音楽療法を実際に体験したいと思っても、気になるのがその費用ですよね。
あまりに高額だと効果があっても続けられないものです。
今回は、音楽療法を受けるにはどのくらいの費用が必要なのかご紹介します。

子どもの音楽療法のセッション内容


子どもに対する音楽療法は、その子どもの障がいの状態や、その目的によって様々な形で行われます。

セッションの時間は、その子どもの集中力や体力に合わせて、30分であったり、1時間であったりします。

また、個人でセッションを行う場合もあれば、集団でセッションを行う場合もあります。
さらにこれらは、セッションの過程で変化することもあります。

セッションで行われることは楽器を使った即興演奏や歌唱などです。
打楽器やピアノ、声などを使って、一人一人の好みや気持ち、その人のペースに合わせた音楽を作り上げます。

その演奏の中で、子どもは、自分の表現を認められ、自分で選択し決定していくという経験を積み、自分に対する自信を強めていくのです。

セッションを行っていくことで、子どもは社会性や運動機能を伸ばしていくこともできます。

子どもの音楽療法の費用例

子どもに対する音楽療法にかかる費用は、どういった場所で音楽療法を受けるかによって大きく違うようです。

例えば、福祉施設で音楽療法を受けることができる場合があります。
ある児童発達支援多機能型事業所では自動発達支援事業、放課後等デイサービス事業、保育所等訪問支援事業として音楽療法のサービスを提供しています。

これらは、児童福祉法によって定められた事業です。
料金も決められていて、国や自治体の費用負担が受けられることから、1回につき700円から1,300円の費用負担となっています。

病院でも音楽療法を受けることができます。
ある小児科の病院では音楽を利用することで、情緒の安定や自己コントロールを促すという目的で音楽療法を行っています。
この病院では1回3,000円で音楽療法が受けられます。

また音楽教室が、ピアノコースやギターコースを設けているのと同じように、音楽療法コースを設けているといったパターンもあります。

ある音楽教室のピアノコースと比較してみると、ピアノコースは1回30分のレッスンが月に3回から4回あって月額7,236円なのに対して、音楽療法コースは1回30分のセッションが月2回で月額7,236円になっています。

老人の音楽療法の内容

老人に対する音楽療法はグループで行われる場合がほとんどです。

セッションの時間は、施設や病院側で決められた活動時間の範囲内で行うことが多く、30分から1時間程度で行われます。

セッションでは、若い頃に聞いたり歌ったりした曲を使用し、楽器演奏や歌唱を行います。
懐かしく感じる曲を利用することで脳の活性化を促し、歌唱や演奏活動行うことで身体機能の維持向上の効果を期待します。

老人の音楽療法の費用例

老人の音楽療法に関しては、福祉施設のレクリエーションの一環として行われる他、病院でのリハビリテーションの一環としても行われています。

福祉施設のレクリエーションの一環として行われる場合は、施設利用料に費用が含まれており、個人に費用負担が生じることは少ないです。

ただし、個人的に音楽療法を受けることを希望した場合には、所定の費用が発生します。

また音楽療法は保険適応外になりますので、病院で受けた場合も実費負担となります。

費用例として、あるリハビリテーション病院では、個人に対する外来での音楽療法を1セッション40分5,000円で提供しています。

この病院では、施設への音楽療法士の派遣も行っており、その料金は個人に行われるセッションが1セッション40分8,000円とされています。

まとめ

1.子どもの音楽療法のセッションは障がいの程度や目的に合わせて、様々な形で行われます。
2.子どもの音楽療法の費用例は、福祉施設だと700円から、一般の音楽教室などですと、7,000円を超える料金設定などがあります。
3.老人の音楽療法はグループセッションがほとんどです。昔の曲を使用し、脳や身体機能の活性化を促します。
4.老人の音楽療法の費用例は、レクリエーションの一環として、個人負担は0円で受けられるものから、40分8,000円というところまで、セッションを受ける形態や時間によって異なります。

音楽療法はまだまだマイナーなセラピーであり、料金についても、相場が決まっていないのが実状です。

音楽療法を受けてみたいと思った時には、体験セッションなどをうまく利用して、料金や内容に納得した上で始められると安心ですよね。