「ティンパニ」の記事一覧(2 / 3ページ目)

光彩表現の極地、ドビュッシーの交響詩「海」楽譜付き名曲解説。葛飾北斎との関係とは?トランペット奏者海の世界に吸い込まれる?  

北斎はヤバいです。 葛飾北斎といえばこの多数の手の平が覆いかぶさって来るような富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」で有名ですね。この波の絵、表現力も素晴らしいのですが、当時としては信じられないほど精緻な描写がなされているのです。・・・

爆音の交響曲!ショスタコーヴィチの名曲、第7番「レニングラード」おすすめ名盤と解説。トランペット奏者、自分の音が聞こえなくなる?  

「今日は静かだ…」 ガレキだらけの荒涼とした街中を、いつもと違う静かな朝に不安を抱きながら人々がコンサートホールへと集まって来ました。半分の期待と半分の恐怖を抱きつつ… 1942年8月9日、人々はもう一年近く、連日の激し・・・

シベリウスの名曲「交響曲第2番」名盤&トランペットの吹き方と難易度を解説。交響詩との違いとは。トランペット奏者演奏中に落ちそうになる?  

オレンジ色の夕焼けを背景に、まるで白鳥が戸惑いながら舞い降りてくるようなヴァイオリンの旋律から低弦楽器になだれ込み、そのまま霧の中に迷い込んだようなパッセージ。 その神秘的なパッセージに、白鳥が何かに呼びかけるような、静・・・

ボロディン「ダッタン人の踊り」名盤解説。CMや吹奏楽でも有名!トランペットのタンギングが速すぎて・・・そんなときはこれ!  

私の知り合いのある小学校の先生は、音楽の先生ではないのですが、非常に音楽の才能がある人でした。その学校にあった音楽クラブの発表会ためにボロディン作曲の「ダッタン人の踊り」を演奏することになり、元々あった鼓笛隊用の編曲版に・・・

合唱曲としても有名!モルダウ川の流れを奏でた名曲!スメタナの「モルダウ」を解説  

咽頭感染症、発疹に耳の閉塞。その作曲家を襲った健康被害は深刻でした。彼の両耳は次第に聴こえなくなり、音楽家なのにもかかわらず中途失聴者となってしまいます。健康状態が優れない上に妻との仲は険悪。彼は「もし私の病が不治のもの・・・

シベリウス交響詩『フィンランディア』をオーケストラ奏者が解説!氷の国フィンランドの熱い愛国心を表現した名曲!  

フィンランド大公国。それは1809年から1917年まで現在のフィンランドにあったロシア帝国に支配されていた小さな国家。ロシア帝国の支配下にありながらも、フィンランド人の中には強い愛国心が燃えたぎっていました。 フィンラン・・・

ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」名曲名盤解説!ナチュラルトランペットとナチュラルホルンの魅力・ベートーヴェン編「トランペットで旋律ができないなら伴奏を吹けばいいじゃない」→革命だッ!!フランス革命戦争とナポレオンの功績とは?  

クラシック音楽に全く興味のない人でも、誰か知っている作曲家は?と聞けば、ベートーヴェンの名前を一番に挙げる人が多いのではないでしょうか。世界中の誰もが知っている超有名作曲家ですね。ベートーヴェンは9曲の素晴らしい交響曲を・・・

時代を反映した作品!ショスタコーヴィチ交響曲第5番(革命)を解説!  

1936年のことです。ソヴィエト共産党機関紙である「プラウダ」にこんな批判文が載りました。「ショスタコーヴィチのオペラ『ムツェンスク郡のマクベス夫人』は音楽ではなく荒唐無稽」「ショスタコーヴィチのバレエ『明るい小川』は偽・・・

R・シュトラウス交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」名盤解説!ニーチェ先生の思想とは?トランペット奏者よ、度胸をみせろ!永劫回帰もドンと来い!  

「何か違うんスよねー」 交響詩「ツァラトゥストラはこう語った(ツァラトゥストラはかく語りき)」の金管楽器セクション練習の時、3番トランペット奏者が何か悩んでいるようです。どうしたのか尋ねると、誰もが思う素直な答えが返って・・・

生涯最後の交響曲!ベートーベン交響曲第9番第4楽章を解説します!(歓喜の歌、喜びの歌)  

若干16歳で母を亡くし、アルコール依存症の父親に代わりいくつもの仕事を掛け持ちした少年・・・。その少年は自分の死後、超有名作曲家として世界中でその名を知られる偉人になることを予想していたのでしょうか? その作曲家はあなた・・・



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