊張感がいい音楽を生み出すための励みになったと思います。

発表会で楽しかったのは、ピアノ伴奏の先生と合わせることです。普段の練習は、1人で演奏して先生に聞いてもらうことが多かったのですが、人の演奏と息を合わせる音楽の一体感が好きでした。


フルートオーケストラにも数回参加しました。通常のオーケストラは50人を超える多くの演奏者の中でフルートパートはたった3〜4人です。かなり上手な演奏者でないと、オーケストラに入るのは難しいでしょう。

でも、フルートオーケストラは、オーケストラの全員がフルートパート。中には、ピッコロやアルトフルート、バスフルートもいますが、全体の2/3は普通のフルート奏者でした。

フルートのレベル別にパート分けがしてあり、当時初心者だった私でもどうにか吹けるパートがあったので、簡単なメロディーラインやハーモニーを吹いていました。

発表会でピアノの先生と合わせたときと同様、周りの人とひとつの音楽を作り上げるのは楽しかったです。音楽が終わった瞬間、会場全体に響いた音の余韻を聞くのがとても気持ちがよかったです。指揮に合わせて一斉に音を鳴らす瞬間も、鳥肌が立ちました。

私は音楽を聴くのも好きですが、奏でるのはもっと好きです。さらにうまくなって、いろいろな場面で演奏できるようになりたいです。


フルートを趣味にしてから、オーケストラ音楽を聴くのも好きになりました。

オーケストラの曲を聴きながら私がやるのが、「フルートの音だけを追って聞いいてみる」ということです。意識しているときもありますが、自然にやっているときもあります。

全体の曲の中で、どこにフルートの音が出てくるのか、フルートが奏でるのはどのメロディーなのか探しながら曲を聴きます。集中しすぎると曲全体を楽しめなくなるというデメリットはありますが、これは脳の活性化にもよい影響があると、ある脳科学の本に書いてありました。

これをやりながら、私はフルートの音色が好きなのだと再認識しました。ときには、小鳥のさえずりのようであり、また、曲によっては嬉しさが弾けたような明るさ、落ち着いた響きなど、様々な雰囲気を作れるのが楽器の、そしてフルートの魅力だと思います。


今後は、さらにフルートで合奏できる機会を増やしていきたいです。

私は、学生時代に合唱をやっていたのもあり誰かと一緒に音楽を奏でることが好きです。自分のスキルを磨いて他の人と一緒に演奏することで、もっとうまくなれるし、1人では得られない感動をつかむことができると思います。

楽器の手入れ、そして自分自身の健康メンテナンスをしっかりしながら、長くフルートと付き合っていける人生を目指したいです。

オーケストラ奏者による名曲解説と楽器の練習方法【記事一覧】  

アーバン 金管教則本 「輝く雪の歌による変奏曲」ヘ長調 アーバン金管教本「輝く雪の歌による変奏曲」吹き方と練習のコツ!トランペット奏者を目指す人の初めての超絶技巧曲!楽譜を丁寧に練習しよう!(「ビューティフルスノー」解説・・・

待ちに待ったフルート発表会!皆が知ってるおすすめの選曲5曲大集合!  

フルートを習い始めて憧れるのが発表会。 発表会で1番大切なのが「どの曲を演奏するのか」です。はじめての発表会であれば、何を演奏すればいいか戸惑うこともあるかと思います。 この記事では、私が実際に演奏した曲を含め、フルート・・・

待ちに待ったフルート発表会!フルート奏者にオススメの服装とは!?あの衣装は避けたほうがいい?  

フルートを習いだしてしばらくすると、「せっかくだから人前で演奏してみたい」と憧れることがあります。そんなときにいいきっかけとなるのが、楽器教室で定期的に開かれている「発表会」です。 発表会に出ることで、自分の音楽に磨きを・・・

フルートできれいな高音を出すために初心者が試したい練習法5選  

フルートの音って、可愛らしくてきれいですよね。特に、優しく響き渡る高音は聞いていてうっとりします。 でも、自分で芯のある透き通った高音を出すのって、はじめは難しいですよね。音がかすれたり、他の音と混じったなんともいえない・・・

フルートの音が映える、吹いても聞いても楽しめるソロ・ポップス7選  

みなさんがフルートを習っている理由はなんですか?それには、フルートをうまく演奏できるようになりたい、音楽を楽しみたいなどの目的があると思います。 楽器のレッスンって、うまくいかなくて大変なことも多いけど、楽しさがあってこ・・・

音楽好きな人みんなに聞いてほしい、フルートソロの名曲おすすめ5選  

みなさんがイメージするフルートの音のイメージってどんなものでしょうか? 女性らしい上品な音、伸びやかで透き通った音、小鳥のさえずりのように細やかで可愛らしい音。 そんなフルートらしい音も、これってフルートなの?と疑問に思・・・

社会人でフルートを習いはじめた私が抱えていた悩み3つとその解決方法  

あなたはどのようなきっかけで楽器をはじめましたか?学生時代の部活動や、周りの人の影響などいろいろなきっかけがあると思います。 私は、社会人になってたまたま楽器屋にいったときにスタッフに声をかけられたのをきっかけでフルート・・・

フルート初心者が独学で勉強するときに、頼りになる情報源5選  

「楽器を吹けるようになりたいなー」人生に一度はこんな憧れを抱いたことがある人も多いはず。 楽器を吹ける人は、綺麗でおしとやかで魅力的なイメージがありますよね。私もそういうイメージがあって、社会人になってからフルートを始め・・・

フルートのビブラートを演奏する上で、初心者の私が試した練習方法  

フルートを習い始めて数ヶ月。ほとんどの音の運指を覚え、ロングトーンも問題なくできるくらいのレベルになって、次に憧れるのが、「ビブラート」ではないでしょうか。 ただ音を伸ばすだけより、ビブラートをかけて少し振動したような音・・・



ページの先頭へ