あなたはどのようなきっかけで楽器をはじめましたか?学生時代の部活動や、周りの人の影響などいろいろなきっかけがあると思います。

私は、社会人になってたまたま楽器屋にいったときにスタッフに声をかけられたのをきっかけでフルートをはじめました。

楽器を習うというのは、挑戦してみないとわからない大変さがあると思います。特に、社会人になって仕事をしながらフルートをするとなると、学生時代の部活動でやるのとは違うことで悩むのではないでしょうか?

そこでこの記事では、社会人になってからフルートを習う方が悩むであろうことについて、私なりの解決策を考えてみました。私自身もフルートを習いはじめたときは同じようなことで悩んでいたので、参考になれば嬉しいです。


■ 目次

悩み1.音がうまく出ない

フルートって、いくつかの音を出すことはできても、曲に出てくる全ての音をまんべんなく綺麗に奏でるのは難しいですよね。

それもそのはず、フルートはクラリネットなどのようにリードを震わせて音を出す楽器とは違い、自分の息を楽器に吹き込んで音を鳴らします。ですので、かなり肺活量がいる楽器だし、息のコントロールがとても大切です。

唇や頭部管とリッププレートの角度、唇の穴の大きさなどが適切でないときれいな音がなりません。

一番いいのは先生にみてもらうことですね。それが難しければ、自分で鏡を見たり、録音したり、またYouTubeなどで悩み別のアドバイスを見たりすると解決の手がかりが見つかると思います。
こちらの動画では、社会人向けの練習方法や、教則本が紹介されています。

悩み2.練習場所がない

楽器は毎日練習したほうが良いというのは、多くの人が知っていると思います。

学生時代に楽器をするとなれば、迷うことなく学校を使うことができます。しかし、家で練習すると音がもれるのが気になりますよね?私もアパートに住んでいたころは、練習する場所がなくて悩んでいました。

そんな時に私が利用していた場所は車の中、そして近所のカラオケです。車の中は狭いですが、場所に困って練習しないよりはいいと思います。

カラオケには一時期週2回くらい通っていました。1時間でもお金をかけて場所を借りているという意識があったので練習に身が入りました。念のために、カラオケの受付スタッフには楽器を練習してよいか毎回確認をしていました。

また、市の音楽室や文化センターなどの公共施設の音楽スタジオも練習するのによいそうです。一般的に1時間500円前後で借りられます。こちらも、お金を払ったからには練習しないともったいないといういい緊張感が生まれ、練習に集中できるとことは間違いないです。

公園や河川敷などの屋外で練習するのも悪くないですが、音の響きがわからず自分の音をよく聞き取れないため、練習の充実感やスキルアップには適さないかもしれません。

また、野外ということでほこりや湿気、突然の雨など、楽器に悪影響を及ぼすものもあります。ちょっと音を確認するくらいならよいですが、集中して練習するには室内が適しています。

悩み3.レッスンは必要か

楽器のレッスンって高いですよね。それで上達するのが分かればレッスンを受ける意義もわかりますが、なかなか上達が自分でわからないとなると、レッスンを続けるか迷うのもうなずけます。

楽器は、徐々に上達するのではなく、ある日コツがわかるとスッと突然できるようになることがあります。反対に、ある程度できることが増えてくると、いくら練習をしても上達が分かりにくい「停滞期」という時期がきます。

そのような中で、モチベーションとなるのは、始めに自分が楽器を習おうと思った意志や、高価な楽器を買ったことなどではないでしょうか?

今の状態がずっと続くわけはないと割り切って、地道に練習するのも1つの方法だと思います。

また、楽器のレッスンと一口に言ってもさまざまなタイプのものがあります。中でも便利なのは、「不定期のレッスン」です。

一般的な教室のように月何回と決まっているものではなく、レッスンを受けたい時に受けたいタイミングで受けられるものです。

こちらを活用すると、「1人で練習する→自分の課題を見つける→レッスンを受けてアドバイスをもらう→それができるように個人で練習する」というプロセスを踏むことができ、レッスンにかけるお金の無駄が少なくなると思います。

まとめ

フルートを習っている社会人がぶつかる悩みとその解決方法

悩み1.音がうまく出ない
先生にみてもらう。自分を客観的に見る方法(鏡を見る、録音する)を試す。またYouTubeなどで悩み別のアドバイスを見る。

悩み2.練習場所がない
カラオケや公共の音楽スタジオで、「これだけお金をかけているんだから練習しないと」といいプレッシャーをかけて練習する。

悩み3.レッスンは必要か
お金や時間で迷っているならば、「不定期のレッスン」を活用して自分の悩みがあるときだけ先生にアドバイスをもらう

楽器というのは奥が深いです。1つのことができるようになれば、また新たな課題が出てくるというのはよくあります。でもそれは楽器に限ったことではなく、仕事や他の趣味でも共通していることです。

せっかく誰もが挑戦するわけではないであろう「楽器を習う」という決意をしたのだから、人前で簡単な曲を演奏できるくらいのスキルを身に付けたいですよね。そこまでくれば、もっとモチベーションがあがって、さらに魅力的な音楽を奏でることができるはずです。


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