昔、10代の頃にこの曲を弾く機会があり、とても美しいものを感じる曲だなあと思った記憶があります。
ただ、その思いと同時にベートーベン作曲って書いてあるけど、なんだかベートーベンらしくない曲だなあなんて思ってもいました。
ともあれ、曲自体はとても素敵な曲なのでよく弾いていたものです(^^)

そのベートーベンらしくない…と感じた私の勘はどうやら当たっていたらしいです。(というかそう思っていた人は結構多いんじゃないかと思いますね(^^;;)

この「さらばピアノよ」は、現在ではベートーベンが作曲した曲ではなく、別人(誰が作ったかは判明していません)が作ったという説が主流になっているようです。

19世紀にロンドンのある出版社が、ベートーベンが作った最後のピアノ曲という触れ込みで売り出したという話もあるようです。
このことからも、当時からベートーベンという作曲家のネームバリューが、かなり価値があったということを伺い知ることができますよね♪

ベートーベン「さらばピアノよ」の難易度は?



全音ピアノピースの難易度によるとAランクに位置付けられています。
前々から気になってはいますが、個人的には何故Aランクになっているのかはよくわからないなあというのが、正直私の思うところです(^^;)
せめて、Bランクじゃないかしら?と思いませんか??

どちらかというと少しロマン派の雰囲気がするこの楽曲は、ロマン派っぽい音楽性も求められるんじゃないかなと私は思います。

では、Aランクじゃないなーと思う所以をこれから解説していきますね♪

右手で弾く2つの声部の音色に気を付けてみよう!


この「さらばピアノよ」は3声もしくは4声の形態で成り立っています。
主旋律のメロディーは、一番上の音符の棒がすべて上向きになっているところですね。
この楽譜で言いますと、(ト音記号の場所をたどってみてくださいね)

ラ、ラーソファー|ファソラーソ(ファ)♪

この部分になりますね(*^_^*)

まず、この主旋律のメロディーだけをとりだして、とにかくたくさん繰り返して練習をしてみてください。
そのメロディーを十分に覚え、記憶に残すことができそうなら、下のパートも同様に取り出して弾いてみましょう!

いきなり下のパート(音符の棒が全部下向きのラインをみてください)を上の主旋律パートと一緒に弾くと、初心者さんがよくやりがちなのですが(+_+)、同じ音の大きさで上のパートも下のパートも弾いてしまうため、主旋律のメロディーがどれなのか分からなくなる(+_+)という落とし穴にはまってしまうことになるので、要注意です。

だから、最初は主旋律のメロディーのみ、もしくは下の伴奏パートのみ取り出して弾くことをおススメしています。
もちろん、下の伴奏部分は小さく控えめに弾くようにしてみてください!

右手で両方のパートを一緒に弾くのは最初は慣れないかもしれませんが、たくさん反復練習すると徐々に慣れてきますので、ぜひ挑戦してみてくださいね!

そう、Aランクでこの感覚をつかめる人は、なかなかのセンスの持ち主だと思います。

どんなテンポ&ノリで弾きますか?

この「さらばピアノよ」は、個人的には幅広い年齢層や技術レベルの人が、その時の思いのままに表現できる曲なのかなと思っています。そういう意味では、おもしろい曲ですよね♪

テンポについて

まず、どのような速さで弾けばいいか?つまりは、テンポについてお話ししていきますね♪



↑例えば、こちらの動画は、先程挙げたピアニストの動画よりはテンポが遅めです。
でも一度聴いてみてください。
これはこれでとても素敵な演奏に聴こえませんか??
弾いている人のあたたかさが伝わってきそうですよね♪

テンポは、弾く人の心地よいと思ったその瞬間に委ねていけば、自ずと決まってきます。
ぜひ、あなたのしっくりと来るテンポを見つけてみてくださいね(^^)

ノリについて

どんな感じの速さで弾いても、基本的にはこの曲の持っているノリは同じだと考えてよいでしょう。

一拍目は気持ち長めにとり、ニ拍目、三拍目を軽くさっと弾き流します。文章で書くとこんな感じなのでしょうか。(ムズカシイですね(^^;))

(3拍子なので)
イーチ、ニ、サン、イーチ、ニ、サン、、、、

という感じでリズムを作ってみてください!

基本はこのノリで、後はテンポを自由に揺らして頂き(テンポを揺らすのは、難しかったら無理にする必要はありませんよ)、アナタのセンスで「さらばピアノよ」を奏でてみてくださいね。このノリも個人的には、やりようによってはレベルの高い演奏表現ができると思っています。

まとめ

1, 右手の二つの声部に気を付けてみよう!
2, テンポとノリについて考えてみよう!

今回、お伝えしたことは、アドバイスのほんの一部です。
たくさんの曲に触れたり、いろんなピアニストの演奏をよく聴いたりして、アナタらしい「さらばピアノよ」にして頂ければなと思います。

この記事をみたアナタが上達するように心から応援していますね。