フルート教室に通い出して、または、独学でフルートを始めて、最初は運指を覚えたり、ロングトーンや教本にある練習曲をすることが多いですよね。でも、運指を覚えて来たら、次第に曲らしいものにチャレンジしてみたくなると思います。

今回は、フルートを始めて一年未満の方でも吹けるような曲を紹介します。

と、その前に、どのような曲がフルートでは吹きやすいのか

演奏する曲を決めるとき、ピアノと同じようにシャープやフラットのない、「ハ長調」の曲が吹きやすいと思いがちですよね。(ドレミファソラシドの音階)私も始めはそう思っていました。

でも、フルートを実際に吹いて見てわかったのが、ハ長調は、譜面上はシャープやフラットがなく簡単そうに見えるけど、フルートでは吹きやすくはないということです。なぜかというと、ドレミなど低音の音がなんども出てくるからです。

フルートは、低音域の音を出しにくく、指使いも複雑であるため、意外と、ソラシドくらいの音域のほうが指の動きが簡単で、息づかいも楽にできると思います。

それでは、どのような曲が吹きやすいのでしょうか?

リズミカルで楽しい雰囲気の「ト長調」

フルートの先生に「ディズニーの曲を吹いてみたい」と言って紹介してもらった、曲らしい曲(練習曲ではないという意味です)は、ト長調の「ミッキーマウスマーチ」です。レッスンに通い出して、1ヶ月すぎたあたりでこの曲を練習しました。

ファの音だけ#が付いています。ところどころ早いリズムが出て来ますが、誰でも知っている曲ですし、聞いていると元気が出ますよね。それまでのロングトーンの練習と比べると、一気に楽しくなりました。

フルートの上品さがよく似合う「へ長調」

フルートでシ♭の音を出すときは、通常左手の親指で押さえているキーの隣にある、ブリチアルディキーを使うと、簡単です。おしゃれな雰囲気の曲が、意外と簡単に吹けてしまいます。

へ長調で割と吹きやすい曲は、童謡「ふるさと」です。この曲も、誰でも知っているので、指使いがわかれば比較的楽に弾けると思います。音域が広いので、指使いをしっかり覚えた後の、レッスンを始めて半年前後の方におすすめです。

ここからは、調に関係なく、おすすめの練習曲をお伝えします。


そのほか、フルート初心者にオススメの曲

きらきら星

ハ長調でシャープやフラットがないので、譜読みが楽です。また、リズムが一定で演奏しやすいです。ピアノなどの経験があるかたは、おそらく演奏したことがあると思います。ドの音で楽器が不安定になりやすいので、そこを強化するのにいいかもしれません。

アマリリス

短い音がいくつも出て来ます。タンギングの練習にもってこいです。

エーデルワイス

長い音を綺麗に伸ばす練習に向いていると思います。メロディーラインが綺麗なので、一曲仕上げると達成感がありますし、割と初心者が演奏する曲としては長めなので体力がつきそうです。発表会で演奏するのもいいかもしれません。

星に願いを

ディズニー「ピノキオ」に出てくる曲です。ロマンチックなメロディーに誰でも引き込まれ、練習に身が入りそうです。オクターブの音の跳躍があり、息の吹き込み方の違いについて学べると思います。



こちらの動画では、この曲はレッスンを始めて半年くらいの方にオススメだと紹介されています。いい演奏をするには、やはりいい演奏を聞くことが大切だと思います。YouTubeなどにアップロードされている曲を聴いて、自分が吹きたい曲を選ぶのもよいですね。

威風堂々

私が「クラシックを演奏したい」と言った時に、先生におすすめされた曲です。CMなどでもおなじみのこの曲は、優雅で迫力がある曲ですよね。繰り返しの部分で、強弱など少し変化させて演奏すると、うまく聞こえると思います。

ジュピター

この曲も、重厚感があって演奏し甲斐があります。宇宙の広い世界をイメージしながら吹くと、表現力が身につきそうです。

まとめ


1. フルートではハ長調の曲が吹きやすいとは限らない。
2. リズミカルで楽しい雰囲気の「ト長調」、上品で優雅な「へ長調」など、シャープやフラットがあり、吹きにくそうに見えるが、フルートではそこまで難しくはない。
3. おすすめの曲
ミッキーマウスマーチ、ふるさと、きらきら星、アマリリス、エーデルワイス、星に願いを、威風堂々、ジュピター

フルートで吹ける曲と一口に言っても、いろいろなものがあります。フルートはピアノと同じ楽譜で演奏できるので、好きなピアノやカラオケの楽譜を持って来て、それに応じて吹くのもいいと思います。

大切なのは「楽しんで演奏する」ということです。レッスンに通っている場合は、先生にどのようなジャンルの曲を吹きたいか相談すると、現在のレベルに合わせた曲を紹介してもらえると思います。自分の吹きたい曲が吹けるようになったら嬉しいし、もっと練習したくなるはずです。

ぜひ、自分のフルートのレベルに合わせて、好きな曲の演奏に挑戦し、もっとフルートを楽しみましょう。