「戯曲」の記事一覧

菊池寛『藤十郎の恋』あらすじ・名言・感想~偽りの愛の言葉、あなたは許すことができますか?  

まず「偽りの愛を許せるか」について。 私は、許すことはできません。自分の利益を求め、相手を傷つける行為を私は絶対許すことができません。 でも、それも人それぞれの考え方によるものなので、違う考え方の人もこの記事を読んで下さ・・・

一人芝居・会話劇・群像劇・練習にも。読書好きな私おすすめの演劇台本  

演劇の台本は読みにくい――。 小説にあるような情景描写は、ト書きとして最低限に書かれているだけで、細かな心理描写もなく、全てはセリフの内に表現されています。 人物の動きも、音楽も、照明も、大事なものは全て現場で作っていき・・・

「俳優」と「役者」の違いとは?言葉の起源から演技の基本を考える!~意味の自在性の底にあるもの~  

何気ない言葉のやり取りに、人間味はにじみ出るものです。 「――何を伝えようか?」 ではなくて、 「――どう伝えればいいかな?」 そんな風に感じたときから、言葉は広がりを持ち始めます。 例えば、私は自分のことを「役者」と呼・・・

学芸会におすすめ!宮沢賢治『猫の事務所』の朗読劇・演出のコツ  

演劇でもなく、朗読でもなく、朗読劇というものがあります。 小説や童話を探してきて、劇として仕立てなおすのです。 台本のように、設計図として書かれているわけではありませんので、文章のなかからヒントを見つけ出し、動きのあるも・・・

面白い台本が見つからない!小学生におすすめの朗読劇『猫の事務所』  

『猫の事務所』は、宮沢賢治の童話です。 演劇台本って、探してみるとなかなか見つからないもので、目当ての本があっても手に入らず、私もよく苦労をしています。 そんな時は、思い切って朗読劇をやってみるのはいかがでしょうか? 身・・・

物語が映画になる瞬間!脚本が書けない時に見たい、おすすめ作品2選  

良い脚本とはどんなものでしょうか? なかなか映画の脚本を見る機会はありませんよね。 私は、これまで役者として数々の舞台に立ってきましたので、文字だけで書かれた脚本が演劇として立ち上がる瞬間には居合わせているのですが、映画・・・

読むだけで演技が上手くなる!チェーホフ作「かもめ」のあらすじ  

この「かもめ」という戯曲は、まさに演劇なんです! 初めて読んだ時はよく分からなかったのですが、役者として舞台に立つようになってから突然、読めるようになりました。 登場人物が(たくさん出てくるわけですが)みんなお喋りで、い・・・



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