音楽療法に興味があり、学校で学びたいと思ったときに気になるのは、どの様なことを勉強するのか、ということではないでしょうか?
せっかく入った学校でも、勉強の内容が難しいとついていけないだろうし、資格も取れなかったらどうしようと不安に感じるところもあるでしょう。
そんな方に、私が大学時代に学んだことや感じたことについてご紹介したいと思います。

大学入学までの流れ


私は高校生の頃、音楽療法の資格を取得するために、大学への進学を希望していました。

理由は、まだまだメジャーではない資格なので、4年制の大学で学ぶ方が、資格を活かした仕事に就けなかった際にも就職に有利になるだろうという高校時代の教師からのアドバイスがあったことと、自分自身が、4年間勉強したいと感じたからです。

私が希望していたのは、他に福祉や保育などを学ぶことができる総合大学の中にある、音楽療法を学べるコースへの進学でした。

入学試験は実技試験と筆記試験、小論文試験が行われました。

実技試験は、ピアノでモーツァルトのピアノソナタ K.545ハ長調(第1楽章)を演奏しました。

実技試験に関しては、任意の曲1曲を、何の楽器を使っても良いので演奏するという試験課題でした。

大学入学後の勉強内容


大学入学後は、音楽療法の歴史に始まり、実際に音楽療法の現場に立つ為に必要な、音楽療法の技術的な事を勉強しました。

歌を歌ったり、音楽療法の現場を想定して、クライエントの役に扮してセラピーを受けるといった授業もありました。

また、実際に高齢者施設や精神科のある病院へ実習におもむき、セラピーを行うこともありました。

その音楽療法に関する授業の他に、音楽に関する勉強もしました。

音楽に関する勉強は、ピアノや歌の実技の他に、ギターの演奏も必須でした。

また、ソルフェージュ、作曲、楽典などもカリキュラムに含まれていました。

変わった勉強内容としては、ダンスの授業がありました。
音楽療法では、音楽を身体で表現することでコミュニケーションをとることが、セラピスト・クライエントともにあるため、表現力を磨くという意味で取り入れられているということでした。

音楽以外の分野では、医学概論や福祉概論といった音楽療法にも関係する分野の基礎を学ぶことができました。

この盛りだくさんのカリキュラムの中で、私が最も苦労したのは、専攻していたピアノの実技に関する分野でした。

長年ピアノを習っていたとはいえ、練習嫌いでほとんどやってこなかった私は、大学入学当初一番下のレベルにいました。

その状態からのスタートで、その後も、授業について行くことに必死といった状態でした。

通常のピアノレッスン及び、課題の他に、音楽療法では必須となる移調奏や即興演奏の勉強をこなす事が大変で、課題をギリギリでクリアするような日々はとても辛かったです。

もう一つ学ばなければならない事は、外国語です。
英語の他に、さらに外国語を勉強する必要がありました。

英語に関しては、日本ではまだメジャーではない音楽療法の分野において、論文や参考書籍など、直接英語で読む機会も多く、必要だと説明されました。

大学を卒業することで得られた資格

4年間音楽療法を勉強し、無事に指定されたカリキュラムを修了した私が取得した資格は、音楽療法士1種資格と、認定音楽療法士(補)資格の認定試験を受ける事ができるという資格でした。

音楽療法士1種資格は、一定のカリキュラムを勉強できる大学を卒業していれば得られる資格で、私が卒業した大学はそれにあたるため、卒業と同時に取得することができました。

また、一方の認定音楽療法士(補)資格の認定試験を受ける事ができる資格というのは、卒業しただけで、その資格が得られるというわけではなく、認定試験を受ける為の権利を得ただけであったため、この認定試験を受け、音楽療法士(補)という資格を取得しました。

まとめ

1.音楽療法士を養成するための学校に入学するためには、筆記試験や面接、実技試験が行われている学校がほとんどです。
2.音楽療法士になるための勉強は、音楽療法の歴史をはじめとする音楽療法に関する知識のことから、音楽、医学、福祉に関すること、英語をはじめとする外国語と多岐にわたります。
3.資格取得の為のカリキュラムが組まれている大学では、卒業と同時に与えられる音楽療法士1種資格や認定音楽療法士(補)の試験を受けられる資格などを取得することができます。

音楽療法士になることを希望して大学に入学したものの、想像と違う勉強内容だったり、レベルについていけないなどの理由で、ドロップアウトしてしまう人もいます。
でも、せっかく入った学校なら、途中で諦めたくはありませんよね。
事前にカリキュラムの内容を調べ、自分に合った学校を探すことができるといいですね。